文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

電子レンジで暖められる焼き魚の気分が少し分かった

2012-06-12 16.42.56


最近少し体調が悪い。どう悪いか上手く表現できない。まあ上手く表現できないのは、仕事面でも良く分かってますよよ、ええ。と、少し卑屈になるぐらい体調が少し悪いのだ。頭が非常に重いというか、軽く痛い。軽くめまいがするというか、頭がぼんやりする。そして、胸が痛いんだな。もう、この年齢になると「物理的に胸部に鈍痛」という意味での「胸が痛い」。もう甘酸っぱい意味は全くない。


一応仕事場には到着して、メールをチェックしてヤバそうなメールには早々に返信したり、報告書をまとめて提出したりと、仕事っぽいことはしたんだけど、やっぱり体調が悪いんだな。念のため精度がデタラメな血圧計で測ると、すごい数字が出ている。う〜ん、これはヤバいかも。。。なんだかヤバい雰囲気も漂い始めていたので、思い切って午後はお休みして病院に行くことにした。


あんまり楽しくないキーワードでスマフォで良さそうな病院をググる。すると、結局自宅近くの病院がヒット。なんだ、あの病院は評判が良いのか。冬にインフルエンザモドキで行った時には印象に残らなかったが、実はMRIも備えるそれなりの病院らしい。外から見ると大きめの民家にしか見えないけど。


自宅まで戻って、診察開始時間まで少し早めだが徒歩で病院へ。途中お薬手帳を忘れて取りに帰ったりして、結局時間ちょうどに到着。当然、近所のご老人が待合室にあふれている。これだから早めに出たんだけどなあ。。。


ちょうど今日届いたQuick Japanももクロ特集を読みつつ診察を待つ。途中、看護師の方が症状を聞いてきた。俺様がせっかく横アリの記事を読んで、あの感動を思い出して涙ぐんでいるタイミングで聞くなよなあ。すごく体調が悪いと勘違いされただろうなあ。


読みふけっていると診察に呼ばれた。症状を説明して、会社の健康診断結果を見せる。先生曰く「コレステロール値が高すぎるよ」と言いつつ「片足で立ってみて」「次は反対の足で。。。」「私の右腕押してみて、そしたら引いてみて」と何やら良く分からんことをさせる。色々とやらせた挙句「うん、神経系には問題ないみたいね」ああ、私ってそんな風に見えていたんだねえ。根っからの頭痛持ちだと説明すると「じゃあ、MRI撮ってみましょうか、あと血液検査も」。うっ、MRIですか。。。


一旦待合室に戻るとすぐに名前を呼ばれた。看護師について奥に行くと「これに着替えて下さい」と検査着を渡された。そう、あの味気ない水色の手術前に着させられるような奴ですよ。もう、病人気分全開!!!


検査着のまま廊下に放置される事10分。廊下の先の重い鉄の扉が開いて「どぞ〜」と呼ばれた。部屋の中は予想外に明るくて、中央に巨大なドーナツ、MRIが鎮座ましましています。その巨大ドーナツ手前の小さめのベッドに寝かされて、頭をパッドで固定され。。。後の状況はよくわからないが、頭の周りでグワングワンと音が鳴り響いていて、なんだか電子レンジの中に居る気分でした。焼き魚はこういう気分で暖められているんだろうなあ。


20分ほどMRIの中に入れられていたようで、何事も無く終了。ふう、と一息ついていたら、次の患者さんが入って来た。その人、普段着なんですけど。何故私だけ検査着なの?ねえ?