文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

カブ110: お祓い受けて実動開始

新しい乗り物を手に入れると寒川神社でお祓いを受けている。大きい神社でお祓いといえば、神殿にて人が礼拝するのが普通ですが、お祓いを受けられる神社だとクルマなどのお祓いを受けてくれるところが多い。寒川神社では交通安全のご祈祷をお願いすると、駐車場まで神職が来てクルマやバイクのお祓いをしてくれる。ちなみに神社の繁忙期はクルマやバイクのお祓いはやっていませんので注意です(1月2月はやっていないはず)。

この自分の新しいクルマやバイクをお祓いしてもらうのは、ちょっとスペシャルな雰囲気で得難い体験なので、自分はバイクは年一回やって頂いている。今回は先週納車されたカブ110号のお祓いを受けに来た。

寒川神社のお祓いは08:00から行われているので、少し早起きしてカブ110号をガレージから出す。車体が軽いのでとても楽だ。猿号(Monkey Z50)と同じぐらい軽い。正確には30kgほどカブが重たいが、ハンドル位置が高く扱いやすさが軽さにつながるのだろう。キーをひねってキックで始動。セルは付いているけどバイクはキック始動が好きなのだ。

寒川神社までは30分ほどかかる。本格的に走らせるのは初めてだ。シフトアップは多少コツが分かってきた。スタートして2秒ぐらいで1速から2速へ。変速時にシフトペダルを踏んでアクセルを戻して、シフトペダルを戻す直前にアクセルを開く感じ。普通のギア付きバイクと同じだ。シフトペダルを踏んでいる間はクラッチが切れているので、この操作で合っているはずだ。

しかしシフトダウンは相変わらず良くわからん。どうやってもギクシャクする。信号で停止する少し前に4速から3速へダウンしているが、ここまで速度落としていたら、シフトダウンでのエンジンブレーキの意味がほとんど無い。長い下り坂以外ではエンジンブレーキは不要と考えるのが良さそうだ。

信号停止中のギアもNにした方が良さそう。いつものクセで青信号直前に1速に入れるので、1速まま停まっていると2速に入ってしまう。渋滞で止まっている時には1速のままで良さそうだが、1速で低速走行はギクシャクするので、渋滞のノロノロ運転は2速のほうがスムーズだ。

そして走りが軽い、非常に軽快だ。これは新鮮な感覚。スクーターよりも軽快で、安定感も高い、17inchとホイールも大きいからか。これこそがスーパーカブの魅力なのか。ちょっと驚いたというか、感動したな。速度も60km/hぐらいまでスムーズに加速する。この辺が猿号には無かった走りだ。

オートバイとしての充実感や満足感はSR400号の方が圧倒的に高い。しかしカブ110の軽快さは他の乗り物では味わえない何かだな。どちらかといえば自転車に近いのかもしれない。この魅力を上手く伝えているメディアは見たことが無い。YouTubeとかのカブの紹介は「カブをカブとして紹介」しているので、カブを知っていることが前提のような気がする。カブを乗ったことが無い人にこの軽快さを伝えてあげたい。

寒川神社は桜が満開で、強い風が吹くと桜吹雪になっていた。

今年もバイクの季節が来た。