文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Amsterdam 4th Day

昨日はカラリと涼しくて過ごしやすかったが、今日は朝から日差しが強くて暑い。それでも湿度は低いので日本よりは過ごしやすい。遅めの朝食を食べてから出かける。Amstredam中心地から少し離れた元漁村に行くことにする。離れたといってもAmstredam Central Stationからバスで30分程度。Marken村からVolendam村までフェリーが通っているので、Amsterdam〜Marken〜Volendam〜Amstredamと巡る予定。

Central Stationのバス乗り場は中心地から見ると反対側にある。昨年は改札が有って無いようなもので、チケット無しでも出入り自由だったが、今年はチケットが無いと駅構内に入れない。近くにいたInformationのお兄さんに聞くと地下通路があるとか。言ってみると新宿サブナードをキレイにしたような地下商店街があった。

反対側に行ってバス乗り場を探す。地上には無さそうなので地下かと思って探すが、予想に反して上階にあった。電車と同じフロアと考えれば合理的だ。Marken行きにバスが30分後でVolendam行きが3分後だったので、予定変更してVolendamに先に行くことにする。バスはOV-Chipkaartが使える。というか現金不可。そろそろ残高が気になる。

バスは中心地を抜けてバイパスに入ると、景色は一気に真っ平らの牧草地帯になる。北海道より平らだ。多数の牛や羊がのんびりとしている姿が点在している。これは美しい。バイパスの脇には自転車専用道路もあってサイクリングしている人も多い。自転車専用道路がどこにでも有るのは素晴らしい。こんな素晴らしい風景ならば、久しぶりに自転車に乗りたくなる。

Volendam行きのバスなので終点で降りれば良いと思って、ボーッと風景を眺めていたら、住宅街っぽい場所に入ってきた。Google Mapで確認するとそろそろ終点。どこかな?と眺めていたら、終点らしき場所を通過してバスは先に進んでいく。あれれ?とおもっていたらノンストップで進む。こりゃヤバイとSTOPボタンを連打してバス停で降りる。この時点でVolendamから1.5kmは離れている。バスを見ると行き先が変わっている。う〜ん。バス車内アナウンスで何か言っていたがオランダ語らしいので意味不明だった。ローカル路線は要注意だな。

仕方なくVolendamまで炎天下を15分ほど徒歩で移動する。周囲は普通の住宅街なんだろうが、オシャレなことこの上ない。全盛期の清里高原というか、リゾート地の小洒落お土産物屋みたいだ。ほどなく少しだけ観光客向けお土産物屋が並ぶ小さな港に到着。昔の江ノ島のようだ。

Marken行きのフェリーはWorld Famous Ferryという名だった。強気だ。Ferryは10分ほどで出発。チケットを買って日陰のデッキ席に座る。海は正直汚いが、涼しい風がくるので気持ちいい。ほどなく出船する。恐ろしいほどゆっくりとした船速なのは港内だからかと思ったが、ずっとゆっくりだった。船内でビールなど売り出して、背後の客たちが飲み始めて騒ぎ始めた。まあ元気でよろしい。波が全く無く穏やかなのは、ここが区切られた湾内だからのようだ。水も循環してないのかもしれない。穏やかでのんびりとして良い気分。これは良い体験だ。

30分ほどでMarkenに到着。Volendamと同じような風景であんまり興味をそそられなかった。お昼時だがAmstredamに戻ることにする。バスもすぐ来るようだし。と、思ったが、バスの時間になってもバスが来ない。次のバスの時間になっても来ない。結局炎天下のバス停で1時間ほど待ちぼうけを食らう。久々にやられたな。空腹と手持ちの水も尽きたところでヘロヘロになったところにバス到着。Amsterdam Centralに向かうが、途中で住宅街を一周する。どうやら地元民向けのローカルバスなんだな。運転手と挨拶しながら乗る人が多い。

30分ほどでAmsterdam Centralに到着。空腹で死にそうなので、Red Light近くにある評判の良いハンバーガ屋に入る。肉を大きめの和牛270gにしてもらってかじりつく。ちょっと復活した。店の前を通る人を眺めながらボーッとオニオンリングをかじる。ぼちぼち旅行も終わりだな。

食べ終わってからCentralに戻ってトラムに乗ろうとするも、何故か20分待っても来ない。他の路線は来るのに。今日はどうもダイヤに翻弄される。諦めて徒歩で移動する。デパートで両親と娘さんにお土産を買う。彼らはブランド品が好きなのだ。免税手続きも済ませて(税関のスタンプは必要だが)しまう。ちょっとだけ行きそこねていた楽器屋を見るが、よく有るものばかりでめぼしいものは無し。楽器屋はStokholmの方が楽しいようだ。ホテルに戻ってレストランを予約して休憩。レストランで最後のディナーを頂いた。相変わらず美味しい。デザートまで頂いて部屋に戻って就寝。明日は帰路につく。