文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

オペラコンサート撮影

バリバリのバリトンのオペラ歌手、崔宋宝先生よりオペラコンサートの撮影依頼が写真部に来たので、昨日は県央部の公会堂まで撮影に出かけた。出演は森麻季さん(NHK大河ドラマ坂の上の雲」の主題歌の人)、中澤きみ子さん(ストラディバリウス保持者)等など豪華な顔ぶれ。

 

撮影には写真部から自分を含め3名。ただしオペラ撮影経験者は私だけ。ちょっと心配なので、一応経験者として簡単にアドバイスみたいなことを伝えておいた。本当は人にアドバイスするのは好きではない。なんだかおこがましくて。

 

11時に会場入りして、スタッフのかたにご挨拶してスタッフ証を頂く。それから崔さんにご挨拶し、今日の撮影の簡単な打合せ。基本歌っている間は撮影しないで、拍手とアンコールの時だけは歌っている間の撮影可能。ただし、撮影ブースからは歌っている間の撮影が出来る、等など。基本ラインは崔さんと確認し、実際の撮影方法はスタッフと相談。親子室という名のガラス張りの防音室があるので、そちらを撮影ブースとして使うことにした。上手下手に1つずつあるので、そこに一人ずつ配置し、残り一人を会場内に配置することにした。ブースに三脚を立てるが、これだとアングルがほぼ固定されてしまう。ただ、オペラコンサートは歌手がほとんど歩かないので、三脚でも十分対応可能。後はアンコール時にステージに崔さんの後援会の方々が上がるので、その全体風景を撮って欲しいとのこと。有名人と一緒にステージ上がった写真が欲しいらしい。

 

リハ風景を軽く撮影して、スタッフ用のお弁当を頂いて一息入れると、すぐに開場時間に。開場の風景など撮影して、すぐに撮影ブースに入る。母子室なのでガラスが子供の手垢で汚れているので、レンズの前だけガラスを磨く。撮影ブースからはNikon D700に縦グリップ、300mm F2.8+テレコンx1.7が基本で、時々テレコン外す程度。サブカメラはSONY DSC-RX1Rを持ってきたが、あんまり使わなかった。後はステージ上のど真ん中の一番前に、SONY HDR-AS15を超小型三脚に付けて設置してきた。これは10sec毎のインターバル撮影(静止画)を撮らせている。画角が170度なので、ほぼステージ全部が入るぐらい。

 

コンサートが始まり、撮影開始。動きが無いので似たようなカットが増えるし、照明が暗いのでISOを6400まで上げることになる。当然、画像は眠たくなるし、かといって、意外と腕や顔が鋭く動いたりするので、シャッター速度もそれなりに必要。撮影条件は悪いが、その中でもベストを尽くさねば。

 

 

途中休憩を挟んで後半戦も撮影し続け、アンコールとなる。カメラを三脚から外して、24-70mm F2.8にレンズを付け替える。開場風景ではスピードライトとディフューザーを使ったが、スピードライト無し。会場の風景も交えて、お約束した写真を撮影する。これがあっという間に終わり、コンサートも全て終了。撤収を急ぐよう言われているので、早々に機材をまとめる。HDR-AS15も回収し、早々に帰路につく。撮影枚数は2,000カットぐらい。これを最低でも100以下にしないとな。キビシイ作業だわ。