文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

becky!からOutlookへ乗り換える

長年愛用しているメーラーソフトBecky!は、最近は大きなversion upは無いのだが、安定して動作しているので、その動作に不満を覚えたことは殆ど無い。というか、長年愛用しているので、長所短所含めて「メーラー = Becky」になっているのだろう。


ところが、諸般の事情でメーラーをBecky!からOutlookに乗り換えることになった。最初は簡単に考えていたのだが、これが意外と大仕事になってしまった。ネットで調べると、BeckyからOutlookへの乗り換えは一発では無理。他のメーラーを経由してOutlookに変換することになる。


多かったのは、Beckly! -> Eudra -> Outlook Express -> Outlook というパス。


ただ、これはBeckyのフォルダ構成をそのまま引き継ぐことが前提になっている。自分の場合には、この機会にフォルダ構成を一新することを考えていたので、途中のEudraは不要になる。


Becky! -> Outlook Express -> Outlook


という手順になる。


手順1)Becky!のメールをeml形式で保存


BeckyにあるメールをOuteml形式(1メール1ファイル)で出力する。出力したいメールを複数選択した状態で(多くの場合、Beckyのフォルダに含まれるメール全件選択するだろう)Beckyのファイル -> エクスポート を選択し、eml形式のラジオボタンをON、「送信日時をタイムスタンプにする」のチェックボックスをONにして、OKボタンをクリック。すると出力先フォルダの選択ダイアログが出るので、適切なフォルダを選択して作業完了。


手順2)eml形式ファイルをOutlook Expressへ読み込む


これは簡単。出力された複数のemlファイルをOutlook Expressを立ち上げて、受信箱へドラッグ&ドロップすればよい。


手順3)Outlook ExpressからOutlookへ変換


Outlookを立ち上げて、ファイル -> インポートとエクスポート をクリック。するとダイアログが表示され「他のプログラムまたはファイルからのインポート」を選択して「次へ」をクリック。ここで「Outlook Express 4.X 5.X 6.XまたはWindows Mail」を選択して「次へ」をクリックすると、Outlook ExpressにあるメールがOutlookへインポートされる。


ここまででも作業量は多い。しかし、機械的にやれば終わる作業だった。


必要なメールはBecky!からOutlookの受信箱へすべて移動させることが出来た。後はOutlook上でフォルダ構成を決めて、フォルダ毎に「振り分けルール」を決めてやればよいのだ。


問題はOutlookの「振り分けルール」が今ひとつ使いにくいのだ。というか、やりたいことがどうしても出来ない。


MLで配信されるメールヘッダにも、差出人=メールヘッダのFROMに書かれているアドレスがあるのだが、Outlookの振り分けルールは、このML配信時のFROMアドレスの情報が取得できない模様。誰がMLへ出しても、受信側ではMLへ出したメールはすべてowner-XXX@XXXX.XX.JPとしか扱えないみたいだ。


色々とググってみたが、どうやら「仕様」らしい。マイ・ガッ!