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カブ110: ベトナムキャリアを付ける

東南アジアで使われているスーパーカブには「ベトナムキャリア」と呼ばれるキャリアが付いていることが多い。カブのセンターフレームの箇所に付ける小さいキャリアだ。画像はハノイのバイクレンタル屋から引用させて頂いた。この真ん中の黒いキャリアがベトナムキャリアだ。

https://hanoimotorbikerental.com/honda-semi-automatic-scooter-cub-50cc-hire-vietnam-hanoi-motorbike-rental.jpg

カブのカスタム(?)とししては比較的メジャーなパーツだ。amazonでも普通に売っている。

Google Image Searchで"Supercub Vietnam"と検索するとベトナムキャリアの画像がヒットする。不思議とこのキャリアに荷物を積んだ画像が少ない。そう、ほぼファッションキャリアで実用的ではない、と思われる。大した荷物は載らないしね。ネイキッドバイクのタンクバッグみたいなものかと思う。加えてここに荷物があると乗る時に邪魔だ。

それでもカブにベトナムキャリアを着けようと思う。理由は乗り降りするときに白いカバーにシューズが当たって傷がつくからだ。既に消えない傷が2,3個ついている。このままでは傷が増えて目立ち始めるので、いまのうちにガード=ベトナムキャリアを付けておこう、ということだ。動機が不純だが、元々使われないベトナムキャリアなので良いだろう。

Webikeで注文して1週間ほどで到着。上に乗っているのがKITACO製のベトナムキャリア。下の2つの箱はサイドバッグサポート左右セット。この話はまた別途。

日曜の昼前から作業開始。日当たりの良い場所を確保した。

マニュアルには取付方法の記載はあるが、取付手順は書いてない。マニュアルを熟読して実車で確認しながら手順を考えると以下のようになる。実際にはTry & Errorでやり直している。

最初にカバー中央部の左側の純正ボルトを外して、キャリアのステーを仮付けする。ボディとステーの間にワッシャーを挟み込むので要注意。左側は短いステー、右側は長いステー、前後方向があるので要注意。

右側の長いステーを仮付けする。純正ボルトの位置が低いので長いステーになる。

ベトナムキャリアの本体を仮付けする前に養生テープで養生しておく。位置が決まらずに動かすと傷がつく可能性が高いので、養生テープは大切(マニュアルには記載無し)。かなりごっついパイプで組んである。

ベトナムキャリアの前部の固定は同様にカバーの純正ボルトを外して固定する。この時に必ず右側から仮付けする。実は左側から取り付けて、右側が着かず、左を外してやり直した。

右側から付ける理由は、ボディ側から、フランジ付きスペーサー、スペーサー、ワッシャーの3枚を挟み込んでキャリア本体、ワッシャー、付属のボルトで締める、という非常に面倒くさい構成なので、最初に右側から作業したほうが良い。下の写真は養生テープを外した後です。

左側は簡単で、ボディ側からスペーサー、ワッシャー、キャリア本体、純正ボルトで締める。自分はここにラムマウントを挟み込んでいる。

仮付けして位置が決まったら養生テープを外して、本締めしていく。この辺はあまりトルク管理しなくても良いかもしれない。気になる人はメンテマニュアルを見てトルク管理した方が良いです。

スーパーカブ110の2022モデルはキャリアが黒パイプなので、ベトナムキャリアも黒パイプで統一感がある。良い感じに収まったと思う。乗り降り時に足がかかっても問題ない丈夫な作りになっている。あんまり安いパーツではないし、本場ベトナムの雰囲気は無いので人を選ぶかもしれない。自分としては大満足。