文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

数年ぶりに昔の仕事場へ

先週末に数年ぶりに昔の仕事場へ行ってきた。昔の仕事場を引き払うらしく、古い設備に自分が管理者のサーバーが残っているとの連絡があったので、サーバーの処分をするためだ。自分の記憶が正しければ、サーバーは全て処分されているはずなので、古いサーバーが無いことを確認に行くようなものだ。

昔の仕事場は某駅からバスで20分ほど行った場所にある。その某駅の風景は数年前と全く変わらず。変化があるとすれば、閉店した店が増えたぐらいか。再開発など全く見込めない。二駅隣は再開発がスゴイ勢いで進んでいるし、その隣の駅も大きな開発が進んでいる。忘れられた集落、落日の町、という雰囲気だ。寂しい限りだ。

その昔の仕事場もかつての活況は無い。人も少ないし、照明も暗い。なんだかヤバイ雰囲気だな。そんな場所でぼーっとするわけにもいかない。仕事をしなければ。総務部のインフラ管理のお兄さんを捕まえて、仕事場に複数あるサーバールームを順番に開けて頂いた。昔は管理者権限があったのでサーバールームに自由に出入り出来たが、今となって部外者、外来者扱いなのだ。まあサーバールームに自分が管理していたサーバーなどある理由が無く、サーバールーム自体もガランとして寒々しい(サーバールームだからエアコンが強力)。早々にサーバーの確認は終わらせた。

最後に自分が使っていた、とあるプロジェクトの実験室を訪れた。そのプロジェクトは活動は継続していて、第2世代の開発がほぼ完了したところだった。ご挨拶に行っただけだったが、そこに自分管理の開発PCが2台残っていた。ヤバす。急遽、PC廃棄の手続きをとって、機密情報は廃棄の手続きをとった。まさかこんな所に残っていたとは。久しぶりなので積もる話もあるが、なんだか寂しい空気が漂っているので、早々に昔の仕事場を後にした。

もう、この場所に来ることは無いだろう。ここで10年間働いて、良いことも悪いこともあった。それらも全てここに残しておけば、引き払う作業の時にキレイにしてくれるだろう。そう願っている。