大洗苫小牧フェリーの深夜便は夕方便とは違う。レストランが無いし、ラウンジも少ない。トレーニングルームも無いし、コインランドリーも無い。しかし夕方便のツーリストクラス(カプセルホテルのような)は深夜便の方が天井が高くて快適だ。大きな棚も使いやすい。ただしTVは無い。
4人部屋になっているが、私ともう一人で2名で使っていたので余裕があった。船が出港する前にお風呂に入る。お風呂の設備も必要最小限。冷水も無いし綿棒も無い。利用者が少ないので快適だが。この深夜便に何人乗っているのか不明だが、かなり少人数の気がする。バイクは10台以下だろう。
船が出港する前に寝てしまった。目が覚めたら石巻沖合を航行中だった。天候に恵まれて揺れも少ない。意外なほどエンジン音も聞こえない。エンジンの振動は大きめだと思う。
お腹が空いたので自販機コーナーに行く。食堂が無いので自販機が豊富なのかと思ったが予想以上に少ない。同じ食堂無し自販機のみの徳島行きフェリーはこの3倍ぐらい自販機があった。見ると多くの人が船に乗る前に食料を買い込んでいる様子。次回利用するときは見習いたい。
それでもお腹は減っているので自販機でカップヌードルを買ってたべる。朝ご飯には似合わないが仕方ない。食べている人は殆どいない。元は食堂だったのだろう。使われていない厨房らしき場所もあった。
食後は船の前の方にあるラウンジでKindleで本をよんだり、スマホでアニメを見ていた。2TBのSSDにアニメや映画を入れてきたので時間つぶしになる。先日買った「謎の彼女X」をずっと観ていた。主人公の声が声優っぽくないので最初は気になるが、徐々にこういう声優も良い感じがしてくる。良い作品だ。植芝理一先生の作品はとても好きだな。
甲板への出入りは比較的自由。何度か出てみたが陸地がよく見える気がする。昨年も同じ航路のはずだけど、ネットも良く入るし、GPSもキレイに取れている。基地局が新しくなったのかなあ。こちらは同じスマホなんだけど。
苫小牧到着は20時なので、ダラダラと時間を潰す。昼寝したり、本を読んだり、アニメ観たりと。何もすることがない。それがとても新鮮だ。最近は忙しかったからな。ただネットが入るので、ワイフや娘さんから頻繁に連絡が来る。仕事用のスマホは自宅に置いてきたので問題無いけど。
ダラダラしていたら苫小牧に到着した。予定通り20時になったらバイクを置いた甲板へ移動する。全て階段でエレベータ無し。バイクは10台も無い。クルマも少ない。今までは甲板は灼熱地獄だったが涼しい。強力は送風装置があるためなのか、台数が少ないからかは分からないけど、今までになく快適だ。待ち時間も短くフェリーを出でて苫小牧に上陸。20時過ぎなので真っ暗だし、建物が無いので余計に暗く感じる。
一番最初のコンビニで目的地を再確認する。今夜は安平に一泊するだけ。安平駅前のホテルなので駅前にコンビニぐらいあるだろうと思ったが全く何もなかった。来る途中にあったコンビニに引き返し夕飯を買い込む。セイコマで無かったのは残念だが、セイコマっぽい大きなおにぎりだがあったのが嬉しい。ホテルに戻りチェックインする。ペンションぽい作りでこじんまりとしてキレイだ。ビジホのようにコインランドリーが無いのが残念だが仕方ない。
明日は安平から函館まで長丁場。本格的な北海道ツーリングの始まり。