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濱マイクシリーズ第一作「我が人生最悪の時」リバイバル上映に行く

hamamaiku-30th.jp

映画濱マイクシリーズが上映されて今年で30周年になり、リバイバル上映されることになった。これは目出たいことだ。とても好きな映画でDVDも持っているし、なんども観ている。ストーリーも一部のセリフも覚えてしまっているほどだ。もちろんリバイバル上映を見に行った。

第一作から第三作まで順次上映するので、まずは第一作を見に行った。上記のサイトで上映する映画館を確認すると沢山あるのだが、上映時期や上映時間はまばらで、夜1回とか朝1回とか、上映日も毎日ではない。それでも予定を合わせて観に行ってきた。映画館は映画の舞台となっている横浜黄金町のシネマ・ジャックアンドベティ。映画にも登場する横浜日劇は既に解体されてしまったが、その向かいにある映画館だ。当時はその日劇でも上映され、自分も日劇で鑑賞したので、臨場感が高く最高の体験だった。映画に出てくる探偵事務所が実際に自分の背後にあるのだから。

ジャックアンドベティまではカブC110号で行ってきた。自宅から1時間程度。地下鉄でも行けるが、なんとなくカブで行きたくなった。Google Mapsでバイク駐輪場を探すと近辺に2カ所あったので、その1ヶ所に停めた。

後で分かったが、その駐輪場は月極の駐輪場だった。無断で利用してしまったことを反省しています。どうりで清算したら1,600円もしたし、別のクルマの車止め板が下がったので、おかしいあとは思った。お金払ったので許してほしい。

映画館に着いたのは上映30分前。ちょうど夕食の時間に上映されるので、映画を見る前に食べるか、見た後でたべるか、と考えた時に目の前に中華料理屋があったので炒飯を急いで食べた。映画館に着いたら上映5分前で間に合った。狭い劇場でスクリーンも小さ目だが、この映画には合っている。観客は劇場の1/4程度。30年前の映画だし大ヒットした訳でもないので、好きな人が集まったという感じだ。

(少しネタバレ)

「我が人生最悪の時」はモノクロ映画だが、楊海平が殺されるシーンで赤い血の色で画面が埋まるのが印象的。楊が兄と「俺たち(殺し屋の)血の色は黒い」というようなセリフがあってからのシーンになる。細部に神は宿る。どのシーンもカッコイイ映画だ。

映画館には当時のパンフレットやポスターなども展示されていた。良い雰囲気だ。第二作、第三作も映画館で観たい。

ちたみにTVシリーズというのもある。これはこれで面白いのだが、少し世界観が異なるので、別作品として楽しむのが良いかと思う。特に妹が映画とTVで正反対のキャラクター設定で、それはそれで面白いのだが、ベタな設定の映画の方が好きかな。TVシリーズも映画館で上映されているので、映画館で観ると違う印象かもしれない。フィルム撮影されているはずだし。