文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

バイクのナビの遍歴

過去にド・ラスタ号(Yahama Dragstar 400)にナビを付けていた。ナビ付きのバイクに乗ると、無しではシンドい。特に土地勘のない長距離ツーリングでは必ず道に迷うのでナビは必須。ナビがある方が疲れない。

最近はバイク専用ナビも増えてきたが、相変わらず高額だ。新しく来るSR400は発電容量が少なめで(グリップヒーターも公式ではNG)、かつハンドル周りにゴテゴテとナビをつけるのも似合わなそうなので、バイク専用ナビを積むのに躊躇している。

過去にはクルマ用ナビやOutdoor用GPSを流用していたが、どれも良い点悪い点があった。

SONY Nav-U NV-U37

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バイクに似合う小さいサイズ(バイクに5inchは大きく感じる)、防水性能、ソニー製の優れたUI、GPS性能とスペック的には最高。自転車装着オプションもあったが弱い感じだったので、RAM MOUNT化して使っていた。使い勝手も良かった。直射日光で画面が見えないことは多かったが。

しかし2ヶ月で壊れた。あっという間だったな。横浜新道を走っていたら反応しなくなって、下りの戸塚PAで電源ON/OFFなどしたが無反応。即死だった。振動が悪かったのだろう。クルマ用のをバイクに直接RAM MOUNTしたので、バイクの振動に耐えられなかったのだろう。ド・ラスタ号は振動少ないと思うのだが、こう思うのはバイク乗りがアタマオカシイからで、普通に振動は酷い。

Garmin eTrex 30

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耐振動性の弱さを課題として選んだのが、質実剛健Garmin製Outdoor用GPS。カラーで地図表示も出来る(当時としては)素晴らしいスペック。画面は小さめだが、バイク乗っている時には画面はほとんど見ない。本来ならばeTrex 30Jという最初から日本語化された日本版機種と別売の日本道路地図データ(2万円)を買うべきだが、価格が高いのと自力で日本地図installできるという危ういネット情報に踊らされて安いUS版(3万円以下)を買った。マウントは安心のRAM MOUNT。

地図データはOpen Street Mapなど色々と試したが、結局日本道路地図データは購入した。データはそこそこ満足したが、eTrex 30はタッチパネルではなく画面右上の小さなJoy Stickですべてを操作する。これが非常に使いにくいというか、全く使い物にならない。ナビモードでも交差点で右/左の表示は無くルート表示のみ。リルートはするのでテキトーに走っても目的に到着する。バイク用ナビの必要最小限という感じ。でも質実剛健はところは好きだった。

ユピテルYPL503si

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eTrexの使い勝手の悪さに耐えられず、半年ほどでユピテルの激安ナビに変更。9,000円ほどなのでツーリングマップル全冊買うより安い、とかいう非論理的理由で購入。USB電源で動くのでタンクバッグにでも入れるかと思ったが、RAM MOUNTにお弁当箱のような透明防水ボックスがあったのでそいつに防振材を大量に詰め込んでユピテルを設置。画面部分の透明ビニール越しにタッチ操作するのがシンドいし、大きいサイズになったのでブサイクではあったが、ナビとして不満は無し。クルマ用ナビだし。音量大きめにしておくとヘルメットしててもなんとか聞こえた。

しかしコレも1年ぐらいで壊れてしまった。本体の電源コネクタ部分が振動で接触不良となって、その後通電しなくなった。やっぱり耐振動性が弱いよねえ。仕方ないけど。

 

ここまで読んで「何故にスマホナビの話が出てこない?」と思うだろ。2012年はまだスマホが普及し始めた頃でスマホが貴重品だった。自分がiPhone 4を手に入れたのが2010年春。iPhoneがイヤになって、SIM Free Android HTC-Oneを買うために発売日に台北に飛んだのが2012年春。MVNOが出始めたのもこの頃。2012/09にiPhone5が発売。通信量も高かった。

今なら選択肢としてスマホナビが出てくるだろうが、耐振動性の弱さを考えるとスマホは難しいかもな。古いスマホをナビに流用するのはアリかも。