去りゆく友に祝福を

仕事場では今月末で退職する人が多い。自分のグループから3名が退職する。そのうちの1人は同期の友人のS氏。以前から退職して郷里の家業を継ぐという話をしていた。リストラ募集に応募したのだそうだ。リストラには予算が決まっているので、リストラ応募者全員が退職できる訳ではない。今回は採用(?)されてめでたく退職となった。

郷里の家業は飲食店なのだが、今回の新型コロナで家業が繁盛しすぎて手が回らなくなったそうだ。珍しいケースかもしれない。真っ当な家業を行っていれば、必ずしも新型コロナで経営が悪化しないケースもあるのだろう。

S氏の家業はネットで宣伝することを嫌うので詳しくは書かないが、地元では有名な優良店だそうだ。サラリーマンを卒業して優良な家業を告げるS氏には、リストラという言葉の響きとは反して、周囲から祝福の言葉が溢れている。一部には羨望の声もある。

本人もサラリーマン生活をやりきった感があるのだろう。全く未練が無い感じで、むしろ清々しい。自分も気持ちよく送り出せそうだ。こんなにキレイな退職は初めて。