Twitterを眺めていたらLADAのリンクが流れてきた。
ロシアの自動車メーカーLADAの新車 V-LADA CLASSIC LUXEを名古屋のディーラーが国内登録してくれるそうだ。価格は297万円。URBAN BLACKグレードで319万円。V-LADAのVはウラジオストク(Vladivostok)のV。たぶん、新車で買える旧車だろう。
左ハンドル、MT、フルタイム4WDでH/Lギア付き。普通に街中では走りにくそうだし、運転も面倒そう。しかしサイズは小さ目で四角い車体で着座位置も高いので、車両感覚はつかみやすそうで、見切りも簡単そうだ。これFFかFRだと使いやすいんだろうな。
エンジンは1.7Lガソリン、83HP/5000rpm、最高速度142km/h、0-100km/hタイムが17[sec]という前世紀の遺物レベルの低スペック。燃費10km/L程度。これで耐久性抜群だったら良いけど、たぶん壊れて修理し続けること前提だろう。タイミングベルト交換ぐらいは自分でできないとシンドイだろうな。
1年もしくは20,000kmのパワートレイン保証付き
このパワートレイン保証付きって、パワートレイン以外は保証無さそう。
リアワイパーとかランプ系はすぐ死にそうだな。旧車あるあるネタだけど。
サイズ感は良い感じで、全長3740[mm]、全幅1680[mm]、全高1640[mm]、車重1285[kg]。TOYOTA YARISより少し小さいぐらい(3940/1695/1500)。最低地上高200[mm]あって、サスの自由度が高ければ面白いけど、たぶんサスがグニュグニュな気がする。高速道路は怖いだろう。
内装は昭和の商業車レベル。
MTシフトレバーの左下にレバーが2本あるが、これが4WDのH/Lギアの切り替えだと思われる。ドアも薄い感じがする。エアバッグあるのだろうか。
シートは厚い感じがするけど、中身のスポンジがすぐヘタりそうで、その辺が旧車っぽくて良いかもな。
この手のクルマはパワーウィンドウではなく手動ウィンドウ、エアコンでなくヒーターとクーラー、バックミラーも手動調整にした方が無難だと思う。なるべく電動パーツを減らして壊れるヶ所を減らすのが良いと思うのだが、令和の新車だからな。難しいのかも。
オプションに「アンダー防錆塗装」「タイヤハウスインナーカバー」とかあるのが怖い。これは必須なのだろうなあ。「ルーフラック」は良い雰囲気なので、車体をマットカラー塗装にして、ルーフラックに荷物を積み込んで長期旅行とか楽しそう。
またオプションカラーにカモフラがある。自衛隊の人だと思われそうだ。
ホイールはスチールのみ。その理由は
アルミホイールは、国土交通省の定める品質認定を証明できませんので、いずれのグレードもスチールホイールが標準装備となります。
なんとも不安な感じがしなくもない。
新車で買える旧車だと思って乗れば楽しそうだな。面倒みてくれるディーラーが名古屋だけなで、名古屋近辺の物好きな人は手に入るうちに検討されてみてはいかがでしょうか。