文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

カブ110: フロントキャリアと鉄箱を取り付ける

スーパーカブ110はお買い物バイクとして増車した。ノーマルの状態でもリアキャリアの積載能力は高くて、重たい荷物を積んでも安定して走る。先日も会社の同僚の娘さんに自宅にあった大量の写真集を送るため、15kgぐらいの書籍を積んで走ったがビクともしない安定の走りだった。これはスゴイ。

リアキャリアは優秀だけど食料品を積むには向いていないので、世の中の皆さんがよくやられているようにリアボックスを付けることにした。ついでにフロントにも荷物を積めるようにキャリアを追加することにした。

リアボックスもフロントキャリアも、ホンダドリーム店やNAP'S等バイク用品店で付けてもらって良いけど、ネットで調べると自力で付けるのは簡単らしい。アニメ「スーパーカブ」でも小熊が自分でボックス付けてたしな(小熊の能力はエンジン腰上腰下バラせるぐらいに非常に高いのだけれど)。

カブのリアボックスには色々と流派があるようで、バイクキャンパーに好まれるホムセン箱(ホームセンターで売っている樹脂製の大型の箱、フタがグレーでボディがグリーンのが多い)、GIVI等のバイク専用の丸みを帯びたボックス、リベット打ちのゴツイ系のアドベンチャー系バイクに付いている箱(ハンターカブに多い)、ホンダ純正オプションなどなど。

自分は最もカブらしい(と思っている)ホンダ純正の「ラゲージボックス」、通称、鉄箱を付けることにした。お巡りさんのバイクの後ろに付いていたあの箱で、あの箱の上で青切符にサインしたことが数回ある(笑)。集金のバイクとかで、伝票のあの箱の上で書いていたような気がする。

最近のお巡りさんのバイクに付いている箱は、ホンダ純正の樹脂製「ビジネスボックス」らしい。

hondago-bikegear.jp

早速Webikeで貯まっていたポイントを使って注文して2営業日で届いた。鉄箱はカギ付き。鉄箱を取り付けるにはボックス取付アタッチメントも必要なので一緒に注文しておいた。上に乗っているがフロントキャリア。耐荷重5kgなのでかなりしっかりした作りになっている。このキャリアに大型のカゴを付けて新聞配達しているので耐久性はかなり高いと思われる。荷掛けフックも4カ所ある。

手間のかかりそうなフロントキャリアから取付開始。フロントキャリアはポン付け出来なくて多少の加工が必要になる。 ホンダのネット上にPDFマニュアルがあるので、読んでから作業したほうが良い。

これが取付前のカブのフロント。フロントフォークの付け根部分の両側にボルト2個、そのボルトの間に「謎の穴」がある。後から穴を開けられるように6本の細い支柱でフタしてあるような穴がある。この穴は何だろうか?と思っていたが、フロントキャリアを付けるには、この穴を開ける必要がある。

穴を開けるには、フロントフォーク両側のボルトを外して、カバーが爪で片側4カ所+中央部2カ所でハマっているので、爪をバキバキと外す。ちょっと割れそうで怖いけど、ゴムハンマーとかで軽くたたくと外れやすい。外したら謎穴の細い支柱をプラモ作る要領で、ニッパー等で切る。切断面がガタガタなので棒ヤスリなどで削り落とす。

ヤスリで削って、フロントキャリアの付属の金属の支柱が入るようにする。断面は見えないのでキレイにならなくても大丈夫だけど、削るのは手間がかかる。

フロントフォークのカバーを外した状態。フェンダーの青い樹脂を固定している、真ん中のボルト穴は、元々付いていたボルトを外した状態。ここに先ほどの支柱を当てて、フロントフェンダーに付属の新しいボルトで固定する。フロントフォーク両側のボルトも付属の新しいボルトで固定する(ボルト長が異なる)。

謎穴がキレイになったらカバーを元に戻す。片側4カ所+中央2カ所の爪を上手くはめる必要がある。四苦八苦しているうちにフェンダーに傷をつけてしまった。まあ見えない位置だから良いけど。この作業が上手くできず少し時間がかかった。

後はフロントキャリアを付属のボルトで固定して終了。付属の説明書が無く固定トルクは書かれていないが、ボルト穴もしっかりしているので強めに締めても大丈夫だろうが、ほどほどに締めておいた。少し走ってからの増し締めは必須。

鉄箱の取付はホンダのネット上のPDFマニュアルを見ながら作業した。フロントキャリアほど手間はかからず、スルスルと作業は完了。

取付アタッチメントをリアキャリアに差し込んで、鉄箱をリアキャリアに乗せて、鉄箱の内側からボルト4本で固定するだけ。取付アタッチメントと鉄箱のボルト穴を合わせるのは難しい作業ではないので大丈夫。

一つ問題になったのは鉄箱の取付位置。鉄箱は基本的には縦置きなので、リアキャリアにピッタリサイズに収まるようになっている。その位置に自由度はほとんど無いけど、鉄箱をシートからなるべく遠い位置に付けた方が良いと思う。背筋を伸ばしてバイクに乗る人には関係ないかもしれないが、鉄箱がシートに近いと自分のように猫背だと背中が鉄箱に当たる。それを背もたれだと思える人が良いけど、カブ110はそれなりに振動するし(SR400程ではないが)、鉄箱は固いので背中が当たると少々不快。なので鉄箱はシートからなるべく遠い位置に付けた方が良い。写真はシートから遠い位置に付けた状態。

鉄箱は横置きもできて、横置きするとシートから離れて快適。しかし、鉄箱の底にドリルでボルト穴を開ける必要がある。ボルト穴の位置は最初からポンチが打ってあるので位置測定など不要だけど、バリ取りとか必要で、それなりに面倒なのでオススメはしない。

※後日撮った写真を追加しました。