文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

九州Touring : 7日目

長崎のホテルはグラバー邸の直ぐ近くにあるからか、深夜に外で騒ぐ声が聞こえていた。そのあふれるパワーは別のことに使って欲しい。それでも良く眠れてしまう。少々の騒音は気にせず眠れるのは大学研究室で雑魚寝していた経験からだろうか。

朝食を食べようとエレベーターに乗ると途中階でセーラー服の集団が次から次へと乗ってくる。見覚えのあるセーラー服なので、たぶん自分の地元のSS学園だろうな。修学旅行でこのホテルに宿泊するのか、と親御さんの懐具合を心配したが、SS学園は学費高いので誤差範囲か。もしや朝食のビュッフェがセーラー服集団と一緒なのかと心配したが、彼女らは別フロアで朝食のようで安心した。


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毎回同じような朝食を食べている。発想が硬いのかもしれないな。たまには違う朝食を食べてみようか。

8時にチェックアウトしてバイクに荷物を積み込む。今日は忘れ物はないようだ。ガソリンも昨日のうちに満タンにしたから大丈夫。


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今日のコースは、ツーリングマップルお勧めの島原半島の西岸を走って、広域農道で陸側に入って高速を使いつつ、日本本土最西端へ行く。これで本土の東西南北が揃うはずだ。最西端からは博多に直行する。生月島など考えていたが、少々欲張りすぎ。博多直行でも走行予定距離は300kmになるはず。これぐらいで十二分だろう。

長崎市街の渋滞を抜けてR202に入ると快調に走れる。これは良いかもしれないな。交通量の少ない南伊豆の雰囲気だ。


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途中の小さな駐車スペースに軍艦島が見えますと小さく書いてあった。バイクを止めて望遠鏡で探しても分からない。GoogleMapsで方角を確かめて、もう一度望遠鏡で覗くと見つかった。たしかに軍艦のようなシルエットだ。色も黒っぽい。老夫婦もクルマを止めて軍艦島を探しているようだったので、望遠鏡を貸して軍艦島の方角を教えてあげた。肉眼で見つけるのは難しいだろうな。今日は気温27度と温かいので水蒸気でボケてみえるだろう。真冬なら見えるかも。

今日はナビにGoogleMapsを使っていたが、どうも上手く動いていないようで、高速道を反対方向に進んで戻ったり、途中でフリーズしたりとトラブルが多かった。日本本土最西端の到着時刻は少し遅れたが、無事に到着。


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当たり前だが、最南端と最西端が九州、最北端と最東端が北海道。これを1年間で、というか夏と秋で制覇してしまった。客観的に考えるとスゴイ。やれば出来るもんだな。


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博多に向かう前に今日の宿泊地の博多のホテルに電話する。博多のホテルはキャナルシティにあるので、駐車場に余裕がない。なので予めメールでバイク置き場を相談していた。最初の電話は埒が明かない感じだったが、その後のメールで「最初にホテルのフロントに来てください、ご案内します」とのこと。手間をとらせてしまった。

最西端から博多までは高速道路で移動。九州の高速道路はPAやSAが無い路線、やたらとPAとSAがある路線とバラバラだ。今日の路線はPAとSAが多くて助かった。遅い昼食も頂いたし。


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ヘルメットのシールドに付着する虫を掃除したり、気温30度で暑すぎて着るもの調節したりし、博多市街の渋滞にはまったりして、16時に博多に到着。ホテルにクルマ回しが無かったので路駐してフロントに行く。すると「ホテルの向かいの地下駐車場に行き、ゲート前で係員に名前を言ってください」とのこと。これで無事にバイクを停めることが出来た。都心のホテルにバイクで行ってはダメだな。

無事チェックを済ませてシャワーを浴びてから博多天神に出る。有名な繁華街なので一度は見ておこうかと。地下鉄で一駅だけ移動して天神に行ってみると、池袋と渋谷を足したみたいな感じ。店も同じような感じ。


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若い人が多くてアウェイ感が強かったので早々にキャナルシティに戻る。こちらもアウェイだが、とりあえず博多豚骨ラーメンを食べてみる。


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豚骨ラーメンも普及しすぎてしまったので、スペシャル感は無いが、有名な「初代秀ちゃんラーメン」はたしかに美味しい。こういう店は長く続いて欲しいなあ。

キャナルシティにあったお土産物屋で両親と仕事場へのお土産物を買って配送する。これで義理は果たした。後はワイフと娘さんへ、太宰府天満宮でお守りでも買っていこう。