文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

革細工第二弾 バケツトートバッグを一枚革 出来上がり

先々週から作り始めた、一枚革のバケツトートバッグが出来上がった。実は火曜日の夜には出来ていたが、ここに書くのが遅れた。


全体の雰囲気はこんな感じ。クロム革なので元々光沢がある。更にレザーフィックスで仕上げているので、更に光沢が出ている。ちょっと派手目。また、革は薄いけど張りがあるので、硬い感じになった。靴工場で買った端切れだったので、女性用ブーツとかに使う革なのかもしれない。


もち手は太めにした。しかも2枚合わせなので、かなり固い。柔軟剤を少しだけ使ったけど、あまり柔らかくはならない。太めの赤い糸で縫いあわせてある。張りがあって固いので、内側に革紐で結んで、少しつぶせるようにしてみた。革紐の端は木製のナツメをつけてみた。


内側は赤いサテンで内張りしてみた。ポケットは大きめのを二つ。


そして底面はこんな雰囲気で縫い合わせしている。裏側からあて革して縫い合わせている。今回はこの縫い合わせを特徴にしたかった。カバンを肩からかけたときに、後ろから見ると、この縫い合わせの底面が見えるようにしてみた。



今回は見様見真似で、勢いで作ってしまった。そもそも初心者なのに、型紙自分で作っているし。自分にもそういう勢いがまだあったことが嬉しい。この勢いでガンガンと作ってみたい。


ただ、勢いだけだったので、基本的な技法など無視しているので、出来上がりには不満も多い。参考にしている書籍は野谷さん本。これは初心者が作るには非常に良い本で、この本から学ぶことが沢山ある。

手縫いで作る革のカバン

手縫いで作る革のカバン


この本はあえて細かい技法は省略してある。例えば、今回のバケツトートバッグの底の部分で使った裏側にあて革して縫い合わせには、野谷さんの本だと、表皮と同じ革で縫い合わせしている。これだと硬い仕上がりには良いけど(野谷さんの本は全般に厚めの革で作るのが前提。それが良い雰囲気になっている)、柔らかめの仕上がりには不向き。


本屋さんで色々と漁ってみたところ、この本が良さそうだったので購入してみた。基本から細かい技法まで一通り書かれているような気がする。先のあて革の縫い合わせも細かく解説されている。その他、革の型押し(濡らして型をつける)も解説がある。サドルバッグのサイドは型押しすべきだったのかも。

レザークラフト技法事典―クラフト学園虎の巻

レザークラフト技法事典―クラフト学園虎の巻


レザークラフト技法辞典〈2〉クラフト学園龍の巻

レザークラフト技法辞典〈2〉クラフト学園龍の巻


それから、もう少し気軽に作れそうな革のバッグの型紙集も購入。この本にあるように、今回のバケツトートバッグは豚革の方が良かったのかもしれない。上記の解説本を参考にしつつ、この本にあるような、少しシンプルなバッグを作ってみるかな。amazonのレビューを見ると、私と同じように、野谷さんの本の次にこの本を買われた方もいた。

革のバッグLesson1,2

革のバッグLesson1,2