文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

私のSR400は"スロウライダー"

寒いのでSR400号に乗る機会はほとんど無い。寒いと路面は融雪剤の塩化カルシウムが撒かれていて、バイクが錆びる。何より寒い。「春よこぉおい」と大滝詠一のように歌いたくなってくる。TwitterYouTubeでは寒くても元気にバイクに乗る人たちばかりに見えるが、バイクに乗らない人は、私のように、引きこもっているので、見えてこないだけだろう。雪が積もる地方では、冬の間はバイク屋でバイクを預かってくれるらしい。良いサービスだな。

そんなネットを見ているとバイクでコケる映像が流れてくる。そういう映像をついつい見てしまう。ゲスな好奇心というやつだろう。嫌なものだね。映像を見てみると、早い速度で走っているような気がする。少なくとも自分よりは速い。バイクの性能や乗り手の技量では、これぐらい速くても全く問題ないのかもしれない。自分はヘタレでビビりのライダーだが、そんな自分からみても「あぁ、これはコケても仕方ない乗り方だな」と思う時もある。自分の感覚だと「こういう運転はしないなあ」と。

例えば、カーブの進入時にブレーキ踏んでいない(ブレーキランプが点灯していない)、バイクを傾けすぎ、カーブでラインどりが変(IN-IN-INで曲がろうとしている)、そして明らかに速すぎる。

マスツーリング(集団走行)で前を走るバイクとの距離が開いたら「追いつかなければ」という気持ちになり、自分の技量以上、バイクの性能以上の速度を出してしまうことはあるかもしれないが、これは非常に危険だと思う。危険なので止めた方が良い。

 

バイクをゆっくり走らせる楽しみ方もあると思うのだよ。自分はゆっくり走って景色を楽しみたい。なのでゆっくり走ってもサマになるバイク、SR400に乗っている。

SR400の"SR"の由来は、"Single Road sports"の頭文字。

www.zurich.co.jp

自分の場合には、SRは"Slow Rider"かと思っている。カタカナで"スロウライダー"と書いた方がしっくり来る。サニーデイ・サービスの名曲のタイトルでもある。ちょっと"スロウライダー"が気に入っている。

www.youtube.com