文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

富士無線でD-STARとWIRES-Xのお話を聞く

YPSで1年点検を予約した後、都内まで移動。今日は雨なので愛車M240i号で首都高を走る。首都高は値上げした。ウクライナ-ロシア戦争にかこつけて何でもかんでも値上げだ。値上げしてもインフレにはならないよ。ただただモノの値段があがっていくだけ。給与はそのまま、なんなら減額、加えて増税。電気自動車も普及してくると大排気量のクルマも完全に趣味扱いになりそうだな。

西銀座の駐車場にクルマを止める。ここは週末は一日2000円でOK。都内の駐車場としては格安。地下鉄駅にも近くて濡れずに行ける。しかも空いている。銀座のど真ん中にしてベストな駐車場。注意するのはフェラーリ、ポルシェにロールスロイスと超高級車ばかり止まっているのでぶつけないように最新の注意が必要なこと。

日比谷線秋葉原まで移動。今日は書泉で1アマの本を立ち読み。内容的にはモールスの実技も無くなったのでペーパーテストのみ。基本的には3アマの延長線上だ(すべての無線工学は3アマの延長線上にあるとも言える)。法規は問題数が増えるのと、問題文が長く複雑になる。工学は問題が複雑になるのと(メッシュ抵抗とか)計算量が増える。前回の3アマでは参考書と問題集を買ったが、問題集だけやった感じ。2陸特も同様に問題集だけ。しかし1アマは参考書が必要そうだ。

1アマを受けると決めてはいないが、試験勉強は定期的にやったほうが頭の健康には良さそうな気がしている。暗記する作業は、普段使っていない脳の部位を使っている気分で新鮮だ。

それ以上に「試験勉強」は自分のアイデンティティの一部なのかもしれないと思い始めている。「試験勉強」していると気分が良いのだ。自慢とか傲慢ではない。学生の頃は試験勉強をしていたわけで、歴史の出来事を暗記したり、数学の公式を暗記して応用問題を解いたりしていた。試験で良い点が取れるのは良い気分だったし、達成感もあった。試験勉強はそんなに嫌いではない。ただし科目によるが。

1アマの本は有隣堂でも手に入ることが分かったので今日は買わず。というか1アマに関する出版が少なすぎる。人気の無い資格だからな。

そのままブラブラと歩いて山本無線に行くがビル立て直し中なのでラジオセンター店のみ。仕方ないのでロケットは相変わらずののんびりとした雰囲気。短いアンテナ線を買う。ついでにヨドバシで小さい三脚を買う。そろそIC-705を運用開始するので、小さい三脚にアンテナを立てて、それと本体をつなぐ短いアンテナ線が必要なのだ。

最後に富士無線を覗いてみる。ハンディ機を見ていると店員さんが色々と説明してくれた。話の流れでD-STARTとWIRES-Xの説明になり、今まで良くわかってなかった、2つのシステムを説明してくれた。これが非常に分かりやすくて、大変参考になった。どちらにも長所短所があるが、多くの人は両方運用しているそうだ。この辺りはセールストークかもしれないが、説明を聞いていると納得してしまう。店員さんはプロとはいえ、話が上手い。危うくFT5Dを買ってしまいそうになった(笑)。

その説明の中で「既に通信相手との物理的距離という概念は、D-STARなりWIRES-Xなりでは無くなりつつある」と。そうなると大出力機は無意味だな。使い勝手の良いデジタル機があれば楽しいということになる。本来のアマチュア無線的な楽しみ方(CQを出して知らない人と話をする)としてはWIRES-Xの方が楽しそうではある。

30分ぐらい話を聞いてしまった。何も買わずに店を後にするのは心苦しいが、とりあえず一時撤退して、情報を整理する必要がありそうだ。D-STARなりWIRES-Xが主流になっていくと、1アマ2アマの意味が薄れるなあ。単に試験勉強のための勉強みたいになってしまう。まあ、それでも良いのだけれどな。バイクは排気量マウント、無線は出力マントなのかもしれないし。