文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

映画 THE BIKERIDERSを観る

https://www.universalpictures.jp/micro/the-bikeriders

この映画の情報はWiki(英語版)が詳しい。日本語版は情報が無い。

https://en.wikipedia.org/wiki/The_Bikeriders

マイナー映画なので関東で上映している映画館が少ない。横浜では1件で一日一回、20:10から上映のみ(渋い映画を上映するJack & Bettyでは2025/01/25から上映するらしい)。仕事が終わってから見に行くことにした。その前に予約していた眉毛サロンに行って、MARK ISみなとみらいの梅蘭で焼きそばを食べる。美味しかったと思ったが、思い出補正なんだろうか、今ひとつで不満が残る。普通にラーメンにしておけば良かった。MARK ISで上映時間までブラブラして、MARK ISの隣の映画館へ。チケットは予めスマホで買っていたのでQR Codeを見せて映画館に入る。客は10人程度。一日一回上映で10人程度では赤字だろう。予告編も少なめで本編に入る。

1960年代のシカゴに実在したバイククラブが題材で、バイクの音がリアルで心が踊る。バイクといっても出てくるのはHurley Davidsonのみ。Indian Motorcycleもあったかもしれないが、基本的にはアメリカンバイクのみ。1960年代はそうだったのかも。現代のアメリカのバイクはどうなんだろうか。ストーリーはバイククラブ "Chicabo Vandals"のトップのジョニーと主要メンバーの一人ベニーを中心に進む。映画としてはベニーの恋人キャシーへの回顧インタビューという形式になっている。ストーリーの詳細はWikiを参照ください。

見ていると映像に引き込まれて、2時間の映画なのにあっという間に終わってしまったような気がした。良い映画だと思う。ベニーのセリフ「俺は人に頼るのも、頼られるのも嫌いだ、それが俺だ(意訳)」が印象に残っている。このセリフを残してベニーはキャシーの元から去っていく、Hurleyにまたがって。カッコいい。

しかし、全体的にバイクの描写が少ないのが気になる。特にアメリカ中部のシカゴであれば郊外のハイウェイをかっ飛ばすバイクのシーンが沢山あっても良い、これぞアメリカ!みたいな平原をバイクで延々と走る、とか。しかし、映画の中ではHurleyの集団が街中をゆっくり走っていたり、屋外パーティー会場にゆっくり乗り入れるバイクだったり、ダートレースのシーンだったり。バイクが少な人には物足りない。このあたりは名作Easy Riderの方が良かったかも。舞台は同じ1960年代のアメリカだしね。加えて思ったのが、登場人物が背が高いというか、大きな人が多いのかもしれないが、Hurleyが小さく映っているのが物足りない。Easy Riderだとバイクが大きかった、チョッパーにカスタムしていたからかもしれないが。音楽も印象に残らないなあ、Easy Riderと比べると。しかし、Easy Riderは思い出補正もあると思うので、近日中に見直したい。

登場人物のレザーのダブルのライダースジャケットの着こなし、ライダースの上にデニムのベスト(チームのロゴ入り)を羽織るなどのファッションは素晴らしい。ダブルのライダースが欲しくなるけど、あれは似合わないんだよねえ、KADOYAの店員にもやんわりと言われたし(笑)まあゴツくてイカツイ感じでないとな、ダブルのライダースは。

この映画の元ネタは1968年に出版された写真集 "The Bikeriders"で、当時のバイクシーン、カスタム、ファッションなどが満載の貴重な資料らしい。Amazonで手に入る(日本のamazonは2024/12/24は在庫切れ、Amazon.comは在庫あり$26.61)のでハーレー乗りの人は読んでみると楽しいかと思います。

この映画の写真集も良い感じなのでオススメ。表紙はベニー。カッコいい。