文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

JAZZをTAB譜で弾くのも良いと思うのだけれど

大学でJAZZ研に入っていた友人とバンドをやっていた時に、友人からJAZZを少しだけ教えてもらった。基本的な考え方とJAZZ理論を少しだけ教えてもらった。自分は元々はアコギでニューミュージック(懐かしい単語)、エレキでフュージョン(これまた懐かしい)やロック系を弾いていたので、JAZZの考え方は新鮮というか異文化だった。その中で一番違和感というか飲み込みにくかったのが"ソロ"や"アドリブ"に対する考え方。ロック系だと完コピという単語があるようにギターソロをCDと同じように弾くことが良いとされていた。今はどうか分からないけど。対してJAZZはアドリブをコピーするのはナンセンスというか無意味で、自分なりにテーマやコード進行を解釈してアドリブ演奏を行うことが求められる。なのでJAZZ理論をマスターすることは必須なのだと思った。

JAZZ理論をマスターするのは結構難しい。幼少からピアノなどクラシック音楽になじみがあって譜面がスラスラ読める人は多少楽かもしれないが、それでも難しいとは思う。自分は譜面はスラスラとは読めないので、JAZZ理論は難しいと感じる。なのでなかなかJAZZを弾こうとは思わないんだよね。でもJAZZを聴いているとカッコいいと思う時はあって、こういう風に弾いてみたいなと思うことも多い。ならばアドリブをコピペすれば良いのではと思うが、当然ならが譜面には起こされていない。無意味だよね。

JAZZのアドリブをカッコいいと思う人は一定数いると思うので、アドリブを譜面に起こせば需要はあると思うのだ。さらにTAB譜で弾いても良いのではないだろうか。で、色々と調べてみると、多少は出版されているようだ。ニーズは小さいだろうけどな。

何度か紹介している、ベース無窮動のトレーニング本はJAZZのコード進行の1625に則っているフレーズが多い。弾いているといわゆるJAZZのフレーズになっているので、予想以上に楽しい。これはTAB譜。

上記の本の音域を一般楽器(ギターやピアノなど)に広げたバージョンで、よりJAZZっぽくした無窮動トレーニング本。ただしTAB譜ではないけど、内容が良いのでご紹介しておく。

BEBOP JAZZのCharlie Parkerの名曲をギター用にアレンジしてTAB譜にした。ソロは無いけどCharlie Parkerの曲のテーマは速いフレーズも多いので、ドナ・リーとか、弾いて楽しいのでは。

これもCharlie ParkerのベースTAB譜。なぜCharlie Parkerが多いのかは不明だが、カッコいいので許す。ロン・カーター弾いても良いけどね。

私的にはJAZZをTAB譜で弾くのも良いと思うのだけれど、本当のJAZZ Playerからは叱られそうな気がする。それでもJAZZ TAB譜を推していきたい。まずは気軽に弾いてみるところから始めるのが良いと思う。