文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Prague 2nd day

時差もあって早く目が覚める。ワイフは寝ているが、一人で散歩に出かける。今回は散歩用にハーフパンツとadidas stan smithを持ってた。早速着替えてHotelの外に出る。Pragueも日中は暑いと聞いていたが、朝晩は冷えるようだ。天気が曇りのせいもあるだろう。Hotelから徒歩5分ほどでPragueで最も有名な観光名所のカレル橋、英語名だとCharles Bridge、フランス語風だとカルルーフ橋に行く。道は石畳、といえば聞こえが良いが、大きめの不揃いの石畳の歩道なので歩きにくい。stan smithはソールが柔らかいので、こういう道には合わないなあ。ソールの固いBirkenstokの方が良かったか。カレル橋はヴァルタバ川にかかっているが、日本だとモルダル川という方が馴染みが深い。早朝だというのに観光客がチラチラいる。さすが観光名所。

その中にウェディングドレス姿に新婦とスーツの新郎、カメラマンとアシスタントの組み合わせの中国人撮影グループがいた。早朝からご苦労さま。中国人が結婚する時に豪華写真集を作る話は井上純一氏の中国嫁日記で知った。Pragueまで撮影に来るのか。ParisとNYで同じように撮影している中国人を見たことがあったがな。このカメラマンが仕事で撮影している場合、観光ビザでは入国できず就労ビザが必要になるので、その辺は大丈夫なんだろうかと、日本人は細かいことが気になってしまう。実行力のある中国人はその辺は気にしないで(?)、ガンガン事業として進めるので(たぶん、注意されてから対応するのだろう)、Dog Yearの世界で日本は置いてきぼりなんだろうなあ。この辺は中国人に敵わない。

旧市街をチラみしてホテルに戻る。ワイフを起こしてホテルで朝食をいただく。朝食のサービスは非常に丁寧でビュッフェ形式であることを忘れるぐらい。頼めば何でも作ってくれそうな雰囲気だしねえ。ゆっくりと朝ごはんを食べられるのは旅行中ぐらいだなあ。自宅だと食べないか、簡単に済ませてしまうし。

昼前ぐらいからワイフとPrague旧市街に出る。地下鉄駅で3 days passを買ってトラムに乗ってみる。一番最初に乗った時だけ3 days passを改札機に通せば、あとは何もしなくて良いらしい。地下鉄、バス、トラムが乗り降り自由になる。たぶんズルして無賃乗車する人もいるだろうが、細かくチェックする人件費は設備費を考えたら、この方が安くて効率的なんだろう。

Pragueの観光場所は少なくて、とりあえず有名なミュシャ美術館に行く。こじんまりとした展示で分かりやすい。ミュシャの作品はリソグラフ印刷なので、美術的価値はどうなんだろうかと心配になるが、美しい作品であることには違いない。多作の人だったんだなあ。近代から現代にかけては、こういう芸術もあって良いだろう。

キュビズム博物館のカフェでお茶する。ケーキが有名らしいが、見た感じはそれほどでもない。お値段がお手頃なのがウレシイ。しかしカードが使えないのはキビシイ。そして酷暑なのにエアコンが無い。これは仕方ないのだろう。

街中を歩いてみて、ラテン系の国ほどいい加減でなく、それなりにチャンとした印象を受けた。信号は守るし、ゴミは比較的少ない。トイレもキレイだし、紙もある。ちなみにParisやRomeだと便座があればラッキーなレベルで、最悪は便座も紙も無くドアも閉まらない。それなりに治安は良いレベルなんだろうな。

夕方はホテルに戻り、ホテルの屋上にあるレストランで夕食。少し涼しい風をあびながら、暮れゆくPragueの街並みを眺めながらの夕食は最高。だが、屋外なので虫が飛んでくるのは閉口ものだ。EU圏のレストランは屋外で食事するのが良いこととされているが、虫には無関心なんだろうか。