文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

安価だけ良い双眼鏡 ケンコー ウルトラビューH6 x 21DH FMC

試験を終えて少しだけヨドバシを覗いてきた。双眼鏡のコーナーに行くと20歳代と思われる女性が双眼鏡を色々と試していた。なぜか対物レンズ側から覗いているので「反対ですよ」と声をかけようかと思ったが、不審者扱いされるので止めておいた。スマホでネットで評判の良い双眼鏡を調べつつ、反対側から覗いているのでは、無意味な行為だと思うのだけれど。。。

双眼鏡は覗いてみなければ良さが分からない。スペックだけ見てもね。ただズバ抜けたスペックの双眼鏡とかも時々あったりして、心惹かれるものがある。例えばKOWA BD II 32 x 6.5 XDとか。実視界が10度というのは素晴らしい。いつか買おうと思っているのだが、重量が535gというところで止まってしまう。だったら590gのKOWA Genesis 33を持ち出すのよ。軽さなら315gのKOWA Geness 22になってしまうわ。

そんな感じでブラブラと見ていると、派手な色の双眼鏡が並んでいる。推し色の双眼鏡で現場に行くのもアガりそうで良いかもね。とか冷やかし半分で見ていると、コレが目に止まって、スペック表を再度見直した。倍率6倍?実視界8.5度?なんだと?

www.kenko-tokina.co.jp

高倍率の双眼鏡を変えば遠くが良く見えそうだが、実際にはそうでもない。確かに遠景が拡大されるが視界が狭いと、結局見えにくい。低価格の高倍率な双眼鏡は視界が狭いのだ。天体観測するのでなければ最大8倍までで探したほうが良い。できれば低倍率の6倍とか。そして大切なのが実視界と対物レンズの口径。これが大きいと断然見やすい。こういう双眼鏡を広角双眼鏡という。詳しくは下記のサイト(マニア向けですが)。

Binocular

このウルトラビューは実視界が8.5度もある。対物レンズは21mm。重量は200gと超軽量。覗いてみると確かに視野が広い。そりゃ高価なKOWAなどと比べれば落ちるが、価格は1/10だもんな。気軽に持ち歩くには良いかもしれない。ツーリングにKOWA Genesis 22を持っていくのは気を使うんだよねえ。

久しぶりに双眼鏡のスペック比較表を更新してみる。

spec 8x20 HGL Genesis22 Genesis33 BDII32x6.5 H6x21D
Maker Nikon Kowa Kowa Kowa Kenko
倍率 8 8 8 6.5 6
対物レンス 20 22 33 32 21
実視界 6.8 7.5 8.0 10.0 8.5
見掛視界 50.8 60 64 65 51
1000m視界 119 131 140 175 148.6
ひとみ経 2.5 2.8 4.1 4.9 3.5
明るさ 6.3 7.6 16.8 24.0 12.3
アイレリーフ 15 15 15 17 13.2
重量 270 315 590 535 200

色々と調べていたら、欲しくなってしまい、結局yodobashi.comで注文してしまった。派手目の色にごまかされずに、この双眼鏡を覗いてみれば、他の同価格帯の双眼鏡より飛び抜けて良いのが分かると思う。Kenkoのステマじゃないけど、価格もスペックもオススメです。