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SR400: ウィンカーを交換する

ydf.hatenablog.com

SR400の純正ウィンカーは大きい。大きすぎる。なのでSR400のウィンカーを小型のウィンカーに交換する人は多い。先週ぐらいからウィンカー交換を真面目に考えてWebikeにパーツを注文した。意外と早く届いたので週末に交換することにした。注文したウィンカーはデイトナのSR400用。色はブラックとシルバー。メッキパーツが多いのでシルバーにした。

ウィンカーを交換するときに、元と同じ位置にウィンカーを付けるケースと、別の位置に付けるケースがある。ネットで画像検索してみると、フロントは別位置、リアは同じ位置に付けているケースが多い。

デイトナのウインカーキットはフロントは別の位置に付けるよう専用ブラケットが同梱されている。ケーブル長も別位置を前提にしており、純正より少し長くなっている。今回はこれに従うことにした。

大型のリアパニアケースを付ける人はリアウィンカーを別の位置に付けていて、ブレーキランプの両脇やナンバープレートの両脇にウィンカーを付けている。たぶんロングツーリングだとこうするのが良いのだろう。自分もそうした方が良いのだろうが、見た目優先でリアは元と同じ位置に付けることにした。デイトナのウインカーキットは純正と同じケーブル長にしてある(ナンバープレート両脇に付けるにはケーブル延長が必要になる)。

ウィンカー交換の手順はネットに色々と記載があるし、YouTubeの動画も多数ある。前日に予習しておいた。ウインカーキットに同梱されているマニュアルでも手順の概要は分かる。ある程度しっかり付けるには、以下の部材が必要になる。この辺はネットでもマニュアルでも言及されていない。

結束用テープ: 配線をまとめたり、下記のチューブを処理したりする。ビニールテープよりも薄くて引っ張ると伸びてちぎれる。自己融着テープでも良いが、個人的には結束用テープの方が使いやすい。

コルゲートチューブ: 配線を保護するチューブ。配線数は少ないので細いタイプ。割れ目があり中に配線を通しやすい。最後にチューブ全体を結束用テープでグルグル巻きにする。

結束バンド: 別名タイラップ。配線をまとめる。今回はコルゲートチューブの端を固定するのにも使った。

特殊な工具は使っていない。両口スパナ、ソケットレンチ、スピンナーハンドル、ラチェットレンチ、ラジオペンチ、カッター、デジタルトルクレンチなどなど。

 

ウィンカー交換の前に洗車して細部をキレイにした。チェーン清掃までやったので時間がかかった。それに疲れた(笑)

まずはセンタースタンドを立ててシートを外す。作業はリアウィンカーから始める。

作業の邪魔なのでグラブバーも外す。後でHURRICANE製のリアキャリアに付け替える。北海道ツーリングに向けて荷物を積めるようにする。リアキャリアやグラブバーを外す時には養生テープが必須。外す時に擦って塗装が剥げることが多い。

ECUECUを固定しているブラケットを外す。ブラケットの下に配線コネクタがまとまっているからだ。SR400は後からECUをここに押し込んだので、配線コネクタと干渉しているのだろう。ブラケットの3カ所のボルトを外す。一番奥のボルトはアース線を友締めしている。付け戻す時にアース線を忘れぬよう要注意。

ブラケットの下にビニールカバーに包まれた配線コネクタの束がある。統一感が無いのはSR400の長い歴史の中で付けたし付けたされたからだろう。このコネクタが固い場合もある。外し方はビニールのカバーをずらして金属コネクタを外すようにする。当然だが電源はOFFで作業する。

ここで純正のリアウィンカーを外す。左右同時ではなく一方から外して付ける。外す時に隙間にスパナを差し込むことになる。傷付かないように養生テープを忘れずに。純正ウィンカーと小型ウィンカーのサイズ比はこんな感じ。純正は相当に大きい。つぶれたミカン、小さ目のどら焼きのサイズ感だ。小型ウィンカーも筐体は金属製で作りは頑丈。

その小型ウィンカー配線は、見ての通り、赤黒の線がむき出しになっている。これは不安なので、少し工夫することにした。リアはスペースが無いので前述のコルゲートチューブは使えない。仕方ないので、付属の黒いチューブをウィンカー本体に「押し込んで」、結束用テープで補強してから細い結束バンドで固定するようにした。

配線の手順はデイトナのマニュアルに詳しく記載されている。それに従って配線すれば問題ない。配線長も純正と同じなので収まりも良い。そんな感じで作業すると、こんな感じにリアウィンカーが付く。良い感じだ。かなりスッキリした雰囲気になる。

(この辺で疲れてきたので、フロントウィンカーの取付作業を撮り忘れました。写真がありません)

続いてフロントウィンカーを取り外す。その前にヘッドライトを取り外す。ヘッドライトカバーの中に配線がまとまっており、配線コネクタも全てヘッドライトカバーの中にあるのだ。ヘッドライトを外すと多数の虫の死骸が出てくる。ということはここは風雨にさらされているのか。かなり乱暴な作りだ。雨に濡れてショートしないのだろうか。

リア同様にフロントウィンカーの片側から取り外す。そこからフロントウィンカーの配線コネクタをヘッドライトカバーの中から探す。かなりグチャグチャなので手間がかかるが、それほど難しくはない。手間だけだ。コネクタを外してウィンカー本体が外れる。フロントウィンカーは前述の通り元の位置ではなく別の位置に付ける。フロントフォークの固定ブラケットにウィンカー付属の専用ブラケットを付ける。この締め付けトルクは管理されており、20Nmで締め付ける。ここでトルクレンチが出てくる。Monotaroの安いデジタルトルクレンチだが無いよりマシ。ちなみに20Nmはかなり緩い。トルクレンチ無しでギシギシに締めると危ないのだろうか。

フロントウィンカーの取付位置は余裕があるので、ウィンカー付属の黒いチューブをウィンカー本体に押し込んでから結束テープで補強して、その上からコルゲートチューブを被せて、最後にコルゲートチューブを結束テープでグルグル巻きにしている。これなら風雨にさらされても大丈夫だろう。

フロントの左右のウィンカーを交換するとこんな感じ。元々スリムなSR400が更にスリムになって良い雰囲気だ。ウィンカー交換する人が多いのも納得だ。

ウィンカーと同時に買ってみたシムズクラフト製のサイドキャリアと、HURRICANE製のリアキャリアも取付。この辺は配線無いので神経使わない。このリアキャリアは見た目がキャリア感が無くSR400に収まりが良い。前々から欲しかった。これなら1年中付けておいても良いかもしれない。リアキャリアはGlobe TrotterのAir Cabinが載せられるサイズがお気に入り。SR400との収まりも良い。純正のグラブバーの方が好きだが。



ブレーキランプも交換するつもりでデイトナのルーカスタイプを買ってあるのだが、時間が無かったので次回以降とした。北海道は交換せずに行くことになるかも。このリアキャリアの下の空間に荷物が入るようにケースかバッグを自作したいし、サイドバッグも再考したいしな。

残った純正のウィンカーはプチプチビニールに包んで物置に入れた。使うことは無いだろうが、あの大きなウィンカーは単独で見るとなんだか愛らしい形状なので、別の用途で使いたいなあ。4つ並べて点灯させると、なんだかすごいと思うのだ。4bit信号を表示するオブジェにでもするかな。