文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

九州Touring : 10日目

予定より早く6時に目が覚めた。Google Pixelのアラーム音が聞こえてくるのだ。自分が仕事に行く時にセットするアラーム音なので、身体が反応して目覚めてしまう。自分がセットしたアラームではなくて、たぶん少し離れた部屋から聞こえてくるのだと思う。隣だったらもっと大きく聴こえるはずだ。防音性の無さが証明されてしまった。

そのアラームの主は目覚めることなく、アラームは鳴り続けている。Googleのアラームは何分過ぎたら自動で止まるのか分からないが、結局20分間アラーム鳴り続けて消えた。アラームの主は根性が座っているのか?あるいは不在なのか?朝から迷惑極まりない。

朝ごはんは8時から9時までの1時間のみ。短い時間で食べたい人が食べることになる。なので開店の5分前から並んで1番で食べた。争奪戦では無いけど、もう少し余裕のある食事がしたいなあ。九州行のフェリーは全て定食形式でビュッフェは無し。北海道行のフェリーは食事はほぼ全てビュッフェ形式だったな。四国行のフェリーは食堂が無く自動販売機だけ。自販機のみの食事には工夫の余地があって、あれはあれで楽しかったな。

船外のデッキに出ようかと思ったら、強風のため閉鎖中だった。予定を変えて再び大浴場へ行く。この船には露天風呂があるので、船外デッキの代わりにと思ったが、強風で寒くてすぐに屋内風呂に戻った。海上の強風は寒すぎる。

船室で持ってきたタブレットで外付けSSDに入れてきたSPECを見始める。13年前の作品だが見ごたえがある。堤幸彦作品は大好きでTRICKSSDに入れてある。寝転がってSPECを見続ける。何度見ても面白いなあ。

ニノマエが公安の津田を拉致したところで、船内放送があり横須賀港に入港したとのこと。残りは自宅で観ることにして荷造りを始める。荷物の多くは洗濯ものなので、大した荷造り作業は無い。忘れ物が無いことを確認する方が大切だ。下船予定時刻の20時半の30分前に船室を出て、船内ロビーで待つ。スマホで「スキップとローファー」の続きを読む。SPECをずっと見ていたので、ポジティブなストーリーは安心感がある。おじいさんが読むコミックとも思えないが、面白いものは面白いのだ。

船内放送があり車両甲板に降りる。気温はそれほど高くないので助かる。四国や北海道のフェリーの車両甲板は高温多湿で死にそうだからな。既に21時近いというのも良い方に働いている。ほどなくゲートが開いて、一般の自動車から下船開始する。自動車の数が少ないので、すぐにバイクの順番になる。セルモーターが付いていると、すぐにエンジンスタートできるので不安は無い。しかしキックスタートだと少々不安だ。車両甲板は真っ平ではなく凸凹もあり、写真のように鎖が床面にある。一発でキックスタートしないと他のバイクにご迷惑がかかるので、予め空キック x 8回+エンジンインジケーターで「銀マーク」を出しておく。自分が知る限り、このやり方が一番キックスタートの成功率が高い。これでキックスタートで一発始動できた。良かった。

ゲートが開いて横須賀港の埠頭に降りる。外は生暖かい。ナビを自宅にセットして横横の横須賀ICを目指す。交通量も多いし車線も多い。色々と気を使いながら走る。ここで事故ったら九州ツーリングに傷がつく。横横に入っても慎重に走るが、追い越し車線を飛ぶようなスピードで飛ばすバイクが多数いる。同じフェリーに乗っていたバイクと思われる。リッターバイクは安定してスピードが出せるけど、制限速度80km/hの横横であの猛スピードは不要だろうなあ。

港南台ICで降りてテレテレと走って自宅ガレージに到着。今回も無事に帰宅出来た。良かった。ツーリングは無事に帰宅することが一番大事だから。