文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

ウィルスバスターを止める、hostsファイルを編集する

長年ウィルスバスターを使っていたが、先日ウィルスバスターを削除した。特定のアプリの自動更新が出来なくなったり、特定のサイトに繋がらなくなったり、ネット利用が不自由になってしまったからだ。

というのも、ウィルスバスターの「例外設定>Webサイト>接続禁止(ブロック)」のリストに良からぬサイト、奇妙な広告サイト、特定のドメイン(xxx/xyz/ruなど)、アフィサイトなどを追加し続けて、「これ以上接続できません(みたいな)」状態になった。それでも古い登録済みサイトを消しながら、追加し続けていたら、ネットに上手くつながらくなってしまった。どのサイトを接続禁止にしたからか不明なので、どうすることも出来ない。それで、ウィルスバスターをuninstallすることにした。少し不安もあるが、ウィルスチェックのアプリはWindows Defenderがあるので、これに任せても大丈夫だろう。たぶん。ウィルスバスターのライセンスはしばらく有効なので少しもったいないけどな。

uninstallが完了して、Windows Defenderを有効にして再起動をかけると、ネット接続は復活。多少接続も早くなったような気もする。たぶん気のせいだ。

ただ、時々出てくる妙なサイトは接続禁止にしたいので、windowsのhostsファイルに追記していくことにした。c:\Windows\System32\drivers\etcの下にあるはず。追記には管理者権限が必要になる。

hostsファイルは古いUnixを使っていた人は懐かしいかと思う。Linuxだとhostsへ設定する機会はかなり減っていると思う。HostsファイルはHost name(DOMAIN NAME)とIP addressを併記しておく設定ファイルで、普通のテキストファイル形式になっている。システムがHost nameでアクセスしようとした時に、その併記されているIP addressに行くようになる。

なので、妙なサイトのHost nameにアクセスしようとした時にLoop back address(= 127.0.0.1)に行くようにHostsファイルに書いておけば、そのHost nameにアクセス出来なくなる。例えば、XXXX.comへの接続を禁止したいならば、Hostsファイルに

127.0.0.1 XXXX.com

と記載しておけば、XXXX.comにアクセスしようとすると127.0.0.1 = 自分のPCにアクセスしようとして、アクセス出来ない、となる。

c:\Windows\System32\drivers\etc\hostsを管理者権限のnotepadで開いて編集して保存するのは面倒なので、最近はPowerToysに"Hosts File Editor"というツールが含まれている。これを利用するのが一番簡単。

ただし、Hostsファイルへの妙なサイトの追記も少し欠点があって、ワイルドカードが使えない、大量に追記するとレスポンスが悪くなる、など万能ではない。が、最近のソコソコなパワーがあるPCならば、大量に追記しても問題なく動作すると思われる。たぶん大丈夫。