文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

芝の増上寺

ワイフは観劇の予定があるので、娘と二人で朝一番から出かける。来年の参考のために、市内某所にてとあるイベントを見学。その後、JRで浜松町へ出る。芝の増上寺の節分祭に参加するためだ。11時前に到着したので、増上寺門前にあるドトールにて軽い食事を取り、豆まきイベントを乗り切るためのエネルギーを補給する。

11時半に境内に入ると、特設ステージ前はかなりの人だかり。まだ余裕があったので、なんとかステージ脇の子供優先スペースに入ることが出来た。もう少し遅かったら、一般スペースで足止めされただろう。ちなみに境内は石段があり、豆まき開始後には石段下で入場制限があったらしい。

12時くらいから境内特設ステージ上で餅つきなどが開始され、司会の落語家の方の掛け声で豆まきが始まった。物凄い人数の人間がステージからまかれる豆やお菓子、お餅などに殺到するため、ほとんどパニック状態。かなり危険な状態になる。事前に下に落ちた豆を拾おうとすると、突き飛ばされて転んだりして怪我をする可能性が高いので、下に落ちた豆を拾うのは禁止されていたが、そんなことはお構い無しと、お姉さま方や子供などが、しゃがんで拾おうとする。親自ら拾っているので、当然子供にも注意しない。日本人の品性も下がったものだ。ステージから投げられる豆などに、我を忘れて突撃する姿は、お意地汚く、浅ましく、世辞にも美しいとは言えない。

当初簡単に取れるだろうと思ったが、なかなか豆を取ることが出来ない。しかし、このような危険な状態なので、娘にも無理に取ろうとせず、状況を良く見て安全第一で参加するように伝える。自分は少し離れた位置にいたのだが、自分に手元に向かって飛んでくる豆もあったりして、なんとか取ることが出来た。豆まきは合計6回ほど行われた。終わってみれば、娘と自分の分を合わせて、豆が11袋、ベビースターラーメンが一袋、タワシが一つ、手にすることが出来た。あのパニック状態を考えれば大収穫である。1時間程のイベントだったが、人ごみにもまれてヘロヘロである。