文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

ユピテルナビにサンバイザー自作

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バイクで知らない道を走る時にはナビがあると便利だ。最近はスマホをハンドルに固定してスマホでナビする人が主流だが、ナビ専用機には一日の長がある。もちろんバク専用のナビ機が最適なんだけど、地図が古かったり高価だったりして、なかなか手を出すのが難しい。なので安価なクルマ用のユピテルを流用している。

Garmin GPSMAP 64csxの後継としてユピテルYPL526 - 文書生活 : TEXT LIFE

ユピテルYPL526を防水ケースに入れてRAM MOUNT化 - 文書生活 : TEXT LIFE

ナビ性能は問題ないのだが、バイクだと画面に直射日光が当たることが多くて、直射日光があたると画面が全く見えないと言って良い。ナビの画面が見えないのは全く意味がない(音声案内もあるけど、BTで飛ばすのも面倒なのでOFFにしている)。なのでナビに日除け、サンバイザーを付けることにした。サンバイザーは市販もされているけど、あんまり良いものがないので自作することにした。

材料は当初アルミ板で作るかと思っていたが止めた。重たくなるし、万が一事故った時にアルミ製バイザーで怪我しそうだから。ちょうど首が当たりそうな位置になるからなあ。。。

なので材料は柔らかい発泡ポリエチレンの板にした。カバンの底板に使われる柔らかい板なので、加工も容易。ただ形状保持は苦手なのでアルミで補強する必要がある。

また防水ケースからナビを出し入れするために、バイザーは防水ケースから取り外し可能とした。この取り外し可能な仕組みを実現するのに[1]磁石 [2]ネジ(簡単に外せる) [3]差し込み式等が考えられる。

一番良さそうだと思ったのが[1]磁石、しかも強力磁石ならバイクの走行にも耐えて、取り外しも簡単だろう。バイザー側をアルミフレームにして磁石を固定して、防水ケース側に薄い鉄板を入れれば、バッチリ固定できるはず。そして仕上がりも美しい。それで出来上がったのがコレ。

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厚さ1[mm]のアルミ板を折り曲げ機で曲げて作成。磁石は当初ネオジウムにしようとしたが強力すぎてナビに悪影響が出る可能性も考えて、普通のフェライト磁石 x 4とした。

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後ろから見るとこんな雰囲気。アルミフレームと磁石はステンレス製の緩み止めナットで固定してバイクの振動で外れないようにしている。アルミフレームとバイザー本体はリベット止め。

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防水ケースの裏側のRAM MOUNTに0.5[mm]の鉄板を挟んで固定。そこに磁石でバッチリとバイザーが固定される。仕上がりが良い感じで固定強度も高い。しかしヤバいぐらいに重い。予想外に磁石が重く、また1[mm]のアルミフレームも重い。裏側の鉄板も重い。これではRAM MOUNTで固定出来ないだろう。。。ということで完成したけど初号機はボツになった。

磁石でバイザー固定は止めて、もう一つのネジ固定に変更しつつ、軽量化を図ることにした。軽量化にはアルミを減らして、発泡ポリエチレンを増やすしかない。そしてネジも最小限に。

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防水ケース側の裏板も発泡ポリエチレンに変更。バイザーとの固定にはアルミL字金具を作成してリベット止めしている。無駄に穴が開いているのは軽量化のつもり。裏板のサイズも最小限にした。

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バイザー本体側もアルミは形状保持のL字金具だけ。これもリベット止め。本体に穴を開けて先程の裏板の金具とネジで固定する。バイザー本体のサイズは変更無し。目的であるナビ画面に日陰を作るためだ。ここは譲れない。

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普通のボルトとナットで固定すると外すのが面倒なので、蝶ネジと手回しネジで固定してある。これでも面倒だけど工具を使わずに外せるだけ有り難い。でも出先で筈したらネジ無くしそうだよね。まああんまり外すことは無いんだけど。

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この写真は初号機だけど、バイザーのサイズは市販のものより大きい。邪魔だけどその分だけ本来の目的は確実に果たす。こういうのが簡単に作れるのは、リベットとアルミ板の折り曲げが簡単に使えるようになったからだろう。

実際にバイザーを付けて高速道路を走ってもびくともしない。自画自賛だけどなかなか良い仕上がりだ。