文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

東北旅行 第二日目 岩手県平泉〜青森県薬研温泉

朝食を済ませて、愛車プリウス号に乗り込む。再び東北自動車道を北へ。八戸自動車道を走り、終点の八戸で昼食。居酒屋らぷらざ亭にて海鮮丼を食す。刺身がうまい!甘エビが本当に甘かった!八戸は今日からお祭りで、市内は活気に満ちていた。時間があればお祭りも見学したかったが、先を急ぐ。

下北半島の東海岸をひたすら北上する。青森県内の道路は道幅も広いし、市街に近い道路は片側2車線。非常に走りやすい。信号も無い。人の姿も無い。自分以外に走っている車も無い。良い景色の中をXXkm/hで快調に飛ばす。久しぶりに車を運転していて楽しい、ドライブが楽しいと感じた。運転して楽しい車が欲しいなあと、つくづく思ってしまった。愛車プリウス号は良い車だが、正直運転して楽しい車ではない。足回りはヘニョヘニョだし、レスポンスも悪い、加速は遅い、スピードは出ない。プリウス号に乗って市街地を走るだけなら、自動車なんてこれで十分だ、と思ってしまう。だが、この青森県内の道を走ると、もっと走りの良い車が欲しくなる。VW GOLF GTIが欲しいよぉ。

三沢を抜け、六ヶ所村を抜けると、さらに人の気配が減る。途中怖いほど人影も無く美しい白い砂浜を見つけた。車を降りて海岸へ向かうと、途中に鉄条網がある。この鉄条網は簡単にくぐり抜けられそうなので、鉄条網を越えて海岸へ進む。息をのむほど美しい、そして全く人の気配が無い。荒涼とした風景の中にたたずむ。素晴らしい海岸だ

。。。?。。。所々にキャタピラの痕跡が見つかった。。。?。。。ここに入った人がいるんだなあ、キャタピラの付いた乗り物で。。。?。。。遠くに旗が立っているのが見つかった。。。?。。。もしかして。。。入っては行けない場所かも。。。(冷汗)。。。

ボケーっと風景を眺めているワイフ&娘をせき立てて、急ぎ車へ戻る。カーナビで現在位置を確認すると、自衛隊の爆撃練習場の本当にすぐ近く、ちょっと練習場の中に入ってしまったかもしれません。キャタピラの跡は戦車かも。。。少しアブナかったかも。。。

[GPS情報URL]
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=0&lat=+41.21.46.68&lon=+141.09.06.23&fm=1

なんとか尻屋崎へ到着。草原の中に立つ美しい灯台を眺める。なんとなく最果ての地って雰囲気だ。観光客の姿も殆ど無い。唯一バイク旅行の青年がいたくらい。このバイクには岡山ナンバーがついていた。バイクが醸し出す自由な雰囲気が羨ましい。

尻屋崎の灯台から遠く大間崎の方向を見ると、これまた荒涼とした風景が広がる。今は夏だからこうした風景なんだろう。真冬の風景をちょっと見てみたい気がする。ここまでたどり着くのが大変だろうが。

本日のお宿はホテルニュー薬研。尻屋崎から車で1時間ほどで到着。新しいホテルではないし、部屋も新品という訳ではない。でもこのホテルの従業員の態度が非常に良く、とても気に入った。料理も美味。申し分ない。

ホテルの裏は薬研渓谷。非常にダイナミックで流れが大きい。そして水底が深い。ちょっと神秘的な雰囲気もある。これで釣り竿を握っていれば気分は釣りキチ三平である。この薬研渓谷には遊歩道が設置されているが、遊歩道というほど優しくはない。最低でも運動靴は必要。距離も結構長い。今回は娘と二人で遊歩道を歩いたが、あまりの道の困難さと長さに途中で引き返した。是非もう一度チャレンジしたいものだ。

尻屋崎から下北半島の北側海岸を走ると、途中に大量の風力発電の風車が見えてくる。巨大な人口建造物の連なりは、何かの遺跡のように見える。