文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Amsterdam 5th day

今日は帰国の日。いつもより早起きして、荷物やお土産をスーツケースに詰める。免税品は一つの袋にまとめて機内持ち込みにする。ルールだと免税手続き時にはその商品を持っていくことになっている。ほとんどの人は持って行かないが、一応念の為に持っていくことにする。免税書類への記入は昨夜済ませておいた。行きよりもスーツケースが重くなったが、なんとか荷物は収まった。ホテルで最後の朝食を食べる。馴染みのスタッフにご挨拶する。名残惜しい。

部屋に戻って荷物を抱えてチェックアウトする。15時まで荷物を預かってもらい、その時間にタクシーも呼んでもらう。行きと同じTESLAにして頂いた。身軽になったところで、ワイフとAmsterdam市内を散策。行きそこねていた雑貨屋、西教会やゲイ記念碑などを見て回る。そんなことをしている間に12時を過ぎたので、これも見損ねていたSt.Patrick教会の内部を見る。ステンドグラスがスゴイ。教会内に明かりがないのに、これほど素晴らしい照明セッティングができるとは。昔の人は紙の存在を信じただろうなあ。英語でのミサの最中だったので一番うしろで静かに見学。涼しいのかと思ったが暑かった。教会は涼しいものではなかった。

教会裏のいかがわしい地区は避けて、オシャレっぽいカフェでランチにする。表参道あたりにあったら流行るだろう。スープ、キッシュ、サラダのセットが木製のまな板に乗って出てくる。ドリンクも自家製オーガニックだったりして。会計は店頭レジで行う日本式だった。

食後もその辺のショップなどプラプラみて、最後にCow Museumに行ってみるが、あいにくとランチタイムで休業。残念だがホテルに戻る。すぐにタクシーが来て、荷物を運んでもらう。チップは遠慮されたが、一応最後なので渡しておく。タクシー運転手にも。空港までの道のりは30分ほど。ほとんどバイパスというか高速道路。TESLAの素晴らしい加速を体感できた。日本ではTESLAが流行ってないという話をドライバーにしたら驚いていた。日本はそういうあたらいし技術が好きなのに、とのこと。TESLAは走りも良いが、室内は広いし荷室も広い。使い勝手は良さそうだ。

Amsterdamスキポール空港に到着。KLMでMunichまで飛んで、そこからANAで帰国する。Amsterdamに来るときにKLMを利用したが、セルフサービスが多いので戸惑う。KLMはOne World系で、ANAはStar Alliance系。なのでKLMでチェックインしてもANAのBoarding Passが発券されない。さらに預けたスーツケースが羽田まで到着するのか?ちょっと不安。係の人に聞くと「大丈夫」とのことだが、後にこれがテキトーな嘘だと分かる。

本来ならばEU圏を離れるMunichで免税手続きをするのだが、時間があるのでスキポール空港で手続きすることに。免税手続きはEUから出国したエリアにあるので、Passport Controlで一度EUを出国して、免税手続きを済ませた。税関と免税カウンター空いていたが、中国人とオッサンが返金に2週間かかるのは遅すぎると抗議していたし、韓国人のオネーチャンは免税書類に不備があったらしく、マドリッドのブルガリに電話して交渉していた。もう少し心穏やかに出来ないのかね。自分の手続きはあっさり終了。そこそこの金額が戻るらしい。ここから再びPassport Controlを経てEUに入国。面倒だったが乗り継ぎのMunichで時間が無さそうなので済ませておいたが、後にこれが正解だったことを知る。

フライトを待つ間にANAのBoarding Passをどうするかスマホで調べる。EUに限らず出国手続き時にBoarding Passを見せることが多いのだ。ANAのサイトを調べると、CheckinはOnlineで完了したので、Boarding PassをEmailで送付して、Online Boarding Passで済ますことにした。色々と操作して、ワイフと自分のスマホにEmailでBoarding Passを受け取る。念の為Offlineでも使えるようにPDF化して表示できるようにしておく。後にこれが正解だったことを知る。

スキポール空港からのフライト時間が近くなったがゲートが変更になっていた。KLMのBoarding Passに印刷されたゲートの隣だったから良かったようなものの、全然違うゲートだったら全力疾走が必要だったな。搭乗手続き時に引っかかって調べてもらったら、案の定預け入れ荷物がMunich止まりだったようだ。その場で手続きしてもらって羽田まで行くようにして頂いた。が、これが後に嘘だったことが分かる。

スキポール空港からMunich空港までは1時間半程度。圧倒言う間に到着。飛行機降りたところにANAの職員の方が居て、NHXXX便ご利用の方はいらっしゃいますか?と声をかけている。私とワイフを含めて3名が該当者だった。ANAはこのターミナルではなく、反対側のターミナルで移動に時間がかかるので迎えに来た、とのこと。バスで移動するのでご案内することのこと。徒歩で移動も可能だが、再度セキュリティチェックを受けることになり、時間がかかるらしい。複雑な経路を通ってバス乗り場で案内して頂く。そこからマイクロバスに乗って別のターミナルビルへ。そこから更に結構歩いてゲートに到着。ANA職員の方の案内はここまで。ここからはPassport Controlを経由で搭乗ゲートまで移動する。搭乗開始時間まで25分。Passport Controlには長蛇の列。これはギリギリかも。Passport Controlの向こう側には免税店があるので、実母のお土産のチョコレートなどを買わなければならないのだ。Passport Controlを通過して免税店でチョコレートを5分で購入。搭乗ゲートに行ったら搭乗始まっていた。

ここで当然ながら免税手続きの時間も無く、ANAのカウンターに行ってBoarding Passを印刷してもらう時間もない。スキポール空港で頑張っておいて良かった。そして搭乗しようと列に並んでいたら、ANAの人が私とワイフを探している。案の定スーツケースの件だった。やっぱり手続きに間違いがあったようで、ギリギリでスーツケースとともに羽田に戻れることになったそうだ。KLMはヤバイので次から避けよう。ANA最高。

搭乗ゲートでスマホでBoarding PassのQRコードをかざして通過。飛行機内の席について、無事に帰路に付けた。787系だったので、Economy Classでも比較的席に余裕があった。それでもPremium Economyとの差は歴然としてある。次は最初からPremium Economyにしよう。機内では寝ないようにしていたが、6時間ほど爆睡。感覚的にはあっという間に羽田に到着。台風の影響で機体が揺れた。

雨降りの羽田に降り立つと猛烈に蒸し暑い。この湿度の高さはEU圏にはない。ターンテーブルにスーツケースも無事に出てきて一安心。雨がひどくなりそうなので、空港からタクシーで帰ることにする。車椅子用のワンボックスタクシーで自宅まで。相当料金が高いかと思ったが、そうでもなかった。もちろん海外よりは高いが。

タクシーから荷物をおろして頂いて頂いた。自宅付近は小雨で助かった。久しぶりの自宅だ。シャワーを浴びてから荷物を解いてお土産を配る。Pride Paradeの旗とか、半分はネタのようなお土産だ。ちょっとでも笑ってもらえれば。

これで今年の夏の旅行は終了。今週は休息して来週から働きます。

(写真は後日UPする?かも)

Amsterdam 4th Day

昨日はカラリと涼しくて過ごしやすかったが、今日は朝から日差しが強くて暑い。それでも湿度は低いので日本よりは過ごしやすい。遅めの朝食を食べてから出かける。Amstredam中心地から少し離れた元漁村に行くことにする。離れたといってもAmstredam Central Stationからバスで30分程度。Marken村からVolendam村までフェリーが通っているので、Amsterdam〜Marken〜Volendam〜Amstredamと巡る予定。

Central Stationのバス乗り場は中心地から見ると反対側にある。昨年は改札が有って無いようなもので、チケット無しでも出入り自由だったが、今年はチケットが無いと駅構内に入れない。近くにいたInformationのお兄さんに聞くと地下通路があるとか。言ってみると新宿サブナードをキレイにしたような地下商店街があった。

反対側に行ってバス乗り場を探す。地上には無さそうなので地下かと思って探すが、予想に反して上階にあった。電車と同じフロアと考えれば合理的だ。Marken行きにバスが30分後でVolendam行きが3分後だったので、予定変更してVolendamに先に行くことにする。バスはOV-Chipkaartが使える。というか現金不可。そろそろ残高が気になる。

バスは中心地を抜けてバイパスに入ると、景色は一気に真っ平らの牧草地帯になる。北海道より平らだ。多数の牛や羊がのんびりとしている姿が点在している。これは美しい。バイパスの脇には自転車専用道路もあってサイクリングしている人も多い。自転車専用道路がどこにでも有るのは素晴らしい。こんな素晴らしい風景ならば、久しぶりに自転車に乗りたくなる。

Volendam行きのバスなので終点で降りれば良いと思って、ボーッと風景を眺めていたら、住宅街っぽい場所に入ってきた。Google Mapで確認するとそろそろ終点。どこかな?と眺めていたら、終点らしき場所を通過してバスは先に進んでいく。あれれ?とおもっていたらノンストップで進む。こりゃヤバイとSTOPボタンを連打してバス停で降りる。この時点でVolendamから1.5kmは離れている。バスを見ると行き先が変わっている。う〜ん。バス車内アナウンスで何か言っていたがオランダ語らしいので意味不明だった。ローカル路線は要注意だな。

仕方なくVolendamまで炎天下を15分ほど徒歩で移動する。周囲は普通の住宅街なんだろうが、オシャレなことこの上ない。全盛期の清里高原というか、リゾート地の小洒落お土産物屋みたいだ。ほどなく少しだけ観光客向けお土産物屋が並ぶ小さな港に到着。昔の江ノ島のようだ。

Marken行きのフェリーはWorld Famous Ferryという名だった。強気だ。Ferryは10分ほどで出発。チケットを買って日陰のデッキ席に座る。海は正直汚いが、涼しい風がくるので気持ちいい。ほどなく出船する。恐ろしいほどゆっくりとした船速なのは港内だからかと思ったが、ずっとゆっくりだった。船内でビールなど売り出して、背後の客たちが飲み始めて騒ぎ始めた。まあ元気でよろしい。波が全く無く穏やかなのは、ここが区切られた湾内だからのようだ。水も循環してないのかもしれない。穏やかでのんびりとして良い気分。これは良い体験だ。

30分ほどでMarkenに到着。Volendamと同じような風景であんまり興味をそそられなかった。お昼時だがAmstredamに戻ることにする。バスもすぐ来るようだし。と、思ったが、バスの時間になってもバスが来ない。次のバスの時間になっても来ない。結局炎天下のバス停で1時間ほど待ちぼうけを食らう。久々にやられたな。空腹と手持ちの水も尽きたところでヘロヘロになったところにバス到着。Amsterdam Centralに向かうが、途中で住宅街を一周する。どうやら地元民向けのローカルバスなんだな。運転手と挨拶しながら乗る人が多い。

30分ほどでAmsterdam Centralに到着。空腹で死にそうなので、Red Light近くにある評判の良いハンバーガ屋に入る。肉を大きめの和牛270gにしてもらってかじりつく。ちょっと復活した。店の前を通る人を眺めながらボーッとオニオンリングをかじる。ぼちぼち旅行も終わりだな。

食べ終わってからCentralに戻ってトラムに乗ろうとするも、何故か20分待っても来ない。他の路線は来るのに。今日はどうもダイヤに翻弄される。諦めて徒歩で移動する。デパートで両親と娘さんにお土産を買う。彼らはブランド品が好きなのだ。免税手続きも済ませて(税関のスタンプは必要だが)しまう。ちょっとだけ行きそこねていた楽器屋を見るが、よく有るものばかりでめぼしいものは無し。楽器屋はStokholmの方が楽しいようだ。ホテルに戻ってレストランを予約して休憩。レストランで最後のディナーを頂いた。相変わらず美味しい。デザートまで頂いて部屋に戻って就寝。明日は帰路につく。

Amsterdam 3rd Day

少し遅めの起床。昨日のPride Paradeで疲れたのだろう。支度してからHotelで朝食を頂く。卵料理を注文できるのでポーチドエッグにしてみた。これは美味しい。チーズにジャムを付けて食べることを勧められる。確かに美味しいが、カロリーが気になる。それを気にしていたら旅行にならないが。

今日はAmsterdam中心地をブラブラすることになった。中央駅に近くにあるランドマークでもあるSt. Nicolas教会に行ってみる。日曜日なので礼拝時間で内部観光出来ず観光は平日午後の3時間だけらしい。ステンドグラスがきれいらしいので明日改めて来ることにする。

駅前からトラムに乗って、カバン博物館へ。カバンというよりはポーチに近いコレクションで、けっこうな数がある。たぶん倉庫にはもっと色々あるのだろう。カバンのコレクションは浅草蔵前にあるエースのカバン博物館のほうが興味深い。受付の女性から愛用のGlobe TrotterのBespokeを褒められる。先程も道ですれ違った人から声をかけられた。そんなに目立つのか。自分も使っている人は見たこと無いが。

そこから徒歩でEssential Antwerpenへ。名前の通りAntwerpenにあるアパレルブランドのAmsterdam支店。今日着ている毒キノコ柄のシャツは本店で買ったものだ。この時期に行くと秋冬モノが少し入荷していて、春夏モノはセール中なので、サイズの在庫が無い。案の定自分に合うサイズ=小さいサイズが無くて諦める。韓国には展開しているが日本には入ってないブランドなので、日本に来てほしいなあ。

トラムで1駅移動してShirtShop-Amsterdamへ。Amsterdam滞在の目的の1stはPrideで、次はココだ。派手シャツ専門の店で通販しないことをポリシーにしている。以前にFiveFoxも通販には否定的だった。アパレル系ではよく有る考え方なのだろう。昨年も来た店だ。店長はアジア系で良くしゃべる人だ。吉本所属の小林克也という感じか。Pride Paradeの団体のスポンサーもしているらしい。自分に合うサイズで良さげなのを6着ほど試着して、サイケ系とモンドリアン系、キノコ柄など4着購入。セール中で€50と安いのだ。定価で€70なので日本よりも安い感じ。更に€20割引して頂いた。多謝。また来ます。

お昼を過ぎたので花市場近くのインドネシア料理屋でランチ。インドネシアはオランダ領だったのでインドネシア料理屋が多い。久々に辛い料理と米を頂いた。やはり辛い炭水化物は美味しい。マンゴーサラダを注文したが期待したものでは無かった。

再びトラムで移動してDam広場近くのBy Popular Demandという雑貨屋へ。カード形式のカルトクイズの本?を多数扱っていて、映画、80年代音楽、旅行などのパッケージがある。これ欲しいのだけど重たいので買わないでおく。Amazonでも買えるしな。Keith Herringの積み木も欲しかったが、大きくて重たいので諦める。以前はダース・ベイダーの布団カバー(布団かぶって寝るとダース・ベイダーになれる)なども扱っていたが、著作権が某D社になったので売らなくなったのかも。

荷物が増えてきたので、一旦Hotelに戻る。Barで休憩してからワイフは部屋で一休み。自分は再び散策に出る。Dam広場近くでPrideのLiveをやっている。かなりの喧騒だ。歌っているのが名曲のカバーばかりなので、それほど有名な人では無いのだろう。そこからRed Light Districtへ移動。以前よりは減ったらしいがキレイなお姉さんは居る。完全に観光名所になっていて、本来の目的で訪れる人は少ないのだろう。自分も含めて。その他、欲望に忠実な店も多くて、以前の歌舞伎町のようで微笑ましい。大きな街にはこういう側面も有ったほうが健全だと思う。この辺りはハッパ系とかMagic Mushroom系、Tatooの店も多い。これだけ明る様に営業していると、悪いビジネスに成らないのだろう。

Hotelに戻りシャワーを浴びてから夕食に出る。一昨日も訪れたSea Food Restaurantだ。相変わらず満席で、予約しておいて良かった。生牡蠣、ホタテ、ツナなどを頂いた。食事しながら、帰国の予定を確認。ANAからMailが届いていて、Premium Economy Upgradeの入札は落選とのこと。あの金額で駄目とは驚いた。もともと空席が少なかったか。飛行機の時間を間違えて覚えていた。危ないな。それでもまだ一日半の時間がある。のんびり行こう。

Amsterdam 2nd Day :: Amsterdam Pride Parade観戦

今日はPride Parade。朝食を食べながら計画を考える。NetでParade観覧のBest Placeを検索するも出てこない。朝早く行ってお気に入りの場所で観戦!みたいなことだけだ。日本人だと「Pride Parade攻略」とか考えたくなるが、Amsterdamだとそうでも無いのか。後に攻略法があることを知るが、旅行者にはかなり難しい方法だった。

Paradeは13時からStartだが、早めに行く方が良いだろう。10時半ぐらいにHotelを出発。そこから徒歩でParadeのルートになっている運河へ移動。途中スーパーで飲み物と食料を調達。Paradeは13時から17時までなので長期戦に備える。

運河の両脇に大小様々なボートが停泊していて、運河の岸壁に腰掛けるとParadeが見えない場所も多い。腰掛けてもParadeが見えそうな場所は、昨日の運河クルーズである程度目星をつけておいた場所へ行くと、結構人が集まっている。とはいえ運河沿いに人がびっしりというわけでもない。レジャシートを敷いたり、アウトドア用の椅子を並べたり、地元民の皆様も集まってきている。

橋のたもとに岸壁が少し水面から高さがあって、その前に停泊しているボートも大きくない、良さげな観戦スポットがあったので、そこに陣取ることに。大きな木の下なので日陰にもなるだろう。

停泊しているボートの中ではパーティーの準備中。ベストな攻略法は運河に停泊したボートから観戦することのようだ。ボートのオーナーなのか、ボートをレンタルしたのかは分からないが、これは旅行者には難しい。目の前のボートで一人パーティーの準備をしている好青年からダンボール箱を2つ頂いた。お尻に敷くと良いとのこと。ナイスガイだ。

Paradeまで時間があるので、ワイフに留守番してもらって近くの楽器屋とおもちゃ屋に買い物に行く。お目当てはTravel Guitarなのだが、最近のアコギブームでミニサイズのアコギは多いが、エレキは全く見ない。Stokholmの楽器屋のHofnerが例外だ。普通のギターの在庫は素晴らしく、ちょっと試奏したくなるのが多かった。カタログで見ないFender Telecasterの変形モデルとか良さげ。GibsonFenderのCustom Shop Onlyの売り場もあったりして超いい感じだ。まあ、普通サイズのギターは持ち帰りが大変なので諦めてお店を出ようと思ったら、店頭に梱包用のダンボールとか緩衝材が積んである。クッション代わりに良い感じ。ただでもらうのも気が引けるので、ピックやらキーホルダーなど小物を買ってから、緩衝材を頂けないか交渉してみた。あっさりOKだったので、ワイフの分を含めてひと抱えの緩衝材を頂いた。多謝。

緩衝材を抱えてParade会場に戻る。途中にSF専門のおもちゃ屋があるので立ち寄る。昨年も来たら閉店していたことをお店のひとに伝えると、昨年はバカンス中だったのこと。色々と興味深い物が多い。日本製アニメの商品が大半だった。シンゴジラのテッシュケースがどうしても欲しくなってしまい衝動買いする。日本で買えば良いのにな。表情と抱き心地が良かったのだ。

Parade会場周辺は先程とは変わって大混雑。周辺のお店も店頭でビールやら食べ物を売り始めた。文字通りのお祭り騒ぎだ。集まってくる人もエキセントリックなファッションの人が多い。ハードゲイ、半裸の若い女性、ラメピンクのレオタードの男性、男性器を形どった風船を抱えた子供、もう何でもありだ。ワイフのところへ戻ると、先程は余裕があった場所が私一人分しか空いてない。緩衝材をクッション代わりにして座り込む。Paradeまでは時間があるので、スーパーで買ってきた食料で軽くランチにする。周囲でもビールやワイン、ピザ、パンケーキなど思い思いの食事をしたり、ハッパをキメたりしている(匂いですぐ分かる)。目の前のボートにも人が集まり始めてパーティー状態になっている。全裸に限りなく近い男性、水着の女性、頭にラメを塗ったおっさん、酒を飲みまくっている。

Parade開始時間になったが、Paradeは現れない。公式サイトで確認したら自分がいる場所はスタートから2/3ぐらいの位置なので、まだ登場しないのだろう。

開始から1時間ほど過ぎてからParadeの先頭が現れた。水圧で空を飛ぶギリシャ神話の仮装した人なんだから、周囲の観客は熱狂。これは凄い。圧倒的なパフォーマンスだ。その後に続くボートは大音量で音楽を流しながら、マッチョ、ハードゲイ、パーティークィーン、ほぼ全裸にペイント、宝塚エンディング、Queenのコスプレなどの奇抜な団体から、オランダ政府、警察、軍隊などの真面目に制服を着た団体、中東イスラム系などの国家系の団体、エイズ支援の募金を集う団体とか様々。流す音楽もEDM系だったり、ABBA(観客も皆歌っていたので、EU圏では誰もが知っている音楽なのだろう)、SOUL系など様々。その間も自分の背後に人が押し寄せてきているし、目の前のボートにも次々に人が乗ってくる。文字通りのお祭り騒ぎだ。日本でこれくらい盛り上がるお祭りはあるだろうか。

Paradeは17時までだが、16時ぐらいになって流石に疲れてきたのでHotelに戻ることにする。硬い場所に数時間座り続けたので、足腰がガタガタだ。ホテルのバーで氷水と冷えたレモネードをお願いした。オリーブとスナックを出してくれたんのだが、スナックが小さな歌舞伎揚げとピーナッツだった。こちらにも流通しているのか。

バーで一休みしてから、ドラッグストアで買い物に出る。トラムで移動したが街中は大変な混雑。トラムもまともに走れない。買い物を済ませてドラッグストアを出ても歩道は人が溢れて歩けない。そのすぐ脇を自転車、バイク、クルマ、トラムが走っている。事故にならないのが奇跡。お気に入りの派手シャツのショップに立ち寄ろうとしたが、路上でレイブが始まったらしく通行止めで行かれず。明日改めて買い物に来ることにして、そのままホテルに戻った。夕食はホテルのレストランを予約しておいた。明日の予定をワイフと相談しながら頂いた。相変わらず美味しい。

Amsterdam 1st Day

昼過ぎの飛行機でStokholmからAmsterdamに移動するので、荷物をまとめてから朝食をいただく。苦目のCoffeeが気に入っていたが、今朝はカプチーノにする。気分は既にAmsterdamになっている。Stokholm Arlanda空港はStokholm中心地から40Km離れている。日本の感覚だと1時間は移動時間が必要かと考えていたが、フロントに聞くと30分だと。道路が空いているのだろう。CheckoutでTaxiをお願いしたら、Checkout終了時にはTaxiが来ていた。荷物を運んで頂いてTaxiに乗り込む。

結局Stokholmでは全く現金を使わなかった。アイスクリームの屋台でも、有料トイレでもカード決済。現金使用率2%は嘘ではない。

Arlanda空港までほとんと高速で行ける。景色は平坦で牧場があったり白樺林があったりと牧歌的。路面の轍が削れているのでスパイクタイヤが使われているのかもしれない。

Arlanda空港には30分で到着。CheckinはOnlineで済ませているので、荷物だけ預けようとしたら、預入荷物のタグも自分で着けるとのこと。カウンタ近くの機械にパスポートをかざして操作するとタグが出てくる。付け方が分からんので職員のお兄さん(たぶんバイト)に付けてもらった。タグ付きの荷物をカウンタ脇に乗せるが、カウンタのお姉さんはNo Action。さっきのバイト兄さんがカウンタ脇にぶら下がっているバーコードリーダを操作して手続きしてくれた。完全にセルフサービスなんだな。日本の空港でもセルフのところが出来たらしい。セキュリティチェックでまたランダムチェックになった。フランクフルトに続いて2回目。そんなに容姿がアヤシイんだろうか。

Flightまでレストランでランチ。Bording TimeにGateに行くと機材整備で遅れるとのこと。というか、乗るはずの飛行機から乗客が降り始めたところ。それでも20分遅れでBording開始。Amsterdamまでは2時間ほど。到着は定刻だった。荷物を受け取って空港を出る。人の多さと雑多感と活気に圧倒される。北欧とは違う。無駄なやる気に溢れていていい感じだ。

まずはAmsterdam版のSUICA、OV-ChipKaartを入手する。前回Amsterdamに来たときは入手出来なかった。先に紙製の3Days Ticketを買ってしまったからだ。今回は空港駅の券売機で無事に入手できた。

Taxi乗り場に行くには床面に描かれているOfficial Taxiへの案内に沿って移動する。相当Unofficial Taxiの被害があるだろう。TaxiはTESLAだった。スゲー。ちょっと感動。センターコンソールが全てディスプレイだ。ただスタートしようとしたら動かなくて、ドライバーがボンネットを開けて何やらいじっていたので少し不安になる。空港から高速道路で移動。流石はTESLA。加速が半端ない。シートに身体がめり込む感じ。シートが柔らかいのもあるけど。ドライバーがTESLAを色々と説明してくれた。Auto Pilotの実演は圧巻。ICのカーブで100kmでも手放し運転。ちょっと怖かったが素晴らしい。後方から接近するクルマなども警告が出る。30分ぐらいでAmstredam中心地に入る。自転車とバイク、歩行者が無法地帯のように左右から飛び出すので怖い。事故率の高さが気になる。ほどなくHotelに到着。気付く前にホテルから人が出てきて、あっという間に荷物を運びだした。その間にCardで支払いを済ませた。ドライバからEmail Addressを入れてくれとのこと。なんのことかと不安になったが後ほどレシートと連絡先を送ってきた。カード決済もスマホ操作だったしな。時代は変わる。

Checkinを済ませる。昨年夏に続いて2回目の利用だ。フレンドリーかつ丁寧で紳士的な対応だ。フロントの人が荷物を運んでくれて、部屋の説明をしてくれた。スーツケーススタンドがもう一つ欲しいと伝えると数分で持ってきた。この辺の対応が素晴らしい。日本のホテルよりも丁寧だと思う。部屋は昨年同様にCanal View。大きな窓と沢山の照明器具。海外のホテルにしては明るい部屋だ。

部屋で一休みしてから観光名物のCanal Cruisingに行く。昨年は乗りそこねたのだ。トラムで乗り場の中央駅に行くはずが2回トラムに乗り間違えたが、なんとか中央駅に到着。コース前半は明日のPride Paradeと同じコースだったので、Parade観覧場所の下見になった。大型のボートが停泊して見にくい場所もある。場所取りとかあるらしい。対応を考えよう。船内が暑くてダレたが、予想よりも楽しい観光だった。

夕食はホテルで予約を入れていただいた、昨年も2回行った、Sea Food RestaurantのLuciusへ。Non Alcohol Wineをお願いしたら無かったがSparklingなら有るとのこと。テイスティングまでしたが、それほどの舌は持ってない。料理は生牡蠣と巨大な舌平目を頂いた。相変わらず美味しい。街中はパーティー状態で大騒ぎ。深夜2時過ぎでもHotelの部屋からも窓の外の喧騒がずっと聞こえてくる。活気の有るのは良いことだ。

Stockholm 3rd Day

朝食が食べられるギリギリまで寝る。天気予報だとThunderstormだが外は快晴。今日も暑くなりそう。朝食のレストランには中東イスラム系の人が目立つ。街中ではあまり見かけないので、このホテルは中東系の人に人気なのかもしれない。LGBT系の人も増えてきた。今週末のParadeに参加するのだろう。

Stockholmは大小様々な島で構成される。なので観光用の遊覧船もあるので、乗ってみることにする。窓口で聞くとどのコースにすると聞かれた。長くても30分程度だろうから、所要時間の長いやつと聞くと、4時間コースがあるらしい。なので一番短い1時間コースのチケットを買う。船は横浜の水上バスのような平たい船体。乗船したのが遅かったので窓際やオープンの最後尾は席が埋まっていた。船のコースはGamla Stanを眺めながら国立公園?の島を一周するコース。例によってエアコンが無いので日差しが当たると暑い。音声ガイドつきで日本語も選択できるが、あんまり説明することがないのか、途中から音楽を流すだけなので止めてしまった。途中で遊園地が見えたが、かなりの絶叫系が揃っているので、お好きな方にはオススメだ。

船場所はGamla Stanへ渡る橋のたもと。近くに大きく見える宮殿を見ることに。チケット売り場は分かりにくいし、展示も4箇所に分かれている。入ってみるとそれぞれにチケット売り場があったりして、親切なんだか不親切なんだか。4箇所の展示も3箇所は小さな展示だが、The Apartmentだけは広大な展示で全部見ると時間がかかる。ワイフはこの手の展示が嫌いなので、自分一人でざざっと見学。歴史ある王室なので凄いけど、圧倒的というわけではないな。

小腹が空いたので、ノーベル博物館近くのカフェで軽くランチ。外のテラスで食べていると、自動的に布製のひさしが伸びてきた。天気が良いので日よけかと思ったら、程なく雨が降ってきた。地元の知恵なんだろう。相席していたファミリーのパパが濡れていたので、こちらに移動するかと聞いたら「I`m Waterproof!」とかJoke飛ばすので放置した。

その後、Stokholmの中心から少し北にある楽器屋Jam Guitarにバスで移動。50年代のビンテージと安物新品を並べて展示している。ただ古いだけのギターなのか、価値あるビンテージなのか区別がつかない。品揃えはかなり良い。特にアコギのパーラー系が充実していて欲しくなる。お目当てのミニギターは置いてなかった。

バスで中心部に戻り、お店をチラチラ見ながら歩く。活気はあるが混雑してはいない。このくらいがいいかんじだな。日本だと大混雑になって、カフェとかレストランとか行列しないと入れないことが多い。こちらだと待たずに入れることが多い。人が少ないんだろう。日本もそのうちこうなるのかも。ホテル近くのHOPEというショップにLGBTカラーのナイロンザックが展示されていたので値段を聞くと明日から販売とのこと。夕方にはそのショップがパーティーになっていて、そのザックを背負ったお姉さんがウロウロしていたが、あんまりカッコよく見えなかった。単体は良いが身につけると駄目な典型かも。ファッションは難しい。

夕食は昨夜と同じレストランPrinscaで頂いた。ここは確かに美味しい。人気もあるようだ。ノンアルコールワインが品切れになっていたのは残念。レモネードを注文したらメニューには無かったのでBarで似たようなカクテルを作っていただいた。これはこれで美味しい。

早めにHotelに戻って荷物を整理する。明日は昼過ぎの飛行機でAmsterdamに移動する。

Stockholm 2nd Day

ホテルの朝食は11:30までOK。かなり良心的というか、日中暑いので寝てても良いよ、ということかもしれない。10時過ぎに朝食を食べた。宿泊客も従業員も人種は様々。Helsinkiはひと目で北欧系と分かる人ばかりだった。同じ首都でも立ち位置が違うのか。食後は一人で出かける。ワイフは疲れたのでお休み。昨日はGamla Stanに行ったが、今日はその先にあるセーデルマムに行く。ホテル近くのバス乗り場からセーデルマムにあるSofia教会行きのバスに乗る。Google Mapがバス乗り場の位置を間違えていたので10分ほど悩んだが、別のバス乗り場にあった案内図で事なきを得た。教会手前で下車して町並みを見ながら教会まで歩く。途中文房具やでPrideの旗やグッズを売っていたので、週末のAmsterdamに備えて買っておく。仮装グッズもあったが止めておいた。Stokholmの街中もPrideの装飾が増えている。Stokholmでも今週末がEURO PRIDE 2018のParadeがあるそうだ。

Sofia教会まで日陰を探して歩く。日差しはキツイが日陰ならなんとかなる。小さな丘の上に教会はあった。色合いがレンガ色で少しロシアっぽいのか。教会内は静かだが暑い。涼もうと思っていたのに。教会でお守り?をお土産に買った。教会なので現金かと思ったがクレジットカードがデフォルトだった。さすが現金使用率2%。徹底している。デパート内の有料トイレもクレジットカードOKだった。有料トイレなのでコインを入れるのだが、クレジットカード決済してコインをもらうという、ちょっと不思議な手続きだった。

教会からセーデルマムにあるショップを巡る。Gamla Stanはお土産屋ばかりだが、セーデルマムは面白い店が多い。Stockholm Submissionという古着屋に。サイケデリックなネクタイが格安だったので4本買う。1本100SK程度で安い。喉が乾いたので楽器屋兼カフェを目指すが夏季閉店中。仕方なくセブン-イレブンで水を買って済ます。エフェクターが充実の楽器屋、ドラム専門の楽器屋、中古レコード兼務の楽器屋などを巡る。HofnerのMini Guitarが1950SKだったので心が揺れる。試奏してみたが、音は悪くない。ネックは細めで弾きやすい。ピックアップはリア位置にハムバッカーが一つ。チューニングはノーマルだ。日本だったら即買いだが、飛行機で持ち帰ることを考えると躊躇してしまう。が、欲しいなあ。って先日Lap Axe買ったばかりなんだけどな。

昼も過ぎているので地下鉄でホテルに戻る。ワイフと遅いランチを近くのクラシックなカフェで頂いた。雰囲気は最高に良いが、エアコン無いので暑い。というか風通しが悪い、というか風通しを考えて建物が設計されてない。和手ぬぐいを水で濡らして首筋にあててしのいだ。注文したコーヒーとパスタは美味しかった。特にコーヒーは苦くて美味しい。

食事をしていたら、唇に出来物があることに気が付いた。ビタミン不足なのかも。放置すると痛くなるので、薬局でビタミン剤を買うことにした。薬局は程なく見つかり、ビタミン剤売り場もわかったが、表記がスウェーデン語なので全く分からない。Google翻訳のカメラ撮影機能でなんとなく理解して、マルチビタミンビタミンB12を買う。

その後、中央駅近くのデパートやショッピングモールなどをブラブラと見る。おもちゃ売り場にハンドパペットがあったので娘さんへのお土産に買う。ガチョウのハンドパペットというレアな一品だ。絵本のキャラクタらしい。ホテルに戻り、フロントで夕食のレストランの予約をお願いする。ホテルのレストランは夏季休業中という。近所の伝統的北欧料理のレストランの予約をお願いした。後ほど部屋に連絡すると言っていたが、一向に連絡が来ないので電話で確認すると予約は出来ているとのこと。連絡して欲しいわ。

予約して頂いたレストランは、結構良い感じ。昨夜のシーフードよりも内装も料理も良かった。ちょっとミートボールがクドかったけど。ミートボールは昨日Gamla Stanで食べたほうが美味しかった。デザートに食べたチョコレートトリュフはかなり美味しい。ゴディバが霞むほどだ。