文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

ルービック・キューブふたたび

仕事場の若い衆がルービック・キューブを自席に置いていた。ルービック・キューブ買ったんだ、と話しかけたら「頭が良くなりたいから買った」とのお返事。

ルービック・キューブで頭良くなるのか?まあ、ボケ防止には良いかなとamazonで買ってみた。1000円以下でそれなりのが買えるのだな。

 自分はルービック・キューブの第一次ブームの時にハマった。流行り始めてスグに純正品を入手出来たのはラッキーだった。2000円ぐらいしたような気がする。当時はネットも無いし今のような解法(Solver)が充実しておらず、独自で解法を考える必要があった。が、努力の甲斐あって数ヶ月で30秒程度で解けるようになった。その時にはルービック・キューブのコマがすり減ってガタガタだったな。中学生の青臭い集中力は素晴らしいねえ。

ルービック・キューブは見た目も動作も魅力的で、どうしてこの動作が実現できているのか知りたくて何度も分解して、その仕組みに感動していた。こんなことを考えられる人がいるんだなと。

今では当時の解法は完全に忘れているが、コマを回す手の動きはなんとなく覚えていて、それなりに動かせたことに驚いた。2面はあんまり考えずに合わせられたことにも驚いた。かかった時間は1分ぐらい。結構記憶しているものなんだな。人間てスゴイ。

当時の自分の解法は5つぐらい手順の組み合わせで、任意の2つのコマを入れ替える方法(手順)だったはず。頭では思い出せないが、手が覚えているかもしれないなあ。TVを観ながらなんとなく動かしていたら、2層合わせまでは行けそうな雰囲気になってきた。人間の記憶とは頭だけじゃないんだなあ。