枝幸の温泉ホテルは地域の健康センターとしても使われているらしく、正面の看板は健康センターみたいなことが書かれていて、その脇にホテル名が書かれている。大きなホテルを維持する方法の一つなのだろう。
早く目覚めたので温泉に入ってから仕度して、6時半から朝食を頂いた。すでに沢山の人が食べていて意外だった。皆さん早起きですね。チェックアウトすると昨日隣に停まっていたバイクが無い。もう出発したのだろうか。自分は早い方かと思っていたが上手がいたな。
今日は宗谷岬に向けてオホーツクラインを北上する。天気が悪そうなので防水ウエアを着て走り出すと強風で煽られてバイクがふらつく。防水ウエアも風をはらんでいる。風でもパタつかない革ジャンはバイク向けだな。真夏は暑いけど。
エサヌカ線にはいっても天気が今ひとつで写真は映えない。昨年もこんな感じだったな。風は強いし天気は悪い。それでも遮るもののない真っ直ぐな道は走る価値があるだろう。多くのバイクが走っていた。みなさんご安全に。
エサヌカ線を抜けて暫く走ると宗谷岬に着く。バイクが多数停まっていて思い思いに記念撮影している。しばらくするとTVの番組収録が始まった。多数のスタッフがいるところを見ると、大きなTV局の番組なのかもな。
宗谷岬のお土産物屋に入る。入口に温度計があるが26度になっている。昨年は16度だった記憶がある。ずいぶんと暑い夏になったな。北海道っぽくないな。昨年と同じ手ぬぐいとステッカー、お土産のミントを買う。
ここから今日の宿泊地の旭川まで南下する。どういうルートを走っても楽しいはずなのでナビ任せにする。
昨日充電できなかったナビ用スマホはPD対応充電器では充電できた。バイクのUSB電源はPD非対応なので充電できない、ということになる。今までは問題なく充電できていたのに、システムアップデートでPDのみ対応となったのかもしれない。原因は分からないが事実としてPD対応充電が必要だ。昨日家電量販店で買ったPD対応モバイルバッテリが活躍することになるとはな。ナビ用スマホのバッテリは90%ぐらいなので10%を切ったらモバイルバッテリをつなぐことにする。
旭川に南下するルートは国道40号を中心に走った。音威子府あたりで走行距離が300KMになった。ここでガソリンを入れようかと思いつつ、セイコマで軽くお昼ごはんを食べる。店員さんがSR乗りらしく、外に出てきて少し話をした。キャブのSRに乗っているらしく、自分が付けているSP忠男のマフラーなど色々と話すうちに、セカンドバイクとしてクロスカブを持っているとのこと。自分と同じだな（カブ110だが）。そのままなんとなく走り出した。しばらくしてガソリン警告灯が付いて、スマホのバッテリも10% を切ってきた。そろそろ危ないなあと思いながら、美深のGSまで無事たどり着いた。ガソリン満タンにして、スマホにモバイルバッテリを繋いで、あとは旭川まで走るだけ。
休憩しようにもコンビニがなかったのでJR幌延駅で休憩とした。ドリンク自販機があったので助かった。ちょうど電車が出る時間だったので、なんとなく郷愁を感じる風景だったな。
南下を続けて旭川に近づくにつれて気温が上がってきた。高速のPAで休憩しつつ、ヘルメットのシールドの掃除（虫の死骸が着く）して、防水ウエアを脱いて、モンベルの長袖Tシャツの上にインナープロテクターだけで走ることにする。これが非常に快適。パタつかないので楽ちんだ。
そのまま走り続けて旭川のホテルに16時に到着。バイク置き場が無いらしく、クルマ用駐車スペースは有料とのことなので、有料スペースを使うことにする。
コインランドリーを回しつつ明日のルートを考える。天気が良ければ早めに出て北見から陸別のほうを周って帯広まで行きたいところ。雨だったらギリギリまでホテルにいて、帯広へ直行だな。色々と考えているうちにコインランドリーも終わった。
出発する日に買ったインナープロテクタは当たりだった。プロテクタを外して洗濯できるし風通しも良い、ストレッチも効いて薄く柔らかいプロテクタと組み合わせることで着ていてストレスが無い。
洗濯物を畳んでスーツケースにしまってから、旭川の街に出る。少し早いが晩ごはんにする。旭川ラーメンが有名で、著名な店の本店もあったりする。一番有名な山頭火の本店に行くと10名ほど並んでいたので一緒にならぶ。30分ほどで店内に入る。
ラーメンの味は可もなく不可もなくという感じ。旭川ラーメンというか普通のとんこつラーメンという感じ。自分は焼あごたかはしが好きかな。
食後は旭川駅前のAEONでお土産を買い自宅に配送手続きをする。昨年はメロンも送ったが、今年は良いのがなかったのでメロンは無しにした。
ホテルの帰りに旭川駅に入ってみた。路線図を見ると旭川が重要なターミナル駅であることが分かる。
重要なターミナル駅の割には列車本数が少ない。これが北海道の現実なのだな。クルマ社会なのだな。
明日のルートは天気まかせ。予報は雨になっているが朝起きてみなければ分からない。出たとこ勝負で行こう。
