ハンドヘルドPCという言葉があった。詳しくはLINK先のWikiに記載がある。日本語に訳すと「小型の手持ちサイズの携帯情報端末」。定義上はKBDの有無は問わないが、KBD有りでかつブラインドタッチ可能なものをハンドヘルドPCと呼んでいたと思う。KBD無しはPDAと呼ばれていた(Palmが有名)。ハンドヘルドPCの定義はマイクロソフトが決めているが、手持ちサイズPCとほぼ同意だと思っている。
このハンドヘルドPCにハマった人は、大きく分けて3系統あると思っている。複数系統を患っている人も多かった。私は[1][3]系でした。
[1] Note PC(当時はLaptop PCと呼ばれた)を小さくしたいと思っていた人
[2] マイコン野郎(蔑称ではなく敬意を込めて)
[3] ポケコンマニア
デバイスとしてはPC-8201、HP200LX、DOSモバ、Libretto、PalmTopPC110などの沼が深かったと思う。流石に今は抜け出していると思う。HP200LXは約30年前だ。最近だとGPDがハンドヘルドPCの延長線上にある気もする。ゲームデバイスに振りすぎだけど。
ハンドヘルドPCを真面目に作ったのがVAIO Pだったと思っている。今では忘れられているが「小型化といえばSONY」の時代があって、それの最後のデバイスだったかもしれない。そのVAIO Pが復活するかもしれない、とのこと。
KBD付デバイスはKBD付スマホとして時々現れてはいるが、今一つ市場を作れずに消えていっている。iPadとBT KBDの組み合わせは生き残っているけど、ハンドヘルドではないんだよね。ハンドヘルドPCの必要条件の一つは「電車内で立ったままKBDが打てる」と「電車で座ってブラインドタッチ」の両立だと思う。
そういう意味ではVAIO Pは優秀だと思うのだ。復活を期待したい。宣伝時にはジーンズの尻ポケットに押し込んで欲しい。無理ならコレに入るサイズで。