文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

挑発に乗る方が悪い?いや、そんなはずはない。

W杯や某北の国からのミサイル発射など「挑発行為」に関するニュースが目立つ。これらのニュースに関して様々な方がマスコミやネットでコメントしている。「挑発に乗る方が悪い」という意見が多いような気がして、ちょっと違和感を感じた。「挑発する方は明らかに悪いのだが、挑発に乗る方『も』悪い」という方が違和感が無いと思うのだ。確かに「暴力はいけない」「挑発には乗らない」というのが正しい対応だとは思うのだが、「挑発した方より乗った方が悪い」というのは納得出来ないのだなあ。私は、自分が大切にしている人や大事にしている物、自分ではどうにもならないことをネタに挑発したり、からかったり、悪く言ったりするのは許せないし、他人に接するときにそうしないようにすごく注意しているつもりだ(おつきあいのある方で、私が出来ていなかったら言って下さい、反省します)。言葉による暴力だってあるはずだ。「ちょっと悪口言われたくらいで」などと言って欲しくはないと思う。

なので、W杯のジダンの暴力行為はなんとなく理解ような気がするのだが、それでも暴力はいけないことなのだな。ルールに則って退場となるのだ。フランス代表という立場で、世界三大スポーツの決勝戦の場で、卑劣な(と言っても良いと思う)挑発に乗って退場しなければならない。ツライよね。そんな彼に対してストレートに「挑発に乗る方が悪い」とどうして言えようか。

ただ、某北の国からの件に関し「挑発に乗る方が悪い」という意見には、もっともっと違和感を感じる。