文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

写真部の活動再開

仕事場の写真部は、活動場所が海老名から横浜に移ってからは活動休止になっていた。理由は月例会の場所が横浜には無かったからだ。

海老名には良く行く中華料理屋があって、その奥にある個室で月例会をやっていた。居心地の良い場所だった。その店のマスターとも仲良くなって、マスターが主催するオペラ・コンサート(マスターはオペラ歌手でもある)の撮影なども担当した。

その写真部の重鎮から、定年退職するので写真部の活動場所をSNSにしたい、との要望があった。SNSも色々あるが、そういったサークル的に活動できるのはFacebookのグループが良さそうだったので、Facebookに写真部のグループを作ってみた。プライベート設定にして検索にもヒットせず完全招待制だ。当初検索にヒットする設定にしておいたら、スグに謎の外国人から加入申請あったので早々に検索ヒット無しに変更した。

写真部が積極的に活動していたのは2006年から2013年ぐらいだろう。開始時はデジタル一眼レフが発売され普及し始めた頃だ。自分は特許の報奨金がまとまった金額になったのでアナログのライカを手に入れて、写真部に参加していた。それから、フルサイズ一眼レフや大三元サンニッパなど手に入れていろいろな場所で撮影していた。競馬場と娘さんのバスケの試合では大活躍だった。

仕事場が横浜に移って活動停滞していたので、自分はカメラ機材のほとんどを処分してしまった。現在手元にあるカメラは、SONY RX0M2ぐらいだ。これも稼働時間は短くて、全てスマホのカメラだと言って良い。

写真部が活動再開するにはちょっと寂しい機材なので、再びカメラに手を出そうかと思っている。でもフルサイズセンサーの一眼カメラとレンズを持って歩く余裕は無い。余裕というのは、SR400号で運びたくない、という意味だ。ど・ラスタ号で競馬場まで運んだことも多々あったので、SR400号で不可能ではないが、気持ち的に無理だ。できる限り身軽でいたい。

そこで、以前に数回買って手放しているRICOH GRを再び買ってみることにした。今回は焦点距離40mmのRICOH GR IIIxだ。GRは良いカメラで、レスポンスとか絵作りとか自分の好みだったのだが、どうしても焦点距離28mmに馴染めなかった。というか、使いこなせなかった、が正しい。最初のカメラが中学生の時に愛用していたのがCanon A-1 + FD 50mm F1.4だし、写真部で、写真部で一番活躍したのがLeica MP + 35mm F2と50mm F2、旅行で活躍したのがSONY RX1 35mm F2。35mmぐらいの画角が好きなんだな。28mmだとどうしても余計なものが絵に入ってしまうし、それを避けようと寄ると強調されすぎて、鬱陶しい絵になる気がする。35mmぐらいで切り取られた絵が好き。人によっては35mmで切り取ると、絵を作りすぎて不自然だと感じるかもしれない。

RICOH GR IIIxにした決め手はヨドバシに置いてあった作例集だ。その作例集の絵がデジャブというか、以前に自分がライカで撮っていた絵と近い、というか自分で撮ったのか?と思うぐらい。あぁ、これは自分が使うカメラだなあ、と何となく感じた。

ということでヨドバシで注文してきた。昨今の戦争と疫病の影響で品不足なので、納品は先になるという。月末の北海道でGRを使う予定は無い。たぶん写真に注力してバイクへのパワーが削がれる気がするのだ。北海道はバイクが主役だ。カメラはスマホとGoPro、それにRX0M2を持っていく予定。すでに3台体制で十分に多い、というか多すぎる。

写真部への作品はじっくりと撮りたい。テキトーに撮った写真では写真部では通用しないのだ。重鎮+歴戦の勇者で構成される写真部なので手は抜けない。全力で撮らねば。