文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

九州Touring : 4日目

熊本駅前のルートインホテルの朝食は6時半から始まる。最近のビジネスホテルは6時半が普通なのか。前日もルートインだったから同じか。

先日の苅田のビジネスホテルは仕事の人ばかりだったが、この熊本のホテルは観光客が多く、特に中国人ツアー客が多い。喋らなくても佇まいと雰囲気でなんとなくわかる。特に朝食バイキングを山盛り取っていくので分かりやすい。順番守らないとか。食事中に大きな声で会話するので分かりやすい。日本人は子供の頃から「食事中はおしゃべりしない」と躾けられるから。大きな声で話す人は少ない。居酒屋は別だが。

今朝は食事の前にルートの確認を入念にやっていたので、朝食は7時すぎになり、出発も8時過ぎと少しノンビリしていた。というのも今日予定のルートで3箇所の通行止めの情報がGoogle Mapsにあったからだ。ネットで検索したりして情報を集めたが、どうにも不確かだ。熊本から高千穂峡まではOKだが、高千穂峡から諸塚村椎葉村西米良村を経由でR219で宮崎に向かうルートで、椎葉村手前と椎葉村から西米良村に向かう飯干峠が通行止めのとGoogle Mapsに出ている。迂回路のR446も通行止め。これは現地で情報を集めるのが良いと判断して、高千穂峡から諸塚村へ向かい、諸塚村で情報収集することにして出発する。

熊本市街を出るまでが大変な渋滞。熊本市街がかなり広いことが分かる。熊本から高千穂峡へはR445経由でR218を走る。このR445とR218は道志みちのような雰囲気で良い感じ。月曜日で交通量も少なくて快走できる。

高千穂峡は有名な観光地なので駐車場は平日月曜日だというのにほぼ満車。かなり離れた場所にある駐車場も満車だった。バイクは高千穂峡の直ぐそばにバイク専用駐車場があるので便利だ。


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高千穂峡知名度の割には狭い場所だった。ここに観光客が押し寄せるのでは無理があるな。ここでも中国人が目立つ。たぶん韓国の人もいるようだが、彼らは目立たないな。


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バイクの駐輪場で八王子から来たライダーに話しかけられる。大阪まで自走して大阪から新門司までフェリーに乗ったとのこと。大型バイクだと長時間高速道路を走っても疲れないのだろう。SR400では無理だな。自分は積極的にフェリーを使いたい。バイクで大阪行くなら徳島までフェリーで行って淡路島経由で大阪入りすると思う。

高千穂峡を11時すぎに出発して、今日の宿泊地の宮崎に向かう。真っ直ぐ向かうと3時間弱で到着してしまうが、予定ルートを全部走れば6時間はかかるだろうなあ。ワクワクの山岳ルートだからな。

高千穂峡からR218を少し熊本方面に戻り、R503を南下して諸塚村を目指す。R503に入ると交通量が激減する。対向車もほとんど来ないし、前走車も無いし追い抜きも無い。道幅は狭くクルマ1台分で路面はそこそこ悪いが、四国ほど悪くない。峠越えのコースで風景は最高。このR503とR445はもう一度走りたいなあ。


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諸塚村に到着してコンビニでお昼を買いつつ通行止めの情報を聞いてみる。すると椎葉村への通行止めは迂回路があって大丈夫とのこと。その先の西米良村の情報は皆無だった。駐車場にいた地元の人に聞いても椎葉村までの情報はあるが、その先は無い。つまり隣村の情報はあるけど、その先には全く行かないそうだ。行く用事が無いよねえ。村社会というのはこういうことか。

椎葉村まで行けば西米良村への情報が入りそうだが、そこでNGだったら宮崎への迂回路は閉ざされてしまう。仕方がないので、椎葉村コースは諦めて宮崎へ向かうことにする。眺めが良さそうなR388で門川町へ向かい、そこから高速で宮崎へ直行。途中休憩を多めに入れたので宮崎のホテルには16時半に到着。

宮崎のドーミーインはキレイで、最上階に天然温泉もある。バイクは隣の立体駐車場の奥に入れて良い、とのことだったが、後でバイクを移動して欲しいと電話があって移動させた。対応してくれたのが新人の研修生だったのでにこやかに対応してあげた。2度目は怒るけど。

部屋に入り洗濯物をまとめて温泉に向かう。ここのコインランドリーは洗濯は無料、乾燥機は20分100円と良心的。洗濯機をスタートさせて温泉に浸かる。露天風呂というか屋上の狭い温泉に浸かると、狭いながらも空が見える。その空を飛行機が横切ってなんとも詩的な風景だった。宮崎空港に着陸するのだろうな。そんなことを考えていたら長湯してしまった。風呂から出て洗濯機が終わるの待つ間に近所のふぐ料理屋に電話して予約を入れた。宮崎は伊勢海老が有名らしいが伊勢海老を美味しいと思ったことがない。ふぐ料理にしたのは、伊勢海老料理屋の隣にあったから。


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実はふぐをちゃんと食べたことがない。天ぷら屋でふぐ刺しやふぐの天ぷらを食べたことはあるが、ふぐ料理と言えそうなものを食べたことがない。その料理屋のGoogleMapsの紹介文「安全安心なふぐ料理をご提供」という文言に惹かれた。


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ホテルから2ブロックぐらいで到着。少し早い時間だったので店内は空いていたが、30分程度で満席になった。予約を入れて良かった。

メニューを見ても良く割らかないのでコースにした。コースで出てきた料理も良くわからないので解説してもらった。分かったのはふぐ料理にポン酢と一味唐辛子が重要だということだ。


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そしててっちり(ふぐ鍋)はとても美味しく、その後の雑炊は更に美味しいということだ。鍋と雑炊で体も温まり体調も良くなった気がする。温かい食べ物は大事だな。

明日のルートは簡単で、宮崎から南下して本土最南端の佐多岬を見て、そのから北上して桜島、そして鹿児島で宿泊だ。ナビが不要なレベルだ。