バイク用のエアバッグ Hit-Airの使い心地

バイク用のエアバッグ、Hit-Airを使っているので、その使い心地を書いてみた。気になっている人は多いと思う。しかし、ネットで検索しても出てくるのは宣伝ばかりで、実際に使っている人の情報は出てこない。ここに書いた情報が誰かの役に立てば良いなあ。

結論を書いておくと、バイク用エアバッグのhit-airは、安全ではあるんだろうけど、その安全性を実感したくは無く、そしてとても面倒なモノなので、誰にでもオススメできるものでは無さそう。

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バイク用のエアバッグが販売されている。ジャケットなどに内蔵されているタイプと、釣り船に乗るときのライフジャケット(ライジャケ)みたいなタイプがある。何社からか発売されている。有名なのはhit-air、最新式はアルパインスターズ。どちらもNAP'Sで販売されている。hit-airエアバッグとバイクをワイヤーでつないで、身体がバイクから離れるとワイヤーが引っ張られてガスカートリッジの栓が開いてエアバッグが膨らむ。アルパインスターズはワイヤーが無く、エアバッグにセンサーを付けてセンサーが飛ばされたと判断したら同様にガスカートリッジの栓が開く。

一体型エアバッグ・ハーネス | バイク用製品 | ヒットエアー - hit-air - 着用するエアバッグ | 無限電光株式会社

【TECH-AIR®5】 | Alpinestars | 岡田商事株式会社

自分はhit-airのMLV-Cというスタンダードなタイプを使っている。革ジャンの上にエアバッグを着てバイクに乗った時にエアバッグとバイクをワイヤーで繋ぐ。時々、繋ぐのを忘れてしまう。これではエアバッグの意味は全く無い。

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また、バイクから降りる前にワイヤーを外さないと、ワイヤーでバイクを引っ張ってバイクを倒すか、ガスカートリッジの栓が開いてエアバッグが膨らんでしまう。実際には、ワイヤーはカールコードになっているので、ワイヤーを外し忘れても普通にバイクから降りたぐらいでは倒すことも膨らむこともない。ワイヤーが引っ張られて外し忘れたことに気がつく感じだ。

SR400に乗っているので、セルモーターが無くキックで始動することになるが、ステップの上に立ってキックするぐらいでは、ワイヤーが引っ張られることは無い。

立ちごけしてバイクから離れるように転がったら、エアバッグが開くだろうなあ。

正直なところhit-airエアバッグは使い勝手は良くない。上記の通り乗り降りの時にワイヤーの付け外しは必須になる。これはかなり面倒だ。そしてエアバッグの作りにも課題がある。胸部プロテクターを付けられるようになっているが、一般的なスナップボタン式ではなくてベルクロテープ式。なので、胸部プロテクターをエアバッグにつけようとすると、ベルクロテープにスナップボタンが付いたもの(普通のバイク用ジャケットに付属している)が必要になるが、これが売ってないんだなあ。探したけど売ってない。仕方ないので、ユザワヤで材料を買って自分で作った。

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17mmのスナップボタンが普通に売っているプロテクターのスナップボタンと適合する。どうして知っているかといえば、ユザワヤにプロテクターを持っていって、現物合わせてで調べたからだ。不審客だよねえ。

ベルクロテープにスナップボタンを縫い付けてやると、こういうふうにプロテクターがつくようになる。このプロテクターは1万円ぐらいする高価なもの。性能が良いのかは分からんし、知りたくもないし、実感したくはない。

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エアバッグには背面プロテクターも付けられるようになっているので、コミネの亀の甲と呼ばれる丈夫なプロテクターを付けている。これもベルクロテープで付くようになっているが、固くて重たいプロテクターがベルクロテープで付くわけがない。自分は針金で固定している。

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エアバッグ自体も重たいが、前後にプロテクターを付けた状態だと更に重たい。着てしまえばなんてことはないが、これを付けて歩いたり休憩したりする気にはならない。

 

自分がエアバッグ+プロテクターをどうやって使っているかというと、こんな雰囲気で使っている。

1) エアバッグに胸部と背面のプロテクターが付いているので、ジャケットの胸部と背面のプロテクターは外してある。肩と肘のみプロテクターだと、バイク用ジャケットとしてはかなり着心地は良い。

2) このエアバッグ+プロテクターはバイクのガレージに置いてある。ヘルメットとグローブもガレージ。なので、バイクに乗る時は、ヘルメットとグローブに加えてエアバッグを付ける、という感じ。船に乗るときにライジャケ付ける、みたいな感じ。

3) バイクで走行中はエアバッグの重さは気にはならない。安心感?はあるかな。特に高速を走っている時の安心感はある。実際、高速で事故を起こした時にエアバッグがどのくらい効果があるかは不明。効果を知りたくはない。

4) ツーリング時のバッグはデイパックやショルダーバッグが使えない。エアバッグが開くのを妨げる可能性が高いからだ。なのでウエストバッグやベルトポーチを使うことになる。バッグの選択肢は狭まる。

5) ツーリングの休憩時には、バイクを停めて、ワイヤーを外して(これ大事!)、バイクから降りて、ヘルメットとグローブを外して、エアバッグを脱いでバイクに引っ掛けて、休憩に行く感じ。再び走る時にはエアバッグを着てヘルメットとグローブという感じになる。面倒なことは間違い無いが、安全のためには仕方ない手順だと思っている。ヘルメットにグローブ、そこにもう一つ追加になった、ぐらいに考えている。だいぶ慣れてきたかな。

未だに、自分以外でエアバッグを付けている人に会ったことは無い。かなり珍しいのかもしれない。エアバッグを付けてSR400に乗っているジジイがいたら、それは私かもしれませんね。