文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

バイク用パンツ考 その2 デニムパンツ

バイクウエアとしてデニムは適さないと言われている。丈夫なデニムだが実は裂けやすい。バイクでコケた時にはスグに避けるので適さないのだ。先日買ったマルカワのバイク用デニムは普通のデニムに膝プロテクタ用のポケットが付いているだけ。その分、シルエットも履き心地も普通のデニムなので気に入っている。しかし裂けそうだよねえ。

バイク用ウエアのメーカーもデニムパンツを出している。レザー専門のKADOYAやDEGNERも最近はデニムなどレザー以外のウエアを推しているし、KOMINEは昔から力を入れている。デニムにナイロンなどを加えて強度を出す、最初からプロテクタを仕込む、などなど色々と頑張っている感じ。その分見た感じはバイクウエア感が強くて、かなりゴッツイ感じになる。それはそれで良いものですが、もう少しスッキリ感が欲しい。

Iron Heartはヘビーオンスデニムをバイク用として出していてハーレー専門店でも扱いが多いらしい。もちろん八王子のショップもバイク用という雰囲気で売っている。しかしプロテクタは入らない。自分もIron Heartを履いているけどインナープロテクターを付けている。そうなると若干不細工。加えて歩きにくい。

色々と調べると日本が誇るデニムメーカーのEDWINでバイク用デニムパンツを出している。

EDWIN バイクジーンズ

上記サイトを見ると冬用と通年用と二種類ある。通年用はEC専用とあるので通販のみで、冬用はショップにあるのだろう。デニムは試着は必須だし(型によってウエストの感じが違う)、裾上げしてほしい(ロールアップでバイクにのると引っかかってあぶない)ので通販でデニムは買いにくいし。

ならばとEDWINのフラグシップショップがある日暮里まで行ってみようと、仕事場を少し早く切り上げて行ってみた。駅前のビルの4Fにショップがある(繊維街の入り口にもある)に閉店近い時間に行って、バイク用デニムを訪ねると、なんと全て通販のみだった。ならば、Webに書いてくれれば良いのに。バイク用品店には店頭在庫があるらしい。NAP’Sにもあったのかも。裾上げは店頭に持ってくれば有料で対応できるとか。いろいろと制限が多い。マイナー商品というか実験的商品なのかもな。在庫があれば店頭で取り寄せて、試着と裾上げが可能とか。

MサイズとLサイズの冬用のデニムは在庫があるらしいので取り寄せて頂いて、もう一度日暮里まで行って試着と裾上げをお願いするしかない。取り寄せには4日ほどかかるし、取り置きは1週間のみらしい。なんともルールが厳しいというか、アパレル業界は余裕が無いのかもな。

EDWINのバイク用デニムはWILD FIREという暖かい生地+ナイロン強化+防風フィルムと頑張っているし、膝プロテクタを外から出し入れ出来るのが嬉しい。というのも、ツーリング先で少し歩かなければならない時に、例えばお遍路で階段を数百段とか20分歩くとか、プロテクタを簡単に外せるのは助かる。防水パンツとかはプロテクタは一度脱いで裏返さないと外せない。

入荷したら電話くれるらしいので、手間だけど、それまで待つことにした。

帰りがけに日暮里駅前の馬賊で担々麵と餃子を食べることに。コロナ禍でも閉店していなかったのが嬉しい。店員に北欧系女性店員がいて驚いたが、思えば日暮里は国際色が強いので、そういうこともあるわな。馬賊の殺伐とした雰囲気にはそぐわない気もしたけど、世の中全体的に多国籍感が増えて欲しい気もする。