文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

徒然

10回目の結婚記念日。中央林間の横浜うかい亭に家族で食事に行く。それなりの店なので服装を正すよう娘に言うが、言うこと聞かず。うかい亭は閑静な住宅街の中にあった。駐車場入り口で係の人が車を預かってくれる。初めての体験だ。庭園を抜けて建物に入る。予約であることを告げると、豪奢な待合室へ通される。アールヌーボーを基調として和風テイストがちりばめられている。娘が「なんでこういう店だと言ってくれなかったの、服を替えれば良かった」と言うが、私はちゃんと忠告したはず。ほどなく個室へ案内される。室内も豪華。メニューを見せて頂く。大分奮発して松茸、鮑、肉のコースにする。前菜にワイフと娘は甘鯛のマリネ、私は焼きカサゴのシャンパンソース和えを頂く。めちゃくちゃに美味い!続いてカモのコンソメに松茸を入れたスープをパイ包みした料理を頂く。ビビる程に美味い!この間に、この部屋担当のシェフが目の前の鉄板で料理を作ってくれる。鮑の塩釜蒸し。某コミックで見たことがある料理を頂くことが出来るとは。至福の時間である。初めて食べる鮑は絶品。またかかっているソースが美味しい。このソースをパンに付けて食べたいなあ、と思っていたらちゃんとフランスパンが出てくる。至れり尽くせり。鮑のキモの料理も素晴らし。こちらは温かいご飯に載せて食べたい。メインに高級霜降り肉のステーキを頂く。これまた絶品。付け合わせにニンニクがあるのだが、カリカリにしてある。素晴らしい。贅沢すると言うことはこういうことなのだ、と実感する。達者なうちに両親にも食べさせてあげたいモノだ。最後にガーリックライスを作って頂く。油を使わずに炒めたガーリックライスは、モチモチした食感とほのかに香ばしいニンニク、なんとも言えない味わいに感動。家族一同満腹になったところで、デザート室へ案内される。鉄板を目の前にしてデザートでは興ざめなので、ということらしい。なんとも手が込んでいる。デザートに巨峰のナントカカントカを頂く。これまた美味美味。ウェイターの方がデジカメで写真を撮ってくれた。別に結婚記念日だからと予約した訳ではない。先ほどのシェフの方との会話なのかでチラっと言っただけなのだ。なんとも細やかな気遣いである。最後に紅茶を頂いて会計。金額は。。。ま、10回目の結婚記念日なので良いでしょう。。。皆満足したのでなにより。