文書生活 : TEXT LIFE

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公衆電話屋

山谷剛史の「アジアン・アイティー」:ゲルにITはあるか?──モンゴルで見たIT事情 (3/3) - ITmedia PC USER

ウランバートルの公衆電話は、PHSなのに外観は家庭用電話機といったシロモノを人間が携えている。使いたい人は「公衆電話」に声をかけて電話を借り、「公衆電話」に使った時間分だけ金を払う。街中にある公衆電話は電話を携えている人間(得てして彼が“公衆電話屋”の主人であったりする)が道路に電話機を置いた机と自分が座るいすをおいて客を待っている。中には電話機を抱えてつったっている公衆電話や、デパートの前で待ち客がきたら「電話を使いませんか?」と擦り寄ってくる公衆電話や、市場の中で巡回し「ちょっと電話使わせて」という店長の声に自ら店に向かい受話器を渡す公衆電話も見かけた。なかなか衝撃的というか、カルチャーショックを感じる公衆電話である。

これは衝撃的。想像し得なかった世界だ。そもそも「PHSなのに外観は家庭用電話機」という商品はどういう経緯を経て商品企画がなされたのか?その辺も興味深い。持ち歩くとを想定していない無線電話機ということか?家庭内無線LANみたいなものか。