文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

自転車取り締まり

日本経済新聞

警察庁は25日、警告を無視して赤信号を渡ったり、歩行者近くを危険な猛スピー
ドで走るなど悪質な違反を繰り返す自転車運転者に、刑事処分の対象になる「赤
切符」による取り締まりを積極的に進めていくことを決めた。自転車の交通違反
は事実上“野放し”状態だが、自転車が関係した事故が増加、運転マナーの悪さ
を指摘する声が高まっており、厳しい姿勢で臨むことにした。

自転車を利用する人たちに対して、自転車は軽車両であること、道路交通法を守
らなければならないことや、道路交通法の中身を知る必要があること、を広く知
らしめていくんだろうか。

それをやらずにいきなり取り締まりを始めたら、生活の足として自転車乗ってい
る人たちは、結構戸惑うのではないでしょうか(趣味として自転車乗っている人
は、軽車両であること、道路交通法を守ることを知っていると思うのですが)。

自転車に乗ったオバチャンを警察官が呼び止めて
「歩道を自転車で走ったらダメじゃないか!はい罰金ね!」
「どうして自転車で歩道を走ったらいけないのよ?」
「自転車は軽車両で道路交通法に。。。」
「そんなこと急に言われてもねぇ?今まで大丈夫だったじゃないの」
「いや、今までもダメだったんですけどね」
「だったら以前から注意してくれれば良かったじゃないの!今更言うのはおかし
い!」
「だから。。。」
という議論が全国各地で起きそうです。

広く道路交通法を知ってもらうには、地域で無料講習会を積極的に開催するとか、
小学校で自転車教室を必須にするとかの対策が必要になるんじゃないかな。一足
飛びに「免許制」にすると、自転車利用者には子供から老人までいるので、難し
そうだな。

道路交通法で行くと基本的には自転車は車道を走らなければならず、許可された
場所以外では歩道の走行は禁止されている。なので、子供から老人まで自転車で
車道を走ることになるのだが、交通量が多く車道も狭いし路上駐車も多い道路で
は、自転車の車道走行がキケンな場所も多い。自転車と車の事故が増えなければ
良いが。

これを機会に、自転車道や自転車走行レーンの整備につながれば良いんだけどね。