今日は九州滞在の最終日。23時過ぎのフェリーに乗る。それまでの時間の使い方が難しい。とりあえず今までのように早朝にホテル出発は無しにして、朝はホテルでのんびり過ごすことにする。チェックアウトは11時まで大丈夫だ。
いつもは一番に食べる朝食を8時半に頂く。昨夜食べ損ねた大分名物のだんご汁があったので頂く。あまり好みではない味だった。昨夜食べなくてよかった。だんご汁以外にも名物料理があったが鶏飯は美味しかった。部屋に戻り10時過ぎまで今日のルートを考えてみる。R210で湯布院まで北上し、そのまま安心院まで走り、少し高速に乗って国東半島を一周するルートにした。その先のルートは半島一周が終わったら考えることにした。
10時半過ぎにチェックアウトして出発。ホテルを出てガソリンスタンドで満タンにする。今日はガソリンを使い切ることは無いだろう。大分市街地を走りR210を目指す。大分市街地は整備されていて走りやすい。昨夜の繁華街もかなりキレイに出来ていた。大分は街のインフラが優れている。税収が多いのか、街作りに積極的なのか。ただ人は少ない。
R210から湯布院へのルートはツーリングマップルではオススメとはなっていない。交通量も多くロードサイドにお店も多い。信号もポツポツあって生活感のある普通の国道という感じ。大きい国道なので道の駅も複数ある。道の駅湯布院で休憩する。土曜日だからかバイクが多め。駐輪場の路面が微妙に傾いていて停め方に気を使った。道の駅らしいレストランや売店は無く、ひたすら地元野菜を売るスタイルで、JAの施設っぽい雰囲気だった。建物内も飲食禁止の場所あり、想定ユーザーは誰なのか疑問だ。
湯布院から安心院ICまでは広域農道の安心線湯布院線を走る。これはツーリングマップルでオススメされており、良い感じの快走路だった。走りやすいし、景色も良い。距離は短めですぐに東九州自動車道の安心院ICに到着してしまう。ここから高速にのり速見ICで降りると国東半島の南側の付け根になる。ここからR213を中心に国東半島を一周する。この辺でお腹が減ったのでコンビニで簡単な昼食。
国東半島の一周路にレストランはポツポツあるが営業している店は少ない。コンビニで食べておいて良かった。途中に大分空港もあり主要道路になっている。交通量は多めだが気楽に走れる感じで、なんとなく千葉の房総半島を思い出させる。途中に「昭和の町」という看板があったが気乗りせず素通りしてしまった。時間があるのだから見学しても良かったのだが。
国東半島一周が終わったところでコンビニで休憩しながら、今日の残りのルートを考える。Google Mapsを見ながらアレコレをアイデア出しする。展望台に関門海峡を観る、北九州のSR400専門バイクやCASCADAに行く、北九州のゼンリンミュージアムを見学、などなど。考えた末に訪問先の終了時間を考慮しなくて良い関門海峡の展望台に行ってみることにした。主に高速道路なので暗くなっても大丈夫だろう。
宇佐ICから東九州自動車道に入り北上する。既に日が暮れ始めて涼しくなってきている。九州の東側なので日暮れが早いと読んで、最初のPAで止まって防寒用の薄手フリースと貼るカイロを装備する。再び走り出すとあっという間に真っ暗になってしまった。気温も下がってくる。防寒対策しておいて良かった。このまま走ると展望台では関門海峡の夜景を見ることになる。海峡を夜景で見て楽しいのだろうか?と疑問が湧いてくる。
吉志PAで休憩しつつプランを再考する。次の新門司ICで降りれば新門司FTはすぐ。まだ18時過ぎなのでフェリー乗船の23時まで5時間はある。暗くなってからバイクで知らない土地を走るのは避けたい。考えた末に新門司FT近くのファミレスで時間をつぶすことにする。新門司ICで降りて新門司FTを通過して南下する。一番近いファミレスJoyfullに入る。駐車場を見るとバイクが数台停まっている。大きな荷物を積んでいるのでフェリーに乗るのだろう。自分と同じ考えなんだろうな。
ファミレスでハンバーグとポテトを食べつつ、ドリンクバーを飲みながら小説「ストロベリーナイト」を読む。
読みやすいのでドンドンと読み進む。結局21時ぐらいまでファミレスで読書してしまった。そろそろ飽きてきたので他の店に行くことにする。確か途中にコメダ珈琲があったはず。
駐車場にはまだバイクが停まっている。フェリーの時間までここで粘るのだろう。コメダ珈琲に行ってみると既に閉店。21時閉店だったのかも。調査不足だな。仕方ないのでフェリーターミナルに行く。既にバイクは10台ほど停まっている。自分も列の最後尾に並ぶ。
ターミナルの待合室に行き「ストロベリーナイト」の続きを読む。バイクの乗船の予定時間は23時20分だったので、23時にはバイクに戻る。するとすぐにバイクの乗船準備の放送が入る。予定を早めたらしい。
事前に用意したネームカードに乗船と船室の鍵のQRコードを入れてある。実は往路のフェリーではQRコードが上手く動作しなかった。どうやらQRコードが大きすぎかも?と思い、復路はQRコードを75%縮小コピーしてきた。これを折りたたんでネームカードに入れてある。乗船の案内があり、首からQR入りネームカードを下げてバイクで進む。途中でQRコードのチェックがあり、そこから乗船。係員の案内に従ってバイクを車両甲板に停める。復路はバイクの台数は同じぐらいだが、クルマが圧倒的に少ない。車両甲板はガラガラに近かった。北海道や四国のフェリーでは考えられない。
GlobeTrotterだけバイクから降ろして船室に向かう。75%縮小したQRは快適に認識された。読みは当たったな。船室は往路と同様の個室。防音性は全くないので隣の部屋の音が良く聴こえる。それでも鍵付き個室は快適だ。出港前に大浴場に向かう。既に満席に近かったが空きの洗い場を見つけてササっと身体を洗って浴槽に浸かる。ほっと一息ついていると、いつのまにか出港していた。サラバ九州。
部屋に戻り「ストロベリーナイト」の続きを読む。1時間ほどで読了してしまった。そのまま就寝。明日はずっと船内だ。