文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

HOBO BAG カバン第7号

2014-07-24 10.51.22

ようやくとHOBO BAGが完成。ビニール生地でサンプルを作ってから1ヶ月ぐらいかかってしまった。その間、仕事が忙しかったりして、なかなか作業が進まなかったんだけど、この三連休でようやくと完成。

2014-07-24 10.52.06

生地は日暮里トマトで購入した、リトアニア製のリネンキャンバス。繊維は麻なので非常に固いが、織りがざっくりとしていて柔らかい。丈夫なのか弱いのか良くわからない生地だが、暖かみもあるし、風通し良く涼しげでもある、不思議な風合いの生地だ。

内張りはユザワヤで買った和柄のコットン。裁断する前は普通に和柄だったが、縫い合わせてみると、不思議とアーリーアメリカンな雰囲気にもなっている。コシが無く柔らかいので、リネンキャンバスと組み合わせると、非常に柔らかい雰囲気になる。内張りのポケットは全て木ボタンにして、ファスナは使っていない。ポケットは大小合わせて5個つけてみた。

底と持ち手の部分はフジトウで買った鹿革。この素材は初めて使ったが、非常に柔らかいのと、しっとりしているので、カラダに馴染みが良い。特に持ち手の部分はすべらないので持ちやすい。底の部分は玉縁にして少しだけ強度をもたせている。これで、机や地面に置いた時の座りがよくなっている。持ち手の中には低反発クッションを二重に入れて、当たりを柔らかくしている。

留め金替りのボタンは、日暮里で買ったフランスのアンティークのボタン。素材は陶器らしい。色合いが鹿革と合っている。ボタンに巻きつける革紐は馬革、革紐の先のアクセサリーはイスタンブールのアクセサリ問屋で買ったもの。使い道が無くて、放置していたが、ここでようやく登場となった。

予想以上に良い感じなので、同じデザインで数個作ってみたい。柿渋染めの生地もあるしね。全体を鹿革で作るもの良いかも。