文書生活 : TEXT LIFE

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カブロボ

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自動認識技術や人工知能に関する技術開発は、最初は汎用性のある「なんでも自動認識(判断)できる」ことを目指すのだが、人間や生物がもつ汎用性を実現するアルゴリズムは非常に難しい。大体汎用性を求めると性能が低下する傾向がある。で、性能を向上させるためには汎用性を捨てて、処理対象を限定して性能を向上させて実用レベルを獲得するのが常である。例えば最近のデジカメに搭載されている顔認識によるオートフォーカスなどである。この技術は、人間のようにどんなオブジェクトも認識できるわけではなく、人間の顔らしき領域を認識する。

この記事で出ているカブロボは株売買に特化して性能を向上させたある種の人工知能なんだろう。このように記述すると人工知能を研究している方々から「この程度では人工知能とは呼べない」とツッコミが入るだろうが、一般的な視点から考えれば人工知能と言っても差し支えないだろう。どの程度の性能(運用利益)が出せるのか興味深い。中長期で見ると人間と同じくらいだったりして。

5億円を実運用する「第1回スーパー・カブロボ・コンテスト」を開催 - ZDNet Japan

この記事で年率は500%を上回ったらしい。このカブロボの性能が上がっていって、突然変異的に人形遣いが現れたりすると面白い。