バイクに乗る時にプロテクターを付けている。事故や自損で怪我したくないし、歳を取ると怪我が治りにくいし、何より痛いのはイヤ。バイクを乗る人の中にはプロテクターを嫌う人もいる。プロテクターを付けるぐらいならバイクに乗らない、という意見も聞く。プロテクターを付けることは法令で決まっていないので、この辺は良し悪しではなく、個人の判断だろう。
バイク用のプロテクターも日々進化していて、新製品が次々と出てくる。新しいプロテクターは性能が良いはずなので、出るたびに買い込んでいる。肘とか胸とかのパーツ毎に買うのではなく、長袖シャツタイプの上半身全部セットのを買っている。これの上にバイク用ではなく気に入った革ジャンとかアウトドア用ジャケットが使える。
昨年の頭にはデイトナのSAS-TECが出てきた。夏の北海道ツーリング前に買って使ってみたが、とにかく軽くて柔らかくて着心地は良い。通気性はそこそこ。その分プロテクト性能はどうかな?という感じ。規格はCE1だったし。事故ったことは無いので、性能は良く分からない。
そして昨年末にKOMINEからENIGMAが出た。最新型というだけあって、他社の課題を解決してきている。通気性はすごく良さそう。今までのプロテクターの中では抜群の通気性だと思う。生地はメッシュだが、メッシュの目が粗いので、全体の通気性も改善されるだろう。以前のporon-xとかSAS-TECの生地は比較的詰まっていた。
ネットの評判だと硬いとかネガティブな意見が多かったが、実際に触ってみると比較的柔らかい。これだけ貫通穴が多くて通気性も良いのだから、柔らかくなるのも分かる気がする。肝心のプロテクト性能は、比較実験してはいないが、今までのプロテクターより良い気がする。比較的厚みがあって衝撃は吸収してくれそう。
欠点は、とても重たいこと。厚みがあることも影響しているだろう。装着してしまえば重さは感じないが、脱いで持った時はとても重たい。一番軽いのはporon-xかな。あれは硬質スポンジみたいな感じだからな。もう一つの欠点はプロテクタが生地から外れないこと。poron-xも外れなかったが、SAS-TECは外れたので洗濯が楽だった。ENIGMA洗うのは大変そうだ。真夏の宿泊有りのロングツーリングだと途中で洗濯したいしなあ。先に述べた通り重たいので、ネットに入れて洗濯機に入れてもゴロンゴロンしそうだ。
自宅で着てみたら重さはそれほど感じない。生地も伸縮するし、プロテクターも柔らかいので、身体の動きも自然だと思う。これは良いのではないだろうか。
暖かくなったら、ENIGMA着て走ってみよう。