文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

SR400: 西伊豆を行く

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会社の体制が変わったので、今年から夏休みは無くなって有給休暇計画的付与となった。夏休みの期間は固定だが有給休暇で対応しろ、とのこと。なんてこった。法律で定められている有給休暇取得5日を強制消化させるためなんだと。そんなことしなくても有休消化してますけど。

少しスッキリしない夏休みだが休みは有効に利用しようということで、日曜日に西伊豆を走ってきた。

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早起きして4:30出発。5:00少し前に海老名SAに到着。吉野家で牛丼を頂く。吉野家は4:00から営業しているはずが、まん延防止策とやらで5:00から営業になったと。朝食を食べながら今日のルートを確認。ツーリングマップのアプリとGoogle Mapsを比較しながら、沼津ICで降りて海岸に出てとりあえず大瀬崎手前のコンビニまで走ることにする。ユピテルのカーナビに目的地をセットする。漢字変換しないと正しく設定できないのが面倒だが、Garminよりはずっと良い。

東名高速は日曜日とあって5時台でも交通量は多め。みなさん速度を上げて走っている。SR400号は80km/h巡航。色々と試したがこれぐらいが丁度良い。100km/hでは振動が大きすぎる。長距離高速はしんどいかもなあ。

沼津ICで降りて一般道を走る。沼津は信号が多いし交通量も多いので気を使う。路線バスも走り出した時間帯なので速度が上がらないが、のんびり走ることにする。ほどなく海が見えてきて、ツーリングっぽい雰囲気になってくる。クルマはそこそこ走っているかなあ。早朝から海水浴っぽい荷物を積んだクルマもチラホラ見える。どこまで行くんだろうか。

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大瀬崎手前のコンビニで休憩。西伊豆の時は毎回このコンビニに立ち寄っている。停めやすいし、トイレも広い。水分補給してから出発。次の目的地は松崎のコンビニ。R136と県道R59が交わるところ。R59を東に行けば山を登って西伊豆スカイラインに出られる。伊豆半島の西海岸線の道路はヘアピン続きで道幅も狭い。以前にど・ラスタ号で走った時はそんなに楽しい印象は無かった。Z4号で走った時も同様。シンドイなあというのが正直なところ。でもSR400号で走ると楽しい。ハンドリングしやすいからか、車重か軽いからか、車体が細いからか、なんの苦も無くヒラリヒラリと走り抜けてしまう。高速道路は苦手だが、こういう道は良いんだろうなあ。リッターSSだとどうなんだろう?路面は悪いので責められないしな。モタードとか良いのかもなあ。

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思ったより早く松崎のコンビニに到着。あっという間だった。このコンビニはバイクだけではなくてローディーの方々も休憩していることが多い。店の横が日陰になっているので休憩ポイントだったりする。一休みしつつ次の目的地をナビに設定。今日はあいあい岬まで西海岸線で行く。いつもは熱海、伊東、河津を経由した東海岸線だが、真夏は東海岸は大混雑なのであんまり行きたくない。ここからあいあい岬までは30kmぐらい。10:00過ぎには到着するだろう。この辺から海は全く見えなくて、ひたすら田舎の道を走る感じ。カーブもそれほどきつくないユルユルと走り続ける。一本道ではなく何箇所か交差点を曲がる箇所があるので、間違えると下田市街地に出てしまう。この辺はナビ任せなんだが、直射日光が画面に当たっていると全く見えない。やはり日除けは必要だな。後で余ったアルミ板で作ることにする。

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あいあい岬はバイクが5台程度、クルマが5台程度といつもより人が多い。夏休みの日曜日にガラガラでは営業できんわな。日差しは強いが心地よい感じ。眼下に見えるヒリゾ浜も盛況。シュノーケリングのスポットらしいが普通の海水浴客も多そう。船で渡してもらうため、飲み物とか売っているんだろうか。日陰も無さそうだしなあ。

11:00前に帰路に就く。ここから帰るには東海岸を行くか、伊豆スカイラインから箱根経由か、天城越えして伊豆縦貫道を経由して東名高速か。。カーナビは伊豆縦貫道を示している。どっちに行っても渋滞はあるだろうから、早い時間ならそれほど酷くは無いだろう。帰路は時間短縮のため伊豆縦貫道経由で行く。

これだと問題はお昼ごはんを食べる場所がほとんど無いことだ。このルートだとファミレスは修善寺まで無い。東海岸だと下田のジョナサンか河津のガストだが、東海岸は避けたい。前回同様に月ヶ瀬の道の駅で食べるかあ。ということで走り出す。

この時間ですでに帰路のクルマも増えているようで、交通量は多め。観光バスもあったりして、スローペースだったので月ヶ瀬道の駅まで少し時間がかかった。レストランもほぼ満席だたボッチ席があるのが嬉しいところ。券売機で注文して少しまったが、それなりにキチンと料理した豚丼を食べることが出来た。暑さも厳しくなってきたので、和てぬぐいを水に浸して首にかけておいた。これが良かったようで、体力も温存出来た様子。ただし、見た目が小綺麗ではないので、専用の首を冷やすタオルを買ったほうが良さそう。以前にも持っていたが、内部のジェルが漏れ出してすててしまった。

縦貫道を走り出して修善寺のあたりから渋滞が始まった。予想より早かったな。ユピテルのカーナビは低価格故にVICS対応なし。情報あれば修善寺から伊豆スカイラインに抜けても良かったなあ。でも、そっちも混んでいるんだろうけど。真夏の渋滞は空冷バイクには厳しい。最近取り付けた油温計は100℃以上になりつつある。走り出せば90℃まで下がるんだけどねえ。結局新東名IC手前まで渋滞は解消せず時間がかかった。新東名から東名に入り、足柄SAは混雑しているだろうから止めて鮎沢PAで休憩。首にかけた手ぬぐいの水分を補給して一休み。

今日は17:00ぐらいにYSPでオイル交換を予約している。YSPへ直行すると1時間以上早く到着してしまう。一度帰宅するとダラダラして動かなくなりそう。どこか日陰で冷房の効いた休憩する場所を探すかあ、と思いつつ走り出す。海老名SA手前から渋滞が始まりそうなので、たぶん先頭は大和トンネル、一番左側の車線を走って渋滞が始まる前に綾瀬ICで降りる。YSPに行く途中のコメダに入ろうとするが駐車場が満車で断念。最近出来た武蔵の森コーヒーに入ることが出来たので、アイスコーヒーとパンケーキでゆっくりと休憩。やっぱり冷房は良いねえ。

周囲の客は大学生風の人が多い。その人達から見ればこ汚いジジイに見えるんだろうなあ。バイクに乗っている年配の人は清潔感の無い人もいて、ちょっとイヤだなあと思う。ジャケットとかバッグとかブーツが排ガスとかブレーキダストで黒ずんでいることもあったりする。たぶん、自分もその一人なんだろう。せっかくSR400に乗っているのだから、小綺麗に乗りたいよねえ。安全面に妥協せず小綺麗に乗るにはどうするんだろうか。自分のブーツも汚れているので磨いておきたいところだ。メッシュジャケットも洗濯してみよう。

YSPとのお約束の時間が近づいてきた。会計済ませてYSPまで移動。YSPでバイクを預けてオイル交換をお願いした。フィルター交換は前回交換したので不要とのこと。このYSPで買った人はオイル交換の工賃は無料なので助かる。自分でやってみたい気もしてオイルやらショートパーツも注文しているのだが、無駄になってしまうかもなあ。まあ、それでも良いかあ。30分ほどでオイル交換完了。そういえば注文していたキャストホイールは随分先になるそうだ。バックオーダーには入っているとのこと。まあ気長に待つことにする。今のタイヤの交換時期までに入ると良いなあ。

SR400: グリップ交換

天気の良い週末には早朝からSR400号で走って10時前に帰宅、遅くとも昼前に帰宅する朝駆けツーリングをしている。気温が上る前に、道路が空いているうちに走りたいのだ。朝駆けツーリングは楽しい道だけ走って、そこまでの移動は高速使って時短している。原付き2種では出来ない遊び方だ。SR400号は高速道路が少し苦手。Big Single Engineなので結構振動する。足元の振動は仕方ないとしても手元の振動は気を使う。純正のSR400号のグリップは細め。というかバイクのグリップは概して細め。自分のクセだと思うのだがグリップが細いと力が入ってしまう、しっかり握らなければと力が入ってしまう。バイク乗る時に上半身は適度に脱力しているほうが良いとされる(反対に下半身はしっかりニーグリップ)。なので細いグリップは苦手なんだよねえ。

前置きが長かった。ということで、SR400号のグリップを交換することにした。交換したのはPOSHのタル型グリップ(ブラック)。

 SR400号の純正グリップはだいたい120[mm]ぐらいなので、上記のPOSH FAITHの型番010072でちょうど良い。これが左側。

f:id:ydf:20210723113257j:plainこれが右側。どちらも雑な測り方で申し訳ない。

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最初に純正グリップを外す。外し方は大きく分けて2つある。

一つは純正グリップを温存させるため、そのままの形状を保って外す。そのために、グリップをプライヤ等で引っ張って(壊れないように)隙間からパーツクリーナーをジャバジャバと吹き込んでグリグリと引っ張る。これはかなり大変な作業。引っ張るとハンドルが動いてしまって、なかなか力がかからない。

もう一つは純正グリップはもう捨てるので、バッサリとカッターで切り裂く。私は切って捨てました。正直、こんなに切る必要は無いです。カッターの刃をグリグリするとハンドルに傷が付くので、カッターは控えめにバッサリと切る。

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右側を外すとスロットルコーンが出てくる。このコーンの付け根に刀の鍔みたいな薄い丸い板がある。捨てずにそのままにしておく。スロットルコーンの端に出っ張りが4箇所あるので、ナイフで削り落としたほうがグリップが入りやすい。この写真は削り落とした後の写真。スロットルコーンに筋が入っているが、純正グリップの穴の内側にこの筋に合わせた溝がほってあって、ピッタリハマるようになっている。良く出来ている。

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左側を外すとハンドル本体が見えてくる。もちろん右側のスロットルコーンを外せばハンドル本体が見えてくるので、右側のグリップはスロットルコーン分だけ穴が大きい。このPOSHのグリップだと左は直径21[mm]だが右は直径24[mm]と穴が大きい。

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右側も左側も接着剤が付いているので、パーツクリーナーを付けてウエスでゴシゴシ擦る。接着剤が無くなったら新しいグリップを付けるのだが。。。

このグリップを付けるのが一苦労どころかかなり大変。面倒な人はショップに頼んだ方が良い。グリップの付け方をネットで漁ると色々と出てくるが、一番多いのが「パーツクリーナーを吹きかけてグリップを付ける」という方法。その他「鍋で煮て柔らかくする」「洗剤を付ける」「気合で押し込む」など様々。

そして一部のネットには書かれていたが「押し込む途中で止まってしまうと死ぬ」ということ。途中で止まったら、そこからもう一度グリップを外して(切り裂いたら新品がゴミに)、もう一度最初から付け直すことになる。

自分はネットで調べて一番多かった「パーツクリーナー」を試したが「途中で止まって死ぬ」を3回ほど体験しました。もう嫌(涙)。そのつらい経験からグリップを確実に取り付ける方法を会得できた。この方法ならば、たぶん、誰がやっても途中で止まらず、最後まで押し込めるはず。

※この方法は、取り付けるグリップが貫通タイプだと駄目です。

[1] グリップエンドに小さい穴があったら養生テープで塞ぎます(POSH社製には穴がある)

[2] 穴を塞ぐとグリップは小さなコップのようになるので、ここになみなみとパーツクリーナーを注ぎ込みます。目安はコップ半分ぐらい。※パーツクリーナーは凍るほど冷たい

[3] (注意: この作業は速攻で) ハンドル側にもパーツクリーナーをダブダブとふりかけます。滴るのでバイク本体にはウエス等で養生したほうが良い。

[4] [3]を速攻で済ませたら、即座に[2]でパーツクリーナーが半分入った状態のグリップを一気に押し込みます。もうパーツクリーナーがベロベロと溢れますが気にせず迷わず一気に。

パーツクリーナーでベロベロに溢れかえっているので相当硬いグリップでも一気に最後まで入るはず。パーツクリーナー自体は蒸発してしまうので溢れていても大きな問題にはならないはず。

その結果がこちら。グリップ端にある小さな穴を塞ぐのがポイント。

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ちなみに、これは駄目だったのは「シリコンスプレーを吹きかけて押し込む」方法で、このシリコンスプレーを大量に吹きかけて付けると、もう「スポーン!」と最後まで入ります。もう感動!何度も途中で止まって涙を流した後なので、なおのこと感動します。しかし、取り付け後にグルグルとグリップが回って、簡単に外れます。なのでシリコンスプレーは止めたほうが良い。

タル型グリップの使い心地は、高速道路など走っている時にグリップを握る力を少し抜いても手のひらと指に少し太いグリップが触れている感じになります。これが結構心地よい。特に(昔のバイクの乗り方の本に書いてあった)少し肘を外側に張り出して、両腕で輪を作るような姿勢、ハンドルを外側から握り込むような姿勢を取った時に、純正よりシックリくる気がする。

このタル型グリップには生ゴム色のがあって、それはカッコ良いのですが、SR400号の全体のバランスを考えると黒の方が良いような気がする。

ユピテルYPL526を防水ケースに入れてRAM MOUNT化

ユピテルYPL526がUSB電源で動作するようになったので、次はユピテルをバイクに設置するためのRAM MOUNT化が必要になる。ユピテル自体は防水性は無いので防水ケースに入れてケースをRAM MOUNT対応にする。

以前はAQUA BOXというお弁当箱のようなハードな防水ケースを使っていたのだが、防水性の安心感は高いが、その分大きくて邪魔だった。大きなど・ラスタ号で使っていたが、それでも邪魔だったな。今回はぴったりサイズのソフトケースにした。しかもRAM MOUNT化が容易なものを選択した。

 これをRAM MOUNT化するには以下のパーツが必要になる。

 コレとケースを固定するためのM4 x 15[mm] ~ 20[mm]の小皿ネジ+ナットが4セット必要。自分はナットはナイロンブッシュ入の緩み止めナットを使っている。

最初にケース内側の底面にある柔らかい布を剥がす。端の方からペリペリと剥がれるはず。粘着力は弱い。

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剥がすとネジが4本見えてくるので、この4本を外す。

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ネジを外すとプラスチックのプレートが外れる(写真がピンぼけだ)。

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外側から見るとこんな感じ。この辺の作りは雑な感じ。

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さっきのプラスチックプレートのネジ穴はRAM MOUNTと比べると小さいので、リーマー等で少しネジ穴を拡張しておく。

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これでM4 x 15[mm]の小皿ネジでRAM MOUNTを固定する。

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外側はこんな感じ。緩み止めナットを使っているので少しゴツい。20mmでも良かった。

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こう見ると、RAM MOUNTの隙間の防水性が心配になる。内側に薄いゴムでも貼ったほうが良いかも。

Garmin GPSMAP 64csxの後継としてユピテルYPL526

先日の勝沼から河口湖へのツーリングでGarmin GPSMAPのヘボさ加減に愛想が尽きて、ユピテルの5inchカーナビYPL526を買ってきた。1万円ちょっと。。。。

と、この流れはかつてど・ラスタ号にナビを付けていた時と同じだ。成長が無いね。

ユピテルYPL503siをRAM MOUNT AQUA BOXに入れた - 文書生活 : TEXT LIFE

この時はGarmin eTrex 30(英語版)を日本語化して利用していたが、あまりの操作性の悪さに耐えられなくなってユピテルを買ったのだった。そのユピテルも寿命が短くスグに壊れた。なので今回は質実剛健で操作性の良いGarmin GPSMAX 64csxを買ったのだった。が、ナビ性能がヘボ過ぎてストレスがたまるので、再びユピテルに戻ってきたのだった。

ユピテルの課題は耐久性。どこが壊れるかといえばmini B USBの電源コネクタ部分。なんで壊れるかといえば、こんな構造になっているから。

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電源コネクタ(USB)が出っ張っていて、防水ケースと若干干渉しており、バイク走行中にケースの振動がコネクタに伝わって、コネクタ部分が壊れたと想像している。

しかし、最新のユピテルはここが改善されていた。なので再びユピテルを買う気になったのだ。こんな感じにコネクタ部分が本体側にえぐれている。これならケースと干渉することは無い。ケースに入れなくても見た目がスッキリする。

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ただ残念な仕様変更があって、mini B USBで電源につないでいるとこ起動しない仕様となっている。mini B USB電源接続時は内部バッテリの充電のみだ。付属のシガーソケット電源のケーブルも端子はmini B USBなんだけどシガーソケット接続だと起動する。このカラクリは、付属の電源ケーブルはmini B USB端子の4番と5番がショートさせてあるらしい。以前はこんな仕様ではなかったので、バイクのUSB電源と直結すれば動作したのだが。

これを回避するには、

1) 本体側のUSB端子4番と5番をショート

2) mini USBケーブルの4番と5番をショート

が普通に考えられる対応なんだけど、ネットを漁ると別の対策が出てきた。

3) mini B USBホストケーブル + A to A USBケーブルで接続

これがホストケーブル。mini BがL字になっているホストケーブルはAmazonに発注したが届かないので、動作確認用にyodobashi.comで買ったホストケーブル。

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そして、これがA to A USBケーブル

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2つのUSBケーブルで接続すると、バイクのUSB電源でも動作する。しかし以前と同様に内蔵バッテリーが空っぽだと動作しないので注意が必要だ。

そしてこれらを収めるケースをRAM MOUNT化するのだが、それはまた別の記事で。

ZETA Ultra Light Crutch PERCHはSR400に使えるのか?

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Webikeで発注したらスグ届いてしまった。最近のWebikeは仕事早いね。

MEMO: ZETA Ultra Light Clutch PERCH - 文書生活 : TEXT LIFE

でも書いていたように、SR400号のクラッチが重いので軽くしようと買ってみた。お値段は約1万円。ZETAの他の商品よりは安い。そもそもショートリーチレバーだって8,000円ぐらいした。まあお勉強代だと思ってトライさせて頂く。今日は時間が無かったので、とりあえず開封して、サイズ感を見てみた。レバーが圧倒的に短いのでは?と懸念していたが、ショートリーチレバーと大差ない。指一本分ぐらい短いぐらい。実用上問題は無さそう。

しかし、一つ見落としがあって、というか良く見ろよ!と自分にツッコミいれたのだが、純正クラッチには「クラッチスイッチ」なるものが付いている。このPERCHには無い。これは困ったね。

クラッチスイッチは最近のバイクには付いているものが多いそうだ。その役割は、クラッチを切った状態 or ニュートラルに入った状態の場合にはセルモーターが回せる状態になる、というものだ。つまり、ギアが入った状態でセル回すと危険なので、クラッチスイッチがついている。

でも、SR400にはセルが無い。すると何故にクラッチスイッチがあるのかな?おそらくクラッチスイッチはECUにつながっているはずで、ログも取っているはずなので、jまあ、何かしらやっているのでしょう。たぶん、何もしてないと思うんだけどなあ。

クラッチスイッチが何もしていないと仮定すると、PERCHを使うための対策としては、純正のクラッチのハーネスを短絡させてしまう、常にクラッチが切れた状態にしてしまう、というもの。OFF系のバイクでは良くやる対策のようだ。そもそもPERCHもOFF系パーツだしね。でもSR400でやって大丈夫かね?ネットを漁っても情報は出てこないんだよねえ。YSPで聴いてみるか。。。「止めたほうが良い」と言うよなあ。でもPERCH使ってみたいなあ。PERCH持っていって、質問してみるか。ダメ元だよ。

ちなみにPERCHにするとデコンプレバーも無くなるので、エンジンに直接付けるタイプのデコンプレバーのキットが必要になる。それも買ってあるんだよねえ。

MEMO: ZETA Ultra Light Clutch PERCH

SR400のクラッチ重いなあと思っているのは、自分に握力が無いからだと思っていたが、どうやらSR400のクラッチは普通に重たいらしい。そうならそうと早く言ってくれよ。握力弱い自分を責めてたよ。嘘だけど。

クルマもバイクも、エンジンパワーが大きいとクラッチも重くなる。しかし昨今はクルマはATだし、最新バイクはアシストスリッパークラッチだったり、油圧クラッチだったりするから、リッターバイクなのでクラッチ重いというのは無いらしい。

対して我らがSR400号は設計が古いので、なんのクラッチにはなんのアシストも無く重い。しかも基本設計はXT500を流用しているのでクラッチは重いママ。それでもFI化した時にクラッチは比較的軽くなったとか。それでもクラッチは重いよねえ。

このクラッチを軽くするには色々と手段があるようで、ワイヤー交換、ワイヤーにグリスを入れる(ワイヤーインジェクターが必要)、レバーを交換、などなど。世の中には同じ課題を解決しようとアフターパーツが色々と出ている。

その中でSR400専用というのは殆ど無くて、昔々にボアエースというショップでZETA社製のオリジナルを出していたらしいが、今は入手不可能。それでもボアエースでZETA社製のクラッチレバーを売っているので、たぶんSR400に使えるのだろう。

ZETA クラッチレバー ZE43 | BORE-ACE ネットショップ

この型番"ZE43"というのは、ZETA社の言うところの、"ピボットパーチCP"というオフロードバイクというかモトクロス向けの商品のようだ。たぶん4フィンガータイプと思われる。

ZETA | DF_MOTO

https://www.dirtfreak.co.jp/moto/products/zeta/lever/pivot_perch_cp/all-image/ze43_1411.jpg

BMXもそうだが、モトクロス用のクラッチレバーは短いはず。小指と薬指でハンドル握って指2本でクラッチ操作すると思われる。自分の持ってるBMXもそんな感じ。指2本でSR400のクラッチが切れるのか?はちょっと疑問だよねえ。

そんあZETA社の新製品の"ULTRA LIGHT CLUTCH PERCH"という、その名の通り、クラッチ操作を軽くする汎用クラッチレバーが発売になった。お値段は先のクラッチレバーの半額以下。安い。その分、転倒時の可倒式レバーとかは省略されている。反面、ミラー取り付けネジ穴もあったりして、ストリートバイク用としては実用的。色合いも地味目でSR400向き。しかし画像で見る限りクラッチレバーが短いのが心配。それでも値段も安いので、挑戦してみるのも良いだろうと、Webikeで注文してみた。まだ発売してから日が浅いのでインプレッションなどは無い。YouTubeにも公式のぐらい。他にあるのはカタログで分かる範囲の情報のみ。部屋でYouTubeで紹介してどうするよ?せめてガレージでやってくれ。自分のバイクに取り付けなくても良いからさ。あぁ、私が取り付けてYouTubeにUPすれば良いのか。。。

- ZETA RACING -

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SR400にハンドルブレース付けてもハンドルの振動は減らない、逆に振動が増える

昨日は東名、圏央道、中央道を走った。早朝だったので空いていて快適に走れた。それは良かった。しかし、SR400は単気筒ということもあって、100km/hで走るとそれなりに車体が振動する。新東名で120km/hを出すとヤバいぐらいに振動する。当然ハンドルも振動するわけで、ハンドルが振動するとそれなりに疲れる。W400号は2気筒の割に振動が多く(KAWASAKIだし)結構疲れたが。今後、宿泊付きロングツーリングを考えているので、高速道路の移動の疲労は可能な限り減らしたい。

ハンドルの振動を減らすにはそもそもエンジンの振動を減らすのが先で、その意味ではパフォーマンスダンパーは納車時に装着済み。

それ以上にハンドルの振動を減らすには[1] ハンドルブレース付ける [2] バーエンドウェイト付ける [3] ハンドルバー交換 [4] ハンドルマウント交換 等の対策が考えられる。もう一つは [5] 柔らかいハンドルグリップに交換 という体感する振動を減らす手もある。

[2] バーエンドウェイトを付けるとハンドルがクイックになるケースもあるらしく却下。同様に[3][4]も影響大きそうなので避ける。[5]は別途検討の余地あり。すると残る選択肢は[1]ハンドルブレースを付けるになる。

Googleで"SR400 ハンドルブレース"と検索してもあんまり出てこない。付けている人が少ないのだろうか?大型ネイキッドとかで付けている人は多いが、クラシカルなSRには似合わないということか。高価なパーツではないので、とりあえず付けてみることにした。SR400専用のハンドルブレースは無かったので、汎用のブレースを探すが意外と商品が少なくて、おのずとコレになった。この極太は径7/8[inch]でSR400のハンドルバーと同径。色もメッキで見た目の違和感も少ないだろう。

 Webikeに在庫があったので注文して納品。早速付けてみた。取り付けはヘキサレンチが必要。取り付けは簡単。

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こんな感じの商品。ハンドルブレースの中には長さ調整式のもあるが、これは長さ固定で、ハンドルと固定する箇所の間の距離でXS/SS/M/Lとサイズが別れている。

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取り付けるとこんな雰囲気になる。雰囲気を壊さず、全体としてまとまっている。作りもしっかりしていてカッチリと固定される。

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別の角度から。SR400はハンドルにアクセサリ付ける場所が少ないので、ハンドルブレースつけてアクセサリ追加は良いかも。GoProとか付けやすそう。

 

早速、ハンドルブレースの効果を確認するために走ってみた。近所を走ってもわかりにくいだろうから、東名高速を少し走ってみることにした。自宅から綾瀬までの道中では、ハンドルブレースの効果は正直良くわからない。少なくとも振動は減ってない。細かい振動は減って大きな振動が残ったような気はする。しかしそれは、質量が増えたら固有振動数は下がるという理屈を知っているから、たぶん思い込みだと思われる。

綾瀬スマートICから東名下りに入る。回転数を上げて本線に合流する。振動はしている。減ってない。全然減ってない。海老名SAを過ぎて厚木ICも過ぎる。空いているので思ったような速度で走れる。80km/hから100km/hまで、他車の走行に影響しない範囲で走行速度というかエンジン回転数を変えながら、ハンドルから伝わる振動を確かめる。振動はしている。減ってはいない。というか、振幅が大きくなった気がする(笑)。両手の人差し指をハンドルから浮かすと、かなりプルプルしている。道路工事のコンパクタみたい(やったこと無いけど)。これは駄目かも。いや、昨日もこんな雰囲気だったか?いやいや。。。なんだかもう、腱鞘炎になりそうな勢いで振動している。なんだかエンジンの振動も激しいような、たぶん気のせいだと思うけど。。。

秦野中井ICで東名を降りることにして、IC近くのコンビニにバイクを停める。昼時で小腹が空いたので食料と水分を補給する。落ち着いたところで、ハンドルブレースを外すことにした。途中で増し締めするつもりで工具は持参している。取り付けより短時間でハンドルブレースを外して後部の工具箱に入れる。全体としてまとまっている。。。とか思ったが、無いほうが見た目が良い。

早速、走り出して秦野中井ICから再び東名に入り、来た道を戻る。回転数を上げて合流する。あれ?振動少ない!圧倒的にハンドルが振動しない(笑)。走りやすい(笑)。エンジンの振動もやっぱり少ない(笑)。これは。。。良い。

せっかく買ったハンドルブレースは無駄になったが、まあ勉強代だと思って諦める。SR400は絶妙なバランスで成り立っているのかもしれない。余計なパーツを付けないほうが良いのかも。SR400に限らず、他のバイク、最新のバイクもそうなんだろう。SR400も基本設計は古いが様々な箇所が改善されている。パーツも年代によって異なるし。

ただ、パフォーマンスダンパーは付けると明らかに良い状態になる。YSPでもオススメされたし。パフォーマンスダンパーは最初から組み込んでおいても良かったのでは?