文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

人間ドックに行く

今日は年に一度の人間ドック。毎年同じ病院で人間ドックを受けている。ワイフも一緒に受けている。費用は掛かるが健康維持への投資だと思っている。リターンを期待している。

人間ドックの費用は年々上昇傾向だけど、半分は健康保険組合で出してくれる。残り半分は自腹で払う。病気ではないので、確定申告の医療費控除の対象外。大した金額ではないので、国が控除対象にしても良いと思うがなあ。以前はこの残り半分を会社が福利厚生として出してくれたが、親会社が変わったとたんに福利厚生は全て打ち切りになり、自腹で払うことになった。なんともやるせない。ちなみに親会社はメディカル機器、製薬に全力投球中で、健康経営を掲げている。会社を愛していれば病気にならない、と本気で信じていそうで怖い。本気のアホなのかもしれん。

朝一番で病院に到着。受付を済ませてロッカールームのカギを頂いて検診着に着替える。この辺はもう慣れている。検査の仕組みは年々省力化されているようで、検査にかかる時間が短くなっているような気がする。従業員の数は増えているなあ。それでも検査費用を考慮すれば人員増強は理にかなっているな。

通常の検査は1時間ぐらいで終わってしまう。残りの検査は胃カメラ胃カメラには鼻から入れるカメラと口から入れるカメラがある。両方試したが口から入れるカメラの方が無難。自分は蓄膿症らしく鼻からのカメラとは相性が悪いようだ。口からのカメラも睡眠導入剤を使うか否かの選択があるが、迷わず睡眠導入剤をオススメしたい。水道のホースより太いようなカメラを口から胃まで入れる苦行を意識下で行うのは避けたい。睡眠導入剤を使えば寝ている間に完了する。もちろん睡眠導入剤にもリスクはあるので、個人の判断になるわけだが。

睡眠導入剤は注射器で血管内に挿入するのだが、今回の担当者が下手くそで、腕に針を刺した後で針先をグリグリして血管を探して、挙句に血管外に睡眠導入剤を入れてしまい、腕が多少腫れ上がるというトラブルを経験した。再び別の注射器で睡眠導入剤を血管内に入れたようだが、そこで眠ってしまったようで、それ以降の記憶は無い。気が付くと1時間半以上が過ぎていた。普通は1時間なのになあ、最初に失敗した分の睡眠導入剤も効いているのかもなあ。怖いわ。

立ち上がるとフラフラするが、なんとか歩けそうなので病院を後にする。ワイフは胃カメラ睡眠導入剤を使わない猛者なので先に終了して待っていた。合流して近くのウナギ屋で一番高いうな重と頂き、フルーツパーラーでデザートを頂く。かなりの暴食だが人間ドックに向けて多少は節制した食事を心がけていたので、久しぶりの暴力的な味覚を楽しめた。でも、そろそろ真面目に運動しないと、身体が動かなくなりそう。バイクに乗る体力は維持したい。