北海道ツーリングではフォトクロミックシールドはとても役にたった。これは便利だった。夜中は透明で、明るい時はダークになるので眩しさを減らしてくれる。とはいえSHOEIのオプションにあるダークスモークシールドほど暗くはならない。なので照明が明るいトンネルぐらいならシールドを閉じたままでも視界は問題ない。ただし照明が少ないトンネルはシールドを開けて走ったほうが安全だ。
そのフォトクロミックシールドは「暗所保管」する必要がある。ずっと明るい場所に置くとダークにならなくなるらしい。明るい場所でもライトスモークぐらいとか。暗所保管しても3年ぐらいでダークにならなくなるらしいが、可能な限り寿命は伸ばしたい。そのためには確実な暗所保管だろう。
ヘルメットを暗い場所で保管するならば、自宅のガレージは開けない限り真っ暗なので問題なさそう。ただガレージを開けっ放しで作業することもあるので、そういう時には何かしらの対策が欲しい。要は黒い袋を被せれば良いのだ。ネットで探すとラフアンドロードに防水ヘルメットバッグというのがある。早速ラフアンドロードに行って実物を見てきた。内側は起毛でヘルメットに傷が付かなくていい感じだが、防水なので通気性はほぼゼロ。これはこれでシンドイ。ある程度の通気性があって、遮光な袋があればいいのに。無いなら作るか。。。久しぶり洋裁だなあ。。
そうなれ生地から探したい。横浜のユザワヤで生地を探す。売り場面積が減ったので生地も減ってしまったが、その中かからストレッチデニム裏起毛を見つけてきた。売り場の照明を透かすと、照明はほぼ見えない。そこそこ遮光性がありそう。お値段もお安い。
次はヘルメットのサイズを測って型紙を起こす。色々とスケッチを書きながらアイデアをまとめて具体化していく。ヘルメットは上から見ると楕円形なので楕円柱のトートバッグを作って、それをひっくり返してヘルメットに被せれば良いのでは。。。

楕円のサイズを決めて、楕円の円周長を生成AIに計算させる。その上で型紙を作って、楕円の演習をマップメーターで実測。生成AIの結果とほぼ同じ。良い感じの計算だ。型紙が出来たら生地を裁断。縫い代は10mmで。あとはひたすらミシンがけ。

ミシンがけは久しぶりなので、最初は端切れで練習して勘を取り戻す。糸調子はミシン任せるの自動調節なので問題なし。早速バシバシと縫い始める。楕円形の底と横の筒部分の縫い合わせは丁寧にしつけ糸を付けたので比較的簡単に出来た。生地がストレッチなので面倒な縫い合わせも問題なし。持ち手はナイロンベルトで短めに付けた。たぶんこれで行けるだろう。
昼過ぎから始めて夕方には完成。洗いをかけてチャコを落として、生地の色落ちを確認する。ユザワヤで「かなり色落ちする」と言われていたので2回ほど洗いをかけたほうが良いだろうな。バッグのサイズも問題なし。少し余裕をもたせたので、使いやすいだろう。ストレッチ生地なので洗いで縮むことも無いだろうし。
(※完成品の写真は洗いが終わったあとで)