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東京都の新型コロナ新規感染者数の集計方法

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めまいがするような集計方法だ。50年前でもできる集計方法だろう。ある意味恐ろしい。

都の担当職員が出勤して間もない午前9時。この日に発表される感染者数の報告が締め切られる。都庁の30階にある感染症対策部には2台のファクスが常備され、そこに都内31保健所から「新型コロナウイルス感染症発生届」が送られてくる。感染者1人につき、A4判1枚。この枚数が、その日に発表される都内の感染者数となる。

その発生届はコチラ。

東京都感染症情報センター » 届出基準および届出様式(疾患別)

この発生届のフォーマットにはPDFとMS WORDがある。書式を見ると、手書きで記入することが前提だと思われる。これにWORDで書き込むのも出来るが面倒だろう。カッコとか多いし。

しかも「署名または捺印」とあるので、WORDで書いても印刷して署名または捺印が必要になる。発生届の提出方法を探したが見つからなかった。連絡先は住所と電話番号とFAX番号のみ。メールアドレスは無さそう。

百歩譲ってFAX送信だとしても、受け取り側はペーパーレスFAXだと思いたい。まさか、毎日300枚ものFAX受信で紙を出力しているはずがない。今は21世紀で、平成も終わって令和の時代だ。まさか、東京都の職員が300枚ものFAX受信紙を手めくりで目視で集計しているとは思いたくない。

e-Gov電子申請の仕組みもあるようだ。きっと今後はコレを活用して行くよな。まさかずっとFAXではあるまい。

www.e-gov.go.jp

新型コロナウィルスは色々なものをあぶり出すなあ。これを機に悪いところを止めて、良いものに変えていければいいなあ。