文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

ワイドパンツに合わせてダブダブのコットンシャツ

作ったワイドパンツが予想以上に良い。型紙が良いんだな。高かったけど、それだけの価値があった。特にバルーンパンツは良い感じ。生地も秘蔵の刺繍生地で、生地の重さが良い感じ。これに合わせて、プルオーバーのコットンシャツを作ることにした。在庫(罪庫)のコットン生地が出てきたし。

どんな形にしようかと、手持ちの洋裁本をペラペラとめくると、ヘンリーネックのロンTの型紙が出てきた。シンプルなボックスシルエットだし、これをコットンで作るといい雰囲気かも。オーバーサイズで作れば、伸縮しないコットンでも着心地良いだろう。その本はこちら。

ベーシックスタイルのメンズ服 (Heart Warming Life Series)

ベーシックスタイルのメンズ服 (Heart Warming Life Series)

  • 発売日: 2014/09/25
  • メディア: ムック
 

 この本に掲載されている型紙が非常に良い感じで、リラックスパンツなども作っている。ただし、作り方の解説はほとんど無いに等しく、手順もページがあちこちに飛んだりして、初心者向けではない。貴重なメンズ服の洋裁本ではある。

今回はサイズをXLとした。普段はMサイズなのでかなり大きいはずだが、オーバーサイズ気味に着るので良いだろう。型紙を紙に写し取って型紙3枚作成(前身頃、後身頃、袖)、生地を切り出して縫製作業に入る。ヘンリーネックの処理と、脇スリットの処理に手間取ったが、形がシンプルなので作業時間は非常に短い。袖付け以外はほぼ直線縫いだ。出来上がりを洗濯機にかけて干してからボタン付け。今回はスナップボタンにして、ボタンが見えないようにした。良い感じよねえ。

もう少し厚手の生地で作ると良い感じかも。厚手のリネン、倍密度コットン、タイプライター生地なんかも面白いかも。

 

 

一時帰休中のお裁縫

ここには書いていないが、一時帰休中に久しぶりに服を作っていた。きっかけはマスク作りで使えそうな布を探していたら、色々と未使用の在庫(罪庫)が出てきてたことだ。あぁ、こんな良い布、あったよねえ。。。こんな布もあったよなあ。。。このまま寝かしておいても罪が深くなるだけなので、色々と作ることにした。

まずは、娘さんからのリクエストがあって、ワンピースを作った。素材はコットンリネンガーゼのグリーン。値段の割には良い布だった。型紙はコチラを参照。この本のワンピースは良い形。流石は文化服装だ。オススメ。

ストン と ワンピース

ストン と ワンピース

 

 ダブルガーゼの生成りが出てきたので、これで自分用のワイドパンツを作ることに。型紙はコチラのサイトから取り寄せた。縫い代付きのミシン目付きの型紙で、ハトロン紙に型紙を写す必要が無いのが嬉しい。値段は高めだが、それだけの価値はある。

pattern.handmadecompany.jp

この女性用のワイドパンツのLサイズがちょうど良いだろうと目星を付けて作ってみたたらアタリ。形もキレイ。型紙も丁寧。非常に良い感じ。着心地も良い。ただし作り方は簡単で、ある程度作ったことがある人向け。初心者向けでは無い。とはいえ難易度は低いので、初心者でも作れるだろう。

もう一つ、上記サイトでバルーンパンツ(ワイドパンツの裾が少し絞ってある)の型紙も取り寄せて作ってみた。これまた非常に良い感じ。この型紙も想定する生地は軽めのコットンやリネンなのだが、これの生地はエスニックな刺繍+ニットの厚手生地で作った。。ちょっと扱いが難しい生地だが、JUKIの家庭用ミシンでガリガリと30番手の糸で縫い合わせて良い感じになった。

上記サイトから、リラックスパンツと浴衣、作務衣の型紙も買ってあったが、作る時間が無かったな。いや、時間はあったが、別のことをしていただけだな。

今後も在宅時間が増えるので、ルームウエアを作っていくことにする。それだけの在庫(罪庫)が大量に出てきたのだ。。。

ギター置き場が増えた

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午前中にHERCULESの首吊ギターハンガーが届いたので、昨日取り付けた木材にネジ止め。。。しようと思ったら電動ドリルのビットが届かない。ギターハンガーが手前に飛び出しているので、ネジ止めの根本まで電動ドリルが入らないのだ。急いで近所のホームセンターに行って長いビットを買ってた。ドライバーで手で回しても良いんだけどね。前回も似たようなことがあったので、長いビットがあったも無駄にはならないだろう。

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ギターハンガーのギターと触れる部分には包帯を巻いてある。ギターに傷がつかないように、というよりは、ギターハンガーのウレタン?ゴム?の部分とギターの塗装が反応して、塗装がダメになることがあるらしい。HERCULESでは聞いたこと無いけど、一応念の為に包帯を巻いている。包帯はギターの塗装に大丈夫?というのは検証していないが、ウレタンやゴムよりは大丈夫だろう。

長いビットでハンガーをネジ止めして、恐る恐るギターを首吊してみた。あぁ、なんだか大丈夫っぽい。でも、こうして並べると良い感じだ。自分のお気に入りのギターが一望できるなんて。これが幸せだよねえ。

こうして見ると、Les Paul Standardはカッコいいよねえ、弾きにくいけど。Telecasterのスケールが少し長いのも分かる。ES-335は存在感あるよなあ。Specialくんはもっと近くに置いておきたい感じ。

写真には写っていないが、右側にもう一本、首吊できるスペースが開いている。ここにはコートハンガーを付ける予定。ギターを追加?まあ可能性はあるだろう。作業机の脇にもHERCULESのギターハンガーが2個取り付けてあって、スグに手にとって弾けるような状態になっている。Les Paul SpecialとTelecasterはそっちに首吊することが多いだろうな。この2本は手元に置いておきたい。

ギターの置き場所を増やす

めでたくGibson Les Paul Specialが自宅に来たので、ギターの置き場所を作らねばならい。ギターの置き場所、保管場所は人によって様々。色々な置き場所があるし、諸説様々。ケースに入れて保管する人、ギタースタンド、壁掛けなどなど。自分はK.YAIRIの道前氏の「ギターケースなど棺桶、墓場だ」という教えを信じている。加えて「首吊が良い」との別の教えも信じているので、ギター首吊派だ。特にHERCULES信者である。詳しくは下記の熱い記事を参照下さい。

www.digimart.net

上記でも褒めちぎられているようにHERCULESのギタースタンドは安定性も安全性も高いと信じている。なので自宅は全てHERCULES製のスタンドと壁掛けフックにしているのだが、現在3本だけ用意している。Les Paul Specialの場所は無いのだ。なので、HERCULES壁掛けフックを増設することにした。

エレキギターの重量は3[kg]から5[kg]ぐらい。結構重たい。なのでこれを日本の一般住宅の壁材として使われている石膏ボードに壁掛けフックを直接ネジ止めするのは困難。対策として考えられるのは、

  • 石膏ボードの裏側にある柱の位置につける: 長いネジを使えば確実に固定できる。しかし壁掛けフックのフックの位置は選べない。
  • 石膏ボードにアンカーを打つ: 6[mm]程度の下穴を開けてそこにアンカーを入れて、その上からネジ止めすると石膏ボードに確実にネジ止めできる。しかし、多数のアンカーを一つの石膏ボードに入れるのは強度が不安
  • 石膏ボードの上に木材を固定: 木材を石膏ボードに固定する。固定位置は柱の位置やアンカーを利用。壁にかかる負荷は木材の重量が追加され、手間暇かかる。

今回は石膏ボードの上に木材を固定する方法を採用。理由は多数のギターを設置することが出来るので、今後、ギターが増えても大丈夫!!!

木材はホームセンターで1820[mm] x 90[mm] x 19[mm]のホワイトウッド(スプルース)を300円弱で購入。安いので節は多いし状態は良くないが、塗装してしまうので問題なし。今回はカットしないでそのまま壁に水平に固定する(新型コロナウイルス騒ぎでホームセンターのマシンカットサービスが停止していた)。重量はそれなりにある。桐集成材は軽くて加工しやすいが、ボロボロに弱いので、こういう用途には向かない。

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200番のサンドペーパー、400番のサンドペーパーで磨いてから、水性ニスで塗装。乾燥してから再度400番で軽く磨いて、水性ニスを少し水で薄めて再塗装。乾燥してから1000番で磨く。仕上げにBRIWAXを軽く塗って磨いて艶出し。まあ安っぽいけどこれで良し。

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これを壁に固定するのだが、壁をトントンと指で叩いて柱の位置を探す。音の響きが変わる、音が響かなるなる位置には柱がある。家の図面があれば、図面を見れば分かるが、一応指で叩いて確認したほうが良い。柱の位置が分かったら、木材にネジ止めする位置を決める。ネジはM4 x 40のコーススレッド(木ネジ)を使った。サビが出ないようステンレス製。木材の厚みが19[mm]なので壁側に20[mm]。(後で分かったことだが)石膏ボードは普通は9.5[mm]あるので柱側には10[mm]弱のネジ穴になる。ちょっと弱いので、出来るならM4 x 50のコーススレッドを使ったほうが良い。ホームセンターに売ってなかったんだよねえ。なので、ネジの本数を増やして、1箇所3本で固定している。皿木ネジの方が仕上がりがきれいだが、下穴処理が面倒なので丸木ネジを使っている。

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固定の手順は

  1. 木材側に電動ドリルで下穴を開ける。M4なので3[mm]の穴を貫通させる。
  2. 木材側にコーススレッドを入れる。全部貫通させないでネジ先頭が少し木材から飛び出る程度(=壁に押し付けた時に、壁に印(傷)が付く程度)に入れる。
  3. 木材を壁の設置位置に「押し付ける」。前述の通り、木材から飛び出たネジ先頭で壁に印が付く。
  4. 壁側に電動ドリルで下穴を開ける。同じく3[mm]。
  5. 木材を壁の設置位置に固定してネジ止めする。

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出来上がりはこんな感じ。配線が間抜けだが気にしないで欲しい。右端に柱があると思ったら(指で叩くと柱があるかのような音がする)、下穴開けたら柱が無かった。急遽アンカーによる固定に変更した。両端と中心の三箇所で固定している。なんならアンカー固定を2箇所増やしても良かったかも。

ネジ止めには電動ドライバが無いと辛くて死ぬので要注意。また、これを全部一人でやるのはかなり辛い。1820[mm]の木材を水平を取りながら固定などほぼ不可能なので、誰かに手伝ってもらった方が良い。

自分は治具を作って一人で作業した。ワイフも娘さんも不在だったのだ。使ったのと同じ1820[mm]の木材を2本、ほぼ垂直に壁に仮止め(強力かつ貼り直し可能な両面テープを利用)して、木材が落ちないように上端に桐集成材で保持具を作成(これはネジ止め)して作業した。出来上がりを水準器で確認したが、ほぼ水平で問題なし。

後はここに、HERCULESの首吊ハンガーを固定すれば完成。問題はここに何本首吊できるか?だが、最大で3本かな。軽めのLes Paul Special, ES-335, Telecasterぐらいかな。重量級のLes Paul Standardはやめておこう。4.7[kg]あるし。

マスクを作っています

新型コロナウィルスの予防にマスクは有効か否か?良くわからないのだが、マスクをしていないと電車内で白い目で見られているような、同調圧力を感じるようになってきた。とはいえ、マスクは手に入らないし、自宅にあるマスクもそろそろ底をつきそう。

なので自分でマスクを作り始めた。こんな世の中に対して自分が役に立つのはマスクを作ることぐらいしか無いのかもしれない。材料は先日日暮里トマトで買ったリネンとダブルガーゼ。マスク形状はベトナム型(真ん中に縦に縫い目が出る立体形状)。型紙はネットに掲載されているのを3種類ほど参考にさせて頂いた。

その型紙通りに試作してみた。が、顔に合わない=小さい、顎のラインが丸出し、立体度合いが弱い、など色々と不具合も分かってきたので、結局自分で型紙を起こして試作したらいい感じだったので、日暮里で買った材料で作ってみた。

材料は多めにかったつもりだったが、型紙を当ててみると12個しか作れない。もっと沢山作れるつもりだったのだが、まあ仕方ない、12個作ってみることにした。

ダブルガーゼは洗濯すると縮むので、最初に生地ごと水洗いすることに。洗うと切った端がほつれるので、裁ち目かがりしてから洗濯機に入れた。ついでにリネンも一緒に洗濯。生乾きの状態でアイロンをかけて生地を均す。そこから型紙をあててテキトーに裁断してから、ロータリーカッターで型紙通りに切り出す。マスク1個につき4パーツ必要なので、全部で48パーツ切り出す。表合わせで、表面のリネンを縫い合わせ、裏面のダブルガーゼも同様に表合わせ縫い合わせる。立体形状になるようにアイロンを当てて整形する。この時点で結構時間がかかったので、今日のノルマは6個作成に目標ダウン。表面と裏面を縫い合わせて、チャッチャかやるとマスクの出来上がり。かなり丁寧目に作っているのでかなり時間がかかったが、夜の10時には6個完成。なかなか良い出来栄えだ。が、リネンとダブルガーゼなので「通気性が良すぎる」。もしかして花粉も通過するかも。でも、これから暑くなるので通気性が良いほうが楽ちんだし、自分のクシャミやセキがそのまま人にかかることは避けられそうなので、これで良しとする。同調圧力を避けるにはこんなマスクで十分だろう。

出掛けられないので棚を作った

どうもお出かけ気分にはならない。なんとなく自粛要請されている気分だし。お店も時短営業だし。水泳にも行かれない。Netflixも見飽きてきた。ので、たまには何か作ることにした。最近、クツが増えてきて、自分にも責任があるが、娘さんやワイフにも責任がある、まあ、クツを買いすぎたのだ。据え付けの下駄箱に入り切らず、玄関にクツが散乱していたので、下駄箱というかクツを置く棚を作ることにした。サイズは良さそうなサイズを考えていたが、ホームセンターで売っている木材のサイズに合わせてテキトーに変更した。メインはラワンの集成材、棚板はヒノキの集成材だ。木材のカットはホームセンターで済ませてきた。あとはネジとか金具、水性ニスなどを買い込んできた。

早速帰宅して組み立て&塗装。ネジ止めは電動ドライバーがあるので楽ちんだが、木ネジを締めるのは難しい。回しすぎるとネジ穴がバカになってしまうのだ。クラッチを最弱にしても空回りすることが多々あったが、なんとなく形になった。塗装は水性ニスなのでお気楽にテキトーにパパパっと済ませて、夕日に当てて乾燥もすぐに終わった。まあテキトーなので塗装ムラも多いし、ヤスリがけもテキトーなので仕上がりも乱雑。クツを置くだけなので、これでも良いのだ。

ちなみに、こんだけテキトーな材料でテキトーに作っても材料費はなぜか1万円近くかかっている。こんなことならIKEAで買えばよかったなあ、と毎回思うのだ。そしてIKEAで買うと、ちゃんとした家具屋で買えば良かったなあと思うのだ。

それでも形になって仕上がると、ちょっと良い気分だ。また何か作ろうかなとか思ってしまう。

HOBO BAGではないワン・ショルダー・バッグ 第10号

2014-10-12 12.31.45

第8号のHOBO BAGは汚れてしまったので廃棄してしまった。汚れた理由は新品の藍染めのシャツを着ていたら、藍色が移ってしまったのだ。底側と本体のリネンがうす青く汚れてしまった。残念だが仕方がない。

その第8号の代わりとなるバッグをつくろうと、色々と考えていたんだが、同じようなキャンバス・リネンで作るのも飽きてきたし、とっておきの柿渋染めを使うのももったいない。で、端切れが大量にあった、ローレルオイルのヌメ革をパッチワーク的に使うことにした。

型紙は簡単。底が1辺100[mm]の正六角形、側面が1辺100[mm]の正五角形で、正五角形12枚と正六角形1枚を組み合わせている。内張りは、余っていた11号帆布とデニム地を使って、同じ形に仕上げている。

内張りは縫い代10[mm]付けて裁断し、普通に縫い合わせている。外側も10[mm]縫い代付けて裁断して、内張り同様にミシンで縫い合わせて、その後、ロウ漬けの麻糸を二本にしてクロスにステッチを入れている。このステッチをわざと強めに縫うことで、革が引きツレて、ちょっとワイルドな表情になっていると思う。ただし、縫穴の予め空けるために、丸ギリで一つ一つ貫通させるのが非常に手間がかかる。また、二本糸で縫うので、糸も大量に必要になる。

肩掛けのベルト部分は、1[mm]厚のヌメ革を貼りあわせてからコバ処理して、本体と同じようにステッチを入れている。ベルトと本体の接続部には真鍮製の金具を使っている。小型にして少し軽く仕上げている。固定には全てステッチと接着剤で、リベットなどは一切使ってない。

 仕上げにラナパーを塗って陰干し中。まだまだ硬いので、使い込んで、少し柔らかくなると、ローレルオイルのヌメ革はツヤが出てくるし、ベルトのヌメ革は飴色に焼けてくるだろう。そこまで仕上げて、完成だな。