最近のカバン作り

最近ここの更新が滞りがち。ポジティブな近況はFBにUPしてしまうし、ネガティブな事柄は忘れるようにしている。最近はネガティブ、ポジティブが極端なような気がして、ここに書くべき中庸な出来事が少ないのかも。それはそれで良くないことのような気がする。


革鞄作成はなんとなく日常と化しているので、そろそろこちらに書いても良いかもしれないと思い始めている。


以前は、厚目のオイルヌメ革に真鍮金具とリベットを多用した、どちらかと言えばゴツい系のカバンがほとんどであった。とにかく見た目重視。実は、その手のカバンの作り方しか知らなかったんだな。


それが、先日のポール・スミス氏の東京モード学園での講演会での発言「カバンで一番大事なのは実用性」を聞いてから、俄然、カバンに対する考え方が変わったような気がする。カッコ重視よりも、実際に使えるカバンが良いのでは、と。


その発言を聞いて少ししてから、フジトウ商事で馬のヌメ革に出会ったのも大きかったな。牛革とくらべて非常に軽いので、きっと実用性は高いと思った。この馬革を1mmに漉いてもらって、ミシンで縫ってみたら、案外と良い感じになった。これにユザワヤで買った薄手の帆布で内張りを作ってみたら、予想以上に良い感じに。


ここでミシンが使えることが分かったのが、一番大きな変化になったと思う。自分の身の回りにはミシン製品がたくさんあることが、改めてわかる。ミシンは素晴らしい!


そんなこんなで、実用性を考えてカバンを作ることにしたんだけど、やっぱり試行錯誤の連続で、作ってみないと実用性があるかどうかも分からない。なので、とりあえず練習作として作ってみたのが、このカバン。馬のヌメ革のあまりを使っている。底の部分は地球儀の展開図である舟型多円錐図法を用いて、半球を作ってみた。結果はかなりイビツで満足行く仕上がりではない。それでも、このカバンを通勤に毎日使っている。使ってみて、不満も出てきたが、愛着も湧いてくる。一応、考えて作ったので、使い勝手は悪くはない。


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その辺の不満や前回の反省をふまえて、ふたたび舟型多円錐図法を大胆に使って球形のカバンを作ってみた。こちらはまだ仕上げの縁カガリをしてないけど、形的にはほぼ完成している。革は牛革のクロムなめし。実は、革素材にはあんまり納得がいってない。やっぱりヌメ革が良い。

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内側にはパスポートが2冊余裕で入る大きめのポケットが2つ。スマホ、定期、万年筆の専用ポケットをつけた。それからなんとなくガサっと入れるポケットも。フタは無くして、巾着状にしてみた。フタが無いと、スリが不安だし、カバン落とした時に中身ぶちまけてしまう。かといって、ゴツいフタをつけると使い勝手が悪い。なので今回は巾着にしてみた。使い勝手はどうかな?


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