文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Les Paul Specialの弾き心地

Les Paul Specialが自室に来てからギターを弾く時間が長くなった。一時帰休で時間はある。このタイミングでSpecialくんが来たことで、ギターを弾く良いきっかけになった。来なければ、Netflixの番人になっていただろう。良いことだな。

当然、他のギターよりSpecialくんを弾く時間が長い。他のギターもSpecialくんの感触を確かめるために弾いてみると、あぁやっぱりコレは良いよね、と弾き込んでしまうことも多いのだが。G CLUB TOKYOのT氏に調整して頂いただけあって(クロサワ楽器の店員の調整は上手いと思う。イシバシが下手過ぎるのかも)弦高と音のバランスが良い感じ。弦高下げすぎると音がヘタるのだ。

ネックは太いとは聞いていたが、まあ細くは無い。極太ネックのTelecasterよりは細いが、これまた太めネックのES-335よりは多少「薄い」が誤差範囲。手は大きい方ではないが、弾きにくいことはない。ネックはセットネックジョイント。ハイポジションが弾きやすいことは無いが、Les Paul Standardよりはマシ。

他のGibson同様に指板のRは少なくフラット気味。素材はローズウッド。この値段にしては指板にバインディング加工がある。フレットは標準的。

ボディは3.45[kg]とエレキギターにしては軽い。なので取り扱いは楽。構えた時にネックが落ちることもない(これは大事なことだ)。ボディはコンター加工は無いが、Les Paul Standardより薄いので気にはならない(コンター有ったほうがしっくり来るとは思う)。先日も書いたが、ボディはマホガニーOne Piece。Two Pieceのものもあるので、買う時に確認した方が良い。音に違いは無いと思う。

ペグはクルーソンタイプ。動作に問題は無いが、時々「ビビる」ことがある。ピックアップが拾う音には影響しないと思うが、生音で弾いているとちょっと気になるときもある。

肝心のサウンドは、PickupがP-90なので、カラッとした音が出る。Fender Telecasterよりは太いが(自分のTelecasterは太めの音がするが、それよりも太い)、ハムバッカーPickupを積んだLes Paul Standardなどよりはかなり軽い感じの音がする。誤解を恐れずに書くならば、オーバードライブを通すとLA Rockの音がする、ような気がする。

そのオーバードライブとの相性は、ナチュラル系のGREER AMP Lightspeedは良い感じ。VEMURAM Jan Rayはもちろん良い音がするが、なんとなくLightspeedの方が相性が良いような気がする。KLON CENTAUR系の音も相性が良さそう(持ってないけど)。どんな音が好きなのかにもよるが、アンプセッティングでミッドは少し削った方が良い感じになると思う。

この辺は思い込みかもしれないが、Gibsonのギターは弾いたらGibson Guitarの音がするが、Fenderは一生懸命弾かないとFender Guitarの音がしないと思っている。特にTelecasterは。そういう意味でもLes Paul Specialは使いやすい、扱いやすいギターだと思う。Gibsonの中では初心者向きかもしれない。